薬や病院に頼らないで健康に生き生きと暮らす方法をお伝えしています、自然療法の専門家・ホメオパスの金澤千佳です
今回も、以前にClubhouseでお話しした「ホメオパシーとアトピー」の内容を書きましたレジメとなります
腸と皮膚の関係
GAPSという言葉を聞いたことがありますか?
日本語にすると「腸と心の症候群」の言葉の略になります
- G:Gut (胃腸)
- A: and (と)
- P: Psychology (心理)
- S: Syndrome (症候群)
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腸と心の症候群
つまりGAPSとは腸と脳の機能のつながりをさします
精神病の優先席は、胃と腸の辺りにあるとフランス人医師Phillipe Pinel (1745-1828)が言ったのが始まりとも言われています
このGAPSが招く疾患として下記のものが挙げられます
- 発達障害と学習障害
- 情緒不安定
- 自閉症
- アスペルガー症候群(ASD)
- 多動症(ADD、またはADHD)
- 統合運動障害、強迫症候群
- 鬱病、双極性障害、統合失調症など
- アレルギー、喘息、アトピーなどの皮膚炎
- 摂食障害
- 癲癇
- あらゆる免疫不全系の病気など
腸内の微生物群が免疫反応を調整するキーの役割を果たしています
したがって、腸内の微生物群を作ることが、精神的にも身体的にも健康と病気の違いを作ることになるのです
腸内細菌は、神経化学物質を作り、脳はそれを精神同様(記憶、学び、機嫌など)、身体的にも調整するために使っています
精神面でのストレスは、腸内の微生物のバランスを崩し、病原体となるバクテリア(細菌)を増やして、病気に罹りやすくして、不機嫌にする可能性もあるのです
では、腸内細菌のバランスを整えるにはどうしたら良いのでしょうか?
- 砂糖を制限すること
- 発酵食品を食べること
- 生菌を摂ること
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気持ちを安定をさせてくれます
ホメオパシーでアトピーに対応すると…
もちろん、ホメオパシーでアトピーに対応することが可能です
ただ、アトピーをはじめとした皮膚の湿疹などは、特別な注意を払って対応する必要があるので、セルフケアを基本的にはオススメしていません
と言うのも、アトピーなどの皮膚症状には、Sulphur(硫黄)、Graphites(グラファイト)、Psorinum(疥癬)、Mezereum(セイヨウオニシバリ) などのレメディを処方したくなるからです
真のシミリマム(その人自身に似たレメディ)ではない場合に皮膚によく使われるレメディを与えると、その後の改善なしに、皮膚の途方もない悪化を引き起こす危険性があります
深刻な悪化を避けるために、危険なケースでは低いポーテンシー(レメディの強さを表す数字)から始めるのが最善です
低いと言う意味は、弱いと言うことになります
具体的には、6C、9C、または 12C を、または強くても 30C を 1日に1 回投与するか、LM ポテンシーにするのが良いとされています
*LMという単位は、特殊なもので絶対にプロの処方が必要になります
ホメオパシー的に見る症状
ホメオパシーでは、Repertory(レパートリー)という本を使って、症状を探してそこからレメディを見つけますが、そのRepertoryに載っている湿疹に関する症状の中で代表的なものには下記のようなものがあります
- 皮膚:発疹、湿疹
- 皮膚:痒い
- 頭:発疹、湿疹
- 頭、発疹、湿疹、髪の生え際
- 頭、発疹、痒い
- 目:発疹、まぶた、湿疹
- 耳:発疹、湿疹
- 顔:発疹、湿疹
- 顔:発疹、痒い
- 顔:痒い
- 四肢:発疹、湿疹
- 四肢:発疹、痒い
- 四肢:発疹、関節、曲がったところ、湿疹
