達也さん、よろしく!
と、御指名いただいたので…
割りとガチでやってみた。
僕は紳士だよ。女性の頼み事を無下にするわけないじゃないかベイビー。
本当にガチでやりすぎてちょっと恥ずかしいレベル。
心して見るがいい。
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ヒロイン(さてさて。ここにマカロンとマシュマロがあるわけですが)
数時間前
ヒロイン「なんですかこれは」
ジョシュア「マカロンとマシュマロだ。5kg分はある」
ヒロイン「質問を変えましょう。何ゆえにこの大量の甘味を我が部屋に運び入れたのか」
ジョシュア「ホワイトデーだからだ」
ヒロイン「なんですって?」
ジョシュア「聞こえなかったのか。ホワイトデーだからだ。3月10日はホワイトデー。常識だろう」
ヒロイン(はいジョシュア様童貞確定ー!)
ジャン「ですからジョシュア様、ホワイトデーは3月14日だと申し上げて」
ジョシュア「バカかお前は!3月14日なはずがあるまい!何故なら3月10日はさとう。砂糖。どう考えてもホワイトデーだろうが!バカかお前は!バカかお前は本当に!」
ジャン「は、はぁ…」
ジョシュア「全く…。お前が以前マカロンとマシュマロが好物だと言っていたから折角用意したというのに」
ヒロイン「あ、有難うございます」
ジョシュア「うん。礼を言ったからには全部食えよ」
ヒロイン「…はい」
ジャン「…」
――――――
以前迂闊にもマカロンとマシュマロが好きだと言ってしまった私は、見ているだけで吐き気を催す大量のそれを細目で睨んでいた。
取り敢えずマカロンとマシュマロが好きだと言っておけば可愛い女だと思われるんじゃないかと思っていた以前の自分に鼻フックしたいが、過去には戻れない。
ヒロイン(素直にわさび太郎とすっぱムーチョが好きだって言っておけばよかったな…。ぶっちゃけマカロンとマシュマロの美味さが全く分からない)
私はコロンとした可愛らしいピンクのマカロンを手に取り、これ絶対体に悪いわーと思いながら口に運んだ。
広がる砂糖の味に、思わず噎せてしまう。
ヒロイン「ジョシュア様は童貞ってだけで何も悪くない。悪いのは絶対私。無意識に猫被ってペラこいた私が全て悪いのだ。水はどこだよ水!」
ジャン「失礼いたします」
ヒロイン(やべ…っ、本性バレちゃう!)
ノックの音に、私は慌てて上品に座る。
こんな私だけど、恋くらいはする。
恋してる自分に恋してる感は否めないけど、それでも恋は恋だ。
ジャン「紅茶、いかがですか?」
ヒロイン「有難うございます!ちょうど、飲みたかったんです」
ジャン「おや、ナイスタイミングでした?」
ヒロイン「ばっちりナイスタイミングでした!」
ジャン「それはよかったです」
温かい紅茶を淹れるジャンさんの横顔を眺めながら、漂ってきた上品な香りに思わずうっとりとする。
同時に、思い出したのはバレンタインでのあのシーンだ。
ヒロイン(脈ありと思っていいのかな。いやーどうだろ。ジャンさんモテる上に私の推測だとサディストだからなぁ。上げて落として死にそうな顔する私を見て楽しむ気なのかもしれない。チクショウ!憎いねー色男!ほんと罪作り!嫌いだよジャンさんなんか!嘘、嘘。超好きです)
ジャン「ヒロイン様?」
ヒロイン「うお!?私は変なこと考えたりしてませんからね!?」
ジャン「…変なこと、考えていたんですか?大変興味ありますね」
ヒロイン「いや、だから考えてませんて!」
ジャン「ふふ、分かりました。そういうことにしておきますね」
ヒロイン「尋常じゃないこの敗北感」
にっこりと爽やかとも妖艶ともとれるような微笑みを向けてくるジャンさんを見て胸が高鳴ると同時に、私はなんとも言えない不安と虚しさを覚えた。
ヒロイン(…図に乗るのはやめよう。こんな素敵な人、私には勿体無いよね。勘違いお疲れ様でーすwwなんて言われたらショックすぎて火星に住むしかないジャンか)
ジャン「いかがいたしましたか?先程から百面相など」
ヒロイン「え!?あ、ああ、竹中直人の物真似ですよ!」
ジャン「確かに似ておりますね」
ヒロイン(似てんのかよ!竹中直人好きだけど嬉しくないわ)
複雑そうな表情をしながら紅茶と睨めっこする私を横目に、ジャンさんはクスッと笑う。
ジャン「ヒロイン様は、いつも楽しそうですね。見ているこちらまで楽しくなります」
ヒロイン「こう見えて人並みに悩みもあったりして」
ジャン「私でよければその悩み、聞きますよ」
ヒロイン「それは…」
ジャン「ん?」
にこやかに首を傾げたジャンさんから目を逸らし、私は思わず苦笑いをした。
ヒロイン(ジャンさんのことですって言ったらどんな反応するんだろう)
ヒロイン「私の悩みなんですが」
ジャン「ええ」
ヒロイン「実はですね」
ジャン「はい」
ヒロイン「…この目の前のマカロンとマシュマロをどうするかっていう」
ジャン「成る程。切実ですね」
当然、本当の悩みなど言えるはずもなく。
私はこんなに悩んでいるというのに、大人の余裕をこれでもかというくらい醸し出す目の前の人物。理不尽だけど少しだけ腹が立った。同時に、自分の子供っぽさが恥ずかしくも思った。
ヒロイン(どうしたら彼に釣り合うくらいの大人の女になれるんだろう。そうだよ。今の時代女も待つだけじゃダメなんだよ!)
ヒロイン「ふ…ふふふ…」
ジャン「今度はどなたの物真似ですか?」
ヒロイン「ふふふ…」
ヒロイン(見ていろジャンさん。ホワイトデーまでに私は中尾彰もびっくりの超大人な女に変身して身も心もメロメロメロンにしてくれようぞ…!)
ヒロイン「目指せクレオパトラ」
ジャン「?」
続く。
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続きは次の記事で。
超真面目に作ったつもりなんだが。その結果がこれだよ!
というか此度のホワイトデーイベ、三人分のハッピーエンドは一応見た。



ぶっちゃけユウが一番よかったんだが。
というか最近やたらユウにトキめくんだが。
無論、ルイスがナンバーワンなことは間違いないが、ユウはなんというか…
本編では腹黒だが一途で報われない。
そう。
大抵は報われることが多いというか色んな意味でチートなのが腹黒属性。創作での腹黒キャラの位置付けはそう相場が決まっているわけで。
なのにだ!
こいつときたら腹黒属性のくせに…
えっらい一途で報われないのだ。
だからだろうか。
イベントでユウ√を見ると心の底から祝福してしまいたくなるというこの感じ。
病んでてもいいのだ。キモくてもいいのだ。
一途な恋心をぶちまけられるならば。
ユウ「AVでは抜けないのに、あの子が“ちょっと御手洗い”って言ったその言葉だけで抜けるんです。先日はあの子が“フランクフルト食べたい”と言っただけで勃ちました」
グレン「最級者也。あな、おそろしや」
がんばれユウ!
そして今日のルイス君。
ルイス「ふう。無事に着陸できた」
エドワード「そうだね。何処に、いや、誰の頭に着陸できたか言ってごらんルイス」
ルイス「えっ!?う、うわああああああ!!え、エドワード様ぁあ!!」

本当にたまたまなんだろうが、すごい。