東日本大震災から１３年経ちました。
この時私はまだ僧侶どころか仏教徒どころか無宗教でした。
当時は何故こんなひどいことが現実に起きるのかと思っていました。
「人間何様ですか」と、この世を動かすのはもっと大きな存在で、人間ではないということを知らされました。
たとえ人工的に引き起こされた災害だとしても。
やっと現地でお経をあげることができました。
このポイントは読経の声が拡張され、あたり一帯に響き渡りました。
冷たい風が吹いてました。
この日、宮城から広島へ帰ったのですが、私はまだ道中だったのに留守番中の住職に異変が起き、私が何かと一緒に帰ってきてると確信したそうです。
夜無事にお寺にたどり着きました。
暗い山道を、ずっと御題目を一時間あげて運転して帰ってきたわけですが、、
帰ってきた私に対して住職はしきりに本堂でお経をあげてと言ってくるので、喜んであげさせていただきました。
そんなに長い時間上げ続けたわけじゃなかったけど、一言一句丁寧にあげさせていただきました。
清々しさも感じるほど
しかしお経が終わると
静けさが待ち受けてるはずだったのに
暫くの間
ずっと
ずっと水が流れる音がしていました。
ザーーーーーー・・・・という音が。
この震災を機に
価値観というのでしょうか、
心の中でいろんなことが大きく変わっていきました。
供養も大事です。
生きてる人も、心のありかたをもっと神仏に近づけていかないといけません。
お読みくださり、ありがとうございます