- 四肢:発疹、上肢、湿疹
- 四肢:発疹、ひじ、湿疹の裏側
- 四肢:腕、湿疹
- 四肢:発疹、手、湿疹
- 四肢:発疹、膝、くぼみ
- 皮膚:発疹、痒い
- 皮膚:発疹、水疱
ホメオパシー的問診
ホメオパシーでは、カウンセリングがとても大切です
それしか、情報を得る手段がないとも言えます
皮膚のトラブルでは、どんなことをホメオパスが聞いていくのかご紹介しますね
まずは、全体の様子ですね
- 痒みについて
- 乾燥しているか湿っているか
次は、悪化と好転の状態です
- どんな条件で悪化するのか? 例)夜、暑さなど、寝ると…etc
- どんな条件で好転するのか? 例)入浴、冷やす、あっためる、etc
外見について
- 皮膚全体の状態:ひび割れている、じくじくしている、ドライ、浸出液が出ている、硬い皮膚、etc
部位について
- 体のどこに湿疹が出ているのか? 例)肘や膝の裏側、髪の生え際、股の付け根、指の間、耳の後ろ、手、etc
以上は、皮膚のトラブルに特化した問診ですが、ホメオパシーでは、そのほかにその人の全体を診ていくのが特徴です
- 生育歴
- 性格
- 家族関係(子どもの頃から現在まで)
- ストレス
- 仕事について
- 食べ物好み
- 睡眠状態
- 女性の場合、月経、妊娠、更年期などについて
- そのほかに付随する症状、持病など
ホメオパシーは、どこまでいっても、全体を診ます
どんなに皮膚の問題が苦しくて辛くても、そこだけにフォーカスするのではなく、それだけでレメディを選ぶことも基本的にないのです
オススメしていませんが、どうしてもセルフケアでする場合も、皮膚の症状たけでなく、全体を診ることを忘れないようにしてくださいね
皮膚疾患によく使われるレメディ3つ
そうは言っても、どんなレメディが皮膚疾患に使われるか知りたいところですね
代表的なものを3つご案内します
Sulphur 硫黄
- ひどい痒み、焼けるような痒み、血や浸出液が出るまで引っ掻く
- 悪化:夜(特にベッドの中で)、熱くなると、入浴、ウール、発疹を抑制すると悪化
- 好転:寒さ、冷湿布
- 外見:湿った湿疹、浸出液で濡れている、見た目が汚い、液は卵の腐ったような臭い
- 部位:髪の生え際、肘の前側、膝の裏側、股の付け根
- マインド:哲学的、面倒臭がり、想像力が豊か、自己中心、自己肯定感が高い、整理整頓が苦手
Arsenicum ヒ素
- 焼けるような痛みと痒み、肌が荒れるまで掻く必要があり、肌が荒れると安心 、発疹がなくても非常にかゆい
- 悪化:夜、外気、服を着ない
- 好転:熱、温かい風呂に入る
- 外見:羊皮紙のよう、乾燥、硬い皮膚
- マインド:多くの恐怖、几帳面、欲深かい、一人でいるのが怖い
Graphites 黒鉛
- 乾燥した湿疹、濃い黄色またはハチミツのような浸出液、深いひび割れた皮膚、不健康な皮膚
- 悪化:夜、熱とベッドで熱くなることから
- 好転:外気、食事、熱い牛乳
- 外見:硬くて分厚い皮膚、乾燥した荒れた皮膚、労働者の皮膚
- 部位:皮膚のひだ、耳の後ろ、手、顔、性器
- マインド:優柔不断、几帳面、つまらないことが気になる、些細なことで動揺する
まとめ
3つのレメディを比べて見ても、お分かりのように、一口にかゆい、湿疹があると言っても、悪化条件や好転条件が真逆だったりします
決め手がどこにあるのかも人それぞれ
ただ、忘れて欲しくないのは、「マインド」の部分です
どんな症状も、基本は全体を見ることです
風邪などは、身体的な症状だけでも大丈夫ですが、皮膚トラブルと半年以上続いているならば、それはやっぱり慢性疾患と考えるので、皮膚だけでなく、全体を見るようにしましょう
一度は、是非是非、プロのホメオパスのところに相談してくださいね
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