函館2日目〜義母に面会〜 | KOZOUのブログ〜内なる旅〜

函館2日目〜義母に面会〜





函館2日目のメインは

義母が入所している老人ホームに

会いに行くこと💡




事前に予約を取っていたが

面会時間はわずか15分だそうだ⌛️





老人ホームまでは実家から車で5分足らず🚙





面会は4時からだったので

それまでの時間

冷蔵庫や

調味料や乾物などの収納棚を

片づけることにした




すぐにでも処分が必要だった食材は

既に義妹が片付けていてくれたが

どこの家にでもあるマヨネーズやケチャップ

焼き肉のタレ、ドレッシング等などが

未だ手付かずで残っていた💧




昭和ひとけた生まれで

専業主婦

しかもとびきり家庭的な義母




常に家の中は綺麗に整えられており

時節に合った飾り付け

旅先で買い求めた民藝品も置いている




若い時から実家を離れて

一人暮らしだった息子(ダンナ)の元には

手作りの押し花のはがきに

体調を気遣う言葉がしたためられたものが

たくさん届いている




それでいてセンスが良く

カラッと明るい性格のスポーツウーマンで

嫁の私にも意地悪なところは皆無だ




朝昼晩

三度三度の食事をきちっと作って義父に出し

滅多に店屋物を頼んだり

外食することはなかった




だから当然

その分の食材も調味料も買い置きが山程…😅





空き瓶やペットボトル

プラスチック容器を洗って乾かし

ゴミの分別も函館市のルールに従って

45ℓのゴミ袋3つになった



それでもまだ全て片付いたわけではないガーン




ふと自宅の台所のことを考えて怖くなった😱




無駄なモノ

期限切れのモノが

冷蔵庫の奥の方に隠れてはいないか🥶





一家の主婦が何の前触れもなく倒れるということは

一事が万事こういうことなのだなぁと感じ入った




台所などほとんど足を踏み入れず

ケトルでお湯を沸かすのが関の山という

うちのダンナも含め残された男性の皆さんは

さぞ途方に暮れることだろう🤷🏻‍♂️




帰宅したら

自分の冷蔵庫やストック棚を片付けよう

そう決心した日であった🔥





私が冷蔵庫に顔を突っ込んでいる間に

ダンナがセイコーマートで買って来た

おにぎりとお味噌汁

簡単なおかずでお昼を済ませて

義母のホームに出かけた🚙





面会は未だコロナ感染の予防対策の為か

入り口近くに設けられた面会スペースで🛋️

ここなら確かに換気も良いだろう⭕️





スタッフの方に促されて

ソファに腰掛けて待っていると

まもなく長い廊下の向こうから

ヘルパーの方に車椅子を押されて

義母が近づいて来た




立ち上がっている私達に気づくと

初めは怪訝な表情でこちらを見ていたが

「あれっ❓◯◯ちゃん❓」

と元気だった時と同じ声の調子で呼んでくれた💫




私の実母が去年亡くなったことは

すっかり忘れてしまって

「横浜のお母さんはお元気❓」と言っていたが

「去年亡くなったったんですよ」と言うと

私を労うような言葉もかけてくれた




実父も脳梗塞で倒れたのでわかるのだが

重い後遺症が残っている場合

顔の表情が乏しくなるものだ



表情って顔の筋肉や部品だけでなく

やはり脳の機能によっても作られるのだなと

今更ながら感じる💡




それでも

当初の容態に比べると

明らかに驚くほどの回復を見せてくれていて

安心したのと同時に

何とも言えない切なさを覚えた




半身不随になっているので

病院にいるのだと理解しているようで

「家に帰りたい」とは言わないようだが

それでも内心疑問に思っていることや

我慢していることもあるだろう




義父が亡くなっていることも忘れて

「お父さんはどうしてる❓

元気なの❓」

とダンナには尋ねることがあるという




初めの頃

困ったダンナは

「オヤジは亡くなっただろう⁉️」と

やや強めに言ってしまったこともあったという



義母は

「そんなことを言うと悲しくなる」

と悲しげに言うと聞いたので

否定的に言うのはやめた方が良いと止めた👎



義父が亡くなったと知る度に

悲しい思いを繰り返さなければならないのは

可哀想過ぎる



それ以来

「大丈夫だ、心配するな」

と嘘をつかないまでも

否定はしないように皆んなで心がけている




15分の面会時間のはずが

1時間近くも一緒に居させてくれて

ヘルパーの男性が迎えに来てくれた🕔



すると義母は

「もう❓横浜は遠くてなかなか会えないんだから…」

とヘルパーの方にしっかり不満を訴えていた🤭



元来の勝ち気な気性は健在だ

うんうん、相変わらず気丈で良い❗️



「また来ますね♪」と手を振ってお別れし

長い廊下を

また車椅子を押されて自室へ帰って行った




義母の良好な回復に安堵すると同時に

切なくて熱い想いが胸に込み上げてくるのを感じながら

帰路に着いた