ここで取り上げるデザインとは、単に色や形のバランスによる美しさを演出するという効果のみを指すものではありません。
私たちの考えるウェブに於けるデザインとは、作り手の意図するものを最も効果的なビジュアルで表現し、ユーザーの使い勝手、サイト全体にまたがる情報構造の整理、システムとの連動、新しい技術の効果的表現、管理のし易さ、検索エンジンとの相性、内包する戦略やビジネスモデルの効果最大化を目指す等、非常に多岐に渡ります。そういった意味では、ウェブをデザインするというよりむしろ仮想空間ビジネスを創造すると言ったほうが適切かもしれません。
人は情報の80%を「視覚」から得ると言われます。
それほどに、人は目で見えることから様々な判断をし、第一印象を持つということです。故にデザインは手の抜けない重要なポイントとなります。デザインされた個別の色や形には意味が存在し、それらを組み合わせた時にメッセージやリズムが現れるようになります。皆様が商品を選ぶ際にもデザインで選ぶと言うことは非常に多いと思います。
例えば車。
いくら性能や燃費が良くてもデザインが悪ければ売れません。デザインと言うものはそれほどまでに力を持つものなのです。
では、ごく日常のビジネスシーンを想定してみましょう。
あるプロジェクトを遂行するに当たって、必要とする商品やサービスを提供している企業を探しているとします。あなたが第一にすることは勿論「検索」です。その検索結果から5~10件のウエブサイトを訪れます。そして幾つかの取引先を絞り込みます。この一連の行動の中でユーザーの第一印象を確実に掴めるかどうかが最初の関門です。
約半数(46%)のユーザーがデザインによってそのサイトの第一印象を決めるとする統計があります。そこでの第一印象が悪いようでは話になりません。
潜在顧客の多くが、御社のウェブサイトを訪れ情報を集め、品質をチェックしています。今日ではウェブサイトは企業の顔となりそこで提供される情報は御社が提供する最初の商品であり、サービスであるとさえ言えるのです。幸か不幸か、ユーザーはサイトのデザインの質で御社の商品やサービスの品質を査定してしまうのです。
いくら会社の信頼性や製品の高品質を声高に叫んだところで、サイトのデザインがお粗末であればユーザーからの信頼は得られないと考えた方がいいでしょう。