ホンジュラスに来て10か月、

活動を始めて9か月たちました。


たくさんやりたいことがあって、変えたいところもたくさんあって、

自分のやりたいことができているのか、

相手のニーズに沿っているのか、

これでいいのか

日々考えながら活動している。


事務所長が代わり、

私の助産師としてのキャリアを生かせる活動ができるようになった。

ようやく始まったところ。


先日はアメリカから医師が新生児蘇生の研修準備のために

レンピーラを訪問して、

私にも声をかけてくださって、

一緒に話をすることができた。

日本の助産師は新生児蘇生もできるし、

手伝えるよ、って伝えることができた。


レンピーラにある7つの分娩施設(正常分娩のみを扱う)

での研修のために、

来週からは各地に行くことになりそう。


分娩し施設スタッフの知識の評価のためのテストを作るために

大量のスペイン語のホンジュラスにおける分娩のマニュアルと格闘し、

(たぶん1000ページくらいある)

2週間かけてテストを作った。

同僚は手伝ってくれると言ったけれど、スペイン語の修正のみ。

怒りながら、文句を言いながら、ちょっと泣きそうになりながら

ようやくできた。


来週からテストのために各地を回る予定。

まあガソリン代が出ればですけど。


やっと自分のやりたいことができるのに、

今までのんびりしすぎたせいか、

エンジンのかけ方を忘れた。


あっという間にもうすぐ一年になる。

新しく来たボランティアにも刺激をもらう。

「一日一日を大切に」

日本にいた忙しい毎日では、そう思っていたけれど、

ここのゆるい毎日に忘れそうになっていた。

もう帰国までカウントダウンが始まっているような気がする。


ここでエンジンかけたいなあ。

でもかけたところでまわりがついてこないかもな。

そんなことを思いながら、

やはり大好きなお産にかかわれる活動ができることに

感謝したいと思います。




いつもいつもぶらぶらしていると

(事務所でパソコン作業をしていると)

地域の健康啓発活動をしているプロモーターが

今日チャルラしに来てよ!

とか

隣の市の看護師が、

この日のCirculo Embarazada(妊婦サークル、妊婦学級)

があるよとか

教えてくれるので、

ここぞをばかり、教材を抱えて行ってきます。

だいたい持ちネタは4~5個くらいで、

それだけあればなんとか話せます。



Villami という10分くらい行ったところはDrも一緒に。
妊婦健診も兼ねてやっています。




車で40分くらいのLa Campa は陶器で有名な小さい市。
NGO CASMのