スタディツアーで宮城県石巻市のモリウミアスへ行ってきました。
東日本大震災ではたまたま地形的な恩恵があり、この建物は無事だったとのこと
さて、ここは、モリウミアスが運営する「山村留学」で、主に都市部に住む小中学生が1年間親元を離れて雄勝町の小中学校に留学生として通いながら、寮での共同生活を送る取り組みが行われているそうです
自然と共生するプログラムで、朝起きて朝食を済ますと、その日のお風呂のための薪割りから始まるそうです
建物の中には、、
日本を代表する雄勝硯
建材に使われたりアートの一部になったり
とてもオシャレでした
海外からアーティストが来られることもあり、
校舎を描いたこの絵は、なんと手作りの絵の具で完成されました
絵の具がないなら作ろうよってことで油と土を混ぜて自然な色合いに
天井に飾られた作品も芸術的です
水だって再生します
建築材料も１から作ります
もともとは小学校で廃校になってしまったけど
モリウミアスとして生まれ変わっても、小学校の面影はそのまま残されたそうです
近所に暮らす学校の卒業生さんは、仕事帰りにモリウミアスから湯気が上がってるのを見たりすると、廃校になっても子ども達が活動していることを肌で感じられて癒やされてるとか
建築的視点からのお話もおもしろかったです。
屋根の梁は、漁師さん達の手作りで船の造りと同じだそうです
（船をひっくり返したカタチです）
注目すべきは↓↓写真の右下部分
行政だったら、何かとクリアしないといけない条件などが多く、ここまでの施設を作り上げるのは無理だったかもしれません
支援しているのは日本財団だから、クリアしないといけない諸問題は自治体よりはるかに少なく支援先の自由度もきく。
だからここだというところにこうして大きく援助ができるのだそうです
嬉しいことにモリウミアスは子どもだけの為の施設ではありません
大人もここで過ごすことができるみたい
モリウミアスは漢字に置き換えると「森」「海」「明日」
ここでヨガとか瞑想しながら、法話を聴いたりしながら過ごせたら、、
大人も元気になってまた社会に出て頑張れそう
お読みくださり、ありがとうございます
スタディツアーに参加させてもらえて本当によかったです