これだけは どうしても聞いておきたかった事がある 

もっとも心底心配なこと 

それは輸血拒否です  

平成20年の時、うちの母がT大学病院にて手術をする時に担当医から 

「なんという宗派ですか?」 

と聞かれ、最初『法華講のかた?』と思ったが(折伏しようとしたのかと思ったから) そうではなく誓約書が四枚綴りになっていて、そこには輸血許可や麻酔許可(😵💉麻酔拒否する宗教って一体!?)をしてくれと記載されていた。輸血の必要性がある際には許可して頂きたいので手術を受ける本人と家族にサインをしてくれと担当医に言われ書き方の説明を受けながらサインし印鑑を押した。 

ここで大昔にビートたけしの「説得」というドラマを思い出したんですよ 
ある家庭の小学生の息子さんが交通事故になり輸血が必要だと言ってるのに母親が輸血を拒否して、どんなに外科医が懇願しても許可をしなかったので残念ながら息子さんは死んでしまったという実話(ビートたけしはその息子さんの父親役) 


今でも覚えてる場面があり

息子さんが危篤になる寸前に

「ぼく…生きていきたい死にたくない」

そう言った後に意識不明の重体となり、医師たちが慌てて 

「血圧低下だ!大変だ!お願いします!輸血すれば助かるんですよ!」 

でも母親は 

「ダメです!イエスの教えに背くなんて!神のお怒りにふれることになります!」 


「アンタは母親じゃない!鬼だ!」


ついに助からず息子さんは無念の死を遂げてしまったんだけど、その遺体の前で母親は

「イエスの教えを守れて良かったわ、この子はイエスのもとへ旅立っていけたんだからこれでいいのよ」 


普通は自分の可愛い息子が死んだら狂うほど悲しいはずなのにね 



私自身も輸血拒否にはどうしてなのか?納得できなかった… 


「あのさぁ大昔ねビートたけしが主演してた「説得」っていうドラマあったじゃないですか息子さんが交通事故になり外科医が輸血させてくれって説得してんのに両親がダメですって輸血拒否してて息子さんが助からず死んでしまったっていう話、輸血拒否って本当にあるのですか?」 


永沢 「えぇ、あれね知ってますよ。輸血拒否というか輸血禁止ね、ありますわ」 


「永沢さん…もしもね娘さんがそうなったらどうします?」 


もう賭けはできない…きっと答えは  


永沢 「しませんよ」 


(-_-)やっぱりな… 


「なんで?理由を教えてもらえませんか?」 

すると永沢さんはまた聖書を目繰って 

永沢 「イエスは血を食べてはならない血を避けていなさいと言っています。」 

申し訳ないがそれくらいしか覚えてない。 なんかゴチャゴチャ言ってたけど記憶にない(くだらなくて聞いてられなかったな…😔)

…血を食べてるわけじゃないじゃん輸血じゃんよ 
輸血はチューブ(カテーテル)で体内に入れてくんだよ 

なんか途中から永沢さんの相手してられないって思っちゃってさ…(ほんとはそんなんじゃいけないんだけど こっちまでおかしくなりそうだった…ただてさへ精神がさぁ) 


永沢 「輸血をしたばかりに亡くなられてしまった方々もいたりするのよ、もしその時にね輸血して助からなかったらどう責任取るんですか?そうなってしまう確率だってあるんですよ、それに献血車ってあるでしょ、あんなの意味ないわよ(笑)」 


そりゃあね なかにはヤブ医者もいるんだろうけど、でもね医者になるのに皆さん医科大学に6年間通うんだよ、時には研修医として朝早かろうが深夜であろうが帰宅できず、レポート書いて提出しても「これじゃ駄目だよ、もう一度やり直しなさい」と言われて何度も書き直されたりして苦労して国家試験を受験してやっと合格してるんだよ 
それに何百人って患者を診たり切ったりして経験積んで治してるんだからさ

助からないとかヤブ医者にあたってしまうなら過去世による罪障や因縁ですよ  

永沢「それにね元々人間は死なない生きものなんですよ」 


「は?何いってんの?人間はいつかは死にますよ」 


永沢「いえ!死なない生きものだったんです。 アダムとエバって知ってますか?」
 

(¬_ ¬ ;)なんかね永沢さんが言うにはね 
ヤハウェが、この世で1番初めに作った人間をアダム(男)とエバ(女)という2人組のカップルなんだって 
アルメニアにヤハウェはエデンの園という村を作りそこにアダムとエバをヤハウェが作って置いといたんだって(置物じゃあるまいし…) 
この世の全ての物体はヤハウェが製造していった。そこに生命の木と知恵の木という名前の2つの木があり、様々な名前が付いた果実があるが決して善悪の知識という名前の果実(禁断の果実)だけは食べてはいけないとヤハウェはアダムとエバに忠告していた。ある日、蛇がエバに善悪の知識の果実を食べさせようとして騙して食べさせてしまい、それを知ったヤハウェは激怒し、蛇はたちまち腹這いの生物となってしまい、エバを含めてこの世の全ての女性人間たちは妊娠と出産の苦痛が与えられる事になり、またアダムを含めてこの世の全ての男性人間たちは働いて金を得なければ食料を手にする事が出来なくなってしまい、そしてこの世に存在する人間や生き物すべては死ぬようになってしまったのだという  

(-_-;)なんのこっちゃ アダムは食べてないのにね  

そんなの本当に信じてんのかね?
まるで親が子供に読んで聞かせるアンデルセンやグリム童話みたいな話を真っ向から信じてんのかね? 

前にも書いたが体調悪く精神がヘビー状態だったので(あの頃やっと生きてたから) 
「そんなことないですよぉ!」としか反論出来なかった…(もうなんかさ付き合いきれなかったっていうか…) 

なので ここで破折させてもらうよ(読んでないだろうけど) 

善悪の知識という果実を食べてしまってヤハウェを怒らせた罪により人間や全ての生き物が死ぬようになってしまったって言うけど、だったら最初からその果実なんて作って置いとかなきゃいいでしょ(人を騙すような蛇なんか作んなきゃいいじゃん)  
あるいはその果実を食べないように脳にインプットしてアダムとエバを作れば? 
だってこの世に存在する物体は全部ヤハウェが作ったんでしょ?なら簡単にそうやって作れるんじゃない? 
自分でその果実を作っておいて「食うなと言っただろ!」ってそんな話はないでしょ 
あとねヤハウェがこの世で1番初めに作った人間はアダムとエバだっていうが人間の1番初めはサルですよ学校で歴史を習わなかったですか?(原始時代) 
地球が誕生して氷河期が溶けだしていくうちに多くの恐竜たちが死に絶え、サルはクロマニョン人から人間へと進化していったんですよ 

そう言ってやれば良かったな…まっ、聞かないだろうね


永沢さんはさすがに疲れてきたのか諦めたのか腕時計を見ながら(そんなに長くは話してなかったとおもうが)

永沢 「じゃあ もうそろそろお暇しますわ」 


「もう帰るの?」 


永沢 「だって!あなたエホバに入らないんでしょ!だったらいつまでもここにいられないわよ!他にも寄るとこあるのよ!」


「そんな理屈に合わない外道やってても地獄に堕ちるだけですよ」 


永沢 「バカ言わないで!ほらブタ!行くわよ!」  

あぁ…この子も帰っちゃう…このまま大丈夫だろうか? 


「ごめんね疲れちゃったね」


「🎀(ب_ب🎀) ……………………」


「お勉強 頑張ってね」  


「🎀(ب_ب🎀)…………………… 」 


うっすらと大粒の汗が額に滲んでいた 
いくらまだ7月上旬とはいえ初夏なのだし暑いよね(‪🍦‬アイス食べさせたかったな) 

その子の名前はとうとうわからなかった(「お名前なんて言うの?」って聞いたとしても答えないだろうし永沢さんから「この子の名前なんて関係ないでしょ!」って言われるだろうな…) 

あの子の帰っていく後ろ姿を見てて1993年度 MTBのグラミーという番組でマイケル・ジャクソンが「僕は誕生日を祝ってもらったことなんてなかった…」と話してる場面を思い出した 

エホバでは誕生日やクリスマスを祝ってはいけないんだって(クリスマスなら祝う必要ないさ) 

母親のキャサリンがエホバの証人信仰者。
噂ではマイケル・ジャクソンはエホバの証人を辞めている、なぜならボランティアで世界中の貧苦な子供たちへ誕生日プレゼントを送ったり祝ったりパーティをしてあげる為だそうです。

もしかして、あの子は今まで誕生日を祝ってもらったことが無いんじゃないか 
バースディケーキを食べたことが無いんじゃないか 

たとえば友達から「はい、お誕生日おめでとう」とプレゼント渡されても 

「うちの子にそんなのあげないで!」

とプレゼントを突っ返されたり 

「もう、あんな子と遊んじゃ駄目よ!」 

と遊ばせてもらえなかったり  


だったらつまらないよね……  

私がもし母親だったらまず子供の心を先に考えるけどな…  
離婚してるってことも子供より自分のことしか考えられないほど余裕が無かったんだろうな 


もう関東では梅雨が始まりそうになって雨が頻繁によく降っている 
あとちょっとで6月… 
今年も半分終わってしまうわ… 

そしてまた初夏がやってくる 

あの子は今頃どこにいるのだろうか…
また何らかの形で逢えたらいいな