ジャン達がやってきた。
でも申し訳ないが今日は乙女ゲーの話ではない。
ちょっと兄弟の話をしてみようと思う。
昔言ったかもしれないが、俺には兄貴、双子の兄貴、弟がいて四人兄弟だ。俺は三男坊。
ぶっちゃけ三人ともイケメンである。
俺?
聞くなよ。
正直息子の俺が言うのもアレだが、母親は何気に美人だ。中身はアレだが。というか母親の家系が美形揃いなのだ。
変わって父親だが…
何処と無く漂う楳図かずおの臭い。
今まで生きてきて何度思ったことか。
何故この父と結婚したのか。
別に金持ちでもなく、ぶっちゃけ不細工だし声がいいわけでもないしひょろいし男らしさもない。
何故結婚したのか。
母の答えはこうだった。
「あたしみてぇな別嬪を貰えることに感謝して一生涯あたしの言うこと聞けよっていう理不尽な約束事を守る義務がある程モテない男だったから」
さて、話を戻そう。
俺は別に親父の惨めっぷりを晒したいわけじゃない。
俺の兄弟だが、見事に母親の血を受け継いでいる。
しかも、リアルで乙女ゲー出来るんじゃないかってくらい属性がバラバラなイケメン共なのだ。
まず兄貴はワイルド系な男前。例えるなら内野聖陽を若くした感じ。
そして双子の兄貴は爽やかインテリ系イケメン。例えるなら短髪じゃない妻夫木に眼鏡をかけさせた的な。
そして男は明るくて甘えん坊なフェミニストイケメン。こいつはきっぱり言える。ちょっとチャラい佐藤健似だ。
俺?
だから聞くなって。
若くした大沢たかおを崩した感じと言われる。
社員A「どことなく大沢たかおなんだけど、大沢たかお程イケメンでもなく…うーん」
社員B「ちょっと残念な大沢たかお的な」
社員C「ああ、ちょっと崩した感じ的な」
社員D「ほんとだ!わかるわかるー!!大沢たかおを崩した感じ!」
俺「本人の前で言いたい放題だね君たち」
いちいち崩さんでもよかろうが。
大沢たかおって言っとけよ。
そしたら胸はって
「よく大沢たかおって言われるよ。ペニシリンは持ってないけどね。あははっ」
って言えるのに。
俺「俺よく大沢たかおに似てるって言われるんだけど」
彼女「あー…確かに」
俺「!」
彼女「大沢たかおの顔面ぶん殴った感じかな」
俺「どういう状況かなそれ」
彼女「あとそれ恥ずかしいからあんまり余所で言わない方がいいぜ」
俺「うん…」
数年前、彼女こと女王様を家族全員揃ってる時に初めて家に連れていった時のことである。
母親「あらぁー!別嬪ね!達也には勿体無い!」
女王「はじめましてー。うわぁおキレイですね!」
母親「あらありがとー!」
弟「なに!たっくん彼女つれてきたの!?」
女王「!!?」
弟「うわぁ!こんにちは!いらっしゃい!たっくんの弟だよ!よろしくね!ゆっくりしていってね!」
女王「よ、よろしくね////」
俺「…」
兄貴「お。いらっしゃい。俺、兄貴ね。よろしく」
女王「////」
双子兄「ああ、荷物は此方に置いてくださいね。俺は双子の兄です、よろしく。なんてお呼びしたらいいかな」
女王「////」
俺「あ、俺は達也だよ。ゆっくりしていってね」
女王「…」
俺「なんで睨むの」
そして俺の部屋に入った瞬間、兄貴達の前で恐ろしい程猫被っていた女王様が俺の胸ぐらをつかんできた。
女王「なんじあのリアル逆ハーレムはぁ!脳内BL余裕じゃボケェ!」
俺「さすがに気持ち悪い!因みに誰が受け?」
女王「双子の兄貴総受けじゃボケェ!」
俺「気持ち悪い!」
女王「つぅか双子って似るもんじゃないの!?なんで!?なんであんたは…なんで!?なんであんただけ」
俺「その先は言わせない。俺泣く」
そして夕食時
父親「達也の彼女かーへへへ」
女王「ああ…」←全てを悟った表情
そうだよ親父の遺伝子強ぇよ!!!!俺だけ!!!