定子と枕草子と清少納言 | フローレンフクのブログ

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春はあけぼの。

大河ドラマ「光の君へ」は創作ということはわかっている。けど、出家してしまった定子を慰めるための枕草子となると感慨深い。

「出家」 生きながら死んでしまうことである。
兄の罪から内裏を追い出され、家も火事になる。

すべてを失った彼女である。今のようなTV、ラジオもないのである。ましてやSNSもなく、外出もままならない。

そんな彼女支えは枕草子。

「春はあけぼの…」単なる季節の美しさだけでなく、春は春の思い出。夏は夏の思い出を思い浮かべてたのかもしれない。その思い出には、帝を始めとする家族、清少納言を始めとする女房たちもいたかもしれない。

そういうものを含めて彼女を慰めたのかもしれない。

一つ解せないのが、花山院。あの方も出家したはずなのに、彼女のところに通うのね。おかしくない?