会ったことがありませんが私にとって気になる存在の御尊師様でした… 
 
 
日蓮正宗の歴史を振り返ってみますと数々の法難のなかで命を落とした御僧侶様や信徒の方々がいます   
この現在における疫病という名の法難の中で、まさに命懸けの御奉公を貫き通された方でした…  
 
 
御経日(夜の部)の時にもらった11/1付の大白法新聞を車のなかで読んでいたら
 
 
 
 
『え?嘘でしょ?もしかして!』
 
私は急いで帰宅し、本棚から平成27年度10月号【妙教】18ページに記載されてる竹内雄寧 御尊師様の布教講演〔求道心を実践しよう〕を読んで確認してみた   
 
 
『やっぱりそうだ!この方は竹内御尊師様の先輩だ!』 
 
 
読んだ方なら知ってると思いますが、この布教講演は竹内御尊師様が平成27年5月大韓民国ソウル布教所10周年記念と第1回 法華講総会に参加されて大感動したという内容です。 
その大韓民国ソウル布教所で責任者を任せられた方が曺 御尊師様です。  
曺 御尊師様は大学生の頃、竹内御尊師様と一緒に通学したり都会の寺にて在勤したり竹内御尊師様を弟のように可愛がって下さり、また卒業した後、曺 御尊師様は韓国へ留学し完璧な語学を身に付け、信心活動の面においても波ならぬ努力家で辛抱強く、竹内御尊師様が刺激的な影響を受けた方だそうです。
 
 
『こうしちゃいられない!!』 
 
だが次の日の月曜日は仕事なので寺に行けなかったので火曜日の夜に急いで寺へ駆け付け住職様に塔婆供養を頼んできました。 
もう少し早く訃報を知ってたら初七日から建てられたんだけど既に過ぎてたので五七日(三十五日)の塔婆を頼んで来ました。 
本来なら11/9が五七日だが私はこの日は寺に行けないので早目に11月5日に建てて来ました  
 
 
国境の壁は厳しく… 
中国もそうなのだが韓国は元々、日本人を敵視している… 
 
それは無理もない 
どうしても〝戦争路線〟がある
 
その憎しみは消えない…
なぜなら自分たちの民族,先祖を日本側に殺害されてきたからである  

私は人間が出来てないから『宗教ぐらい好きにさせてよ認めてくれたっていいじゃないか!何もわかってないくせに…』と愚痴を零してしまうのですが曺 御尊師様をはじめとする韓国に付いた住職方々は周囲から恨み辛みの刃を向けられ嫌がらせや迫害にあいながらも愚痴を言わずコツコツと折伏を続けてきました。なかなか日本から渡ってきた宗教・僧侶を受け入れて貰うには容易な事ではなかったのです。それでも屈折せず常に折伏し続けて韓国信徒を増やしていきました。肩身の狭い思いをしながらも、韓国を愛し、韓国で闘い、努力を重ね、今はどんなに小さな布教所であろうとも、いつの日か窓もドアも本堂も大きく住み良い寺院が出来て堂々と日蓮正宗・寺院と名乗れる日が来る事を夢見て命懸けて闘っていらっしゃるのです 
 
私は本山で韓国信徒の団体登山をする姿を見掛ける度に圧倒され感動した事が沢山あります。 
奉安堂に入る前に男性はネクタイを絞め直したり女性はコンパクトを取り出し化粧直しをしたり、他人の子供であっても上着がよれていたら直したり、言うことを聞かないとバシッと叩きます(普通なら「うちの子に何すんのよ!ってなるけど、それが当たり前のように叩かれて泣いてる自分の子に「お前が言うこと聞かないからよ!」と、またバシッと叩く)仲間意識が非常に強くて、まさに異体同心の姿でした。   
信心をしていくと命が磨かれていくうちに戦争で殺害されたのは全て自分たち先祖たちの過去世による宿業・因縁なのだと理解出来るようになり、いつの間にか憎しみや怨嫉が薄れて剥がれ落ちていきます。   

日本人に憎しみを抱く韓国の街で、あんなに沢山の信徒を増やしていったのは、まさに曺 御尊師様をはじめとする住職方々の熱き闘いの成果なのだと実感し感動致しました。 
韓国信徒の皆さんは曺 御尊師様や住職方々を心から尊敬されて信頼しています。 
本当に素晴らしい異体同心・僧俗一致のお姿でございます。

人種差別もなく怨嫉もなく戦争もなく平和な世界になるには信心が必要なのです

人間には誰しも貪瞋癡の三毒を命に刻まれています。 
その三毒を転じる事が可能なのはこの信心だけなのです。 

日蓮大聖人様は 

【正直に方便を捨て但法華経を信じ、南無妙法蓮華経と唱ふる人は、煩悩・業・苦の三道、法身・般若・解脱の三徳と転じて三観・三諦即一心に顕はれ其の人の所住の処は常寂光土なり】 

~当体義抄694頁~    

信心をして折伏する事により、汚れていた命が磨かれ功徳が備わり、また遠路遥々、大石寺に参詣すれば過去世の罪障が消滅されて邪悪な三毒は三道即三徳と転じて無量の大果報を得られるようになります。 

だいぶ前に日如上人猊下様も

「戦争も疫病も、また飢渇もすべて貪瞋癡の三毒より起こると仰せであります。この貪瞋癡の三毒がなくならないかぎり人々の苦悩や戦争はやみません。大聖人様の仏法は久遠元初の妙法をもってこの貪瞋癡の三毒を法身・般若・解脱の三徳に転じていく一切衆生救済の偉大なる教えであります。」 

~平成27年6月度,広布唱題会 
大日蓮,平成27年7月号~ 

と仰っておりますね 

最大な悲惨ともいえる戦争も全て私達の命にある三毒が元で起こり、そこにまた悪の因縁(宿業)が作り上げられてしまうのです 

だからこそ正しい仏法が必要なのです  

〖2〗へ続く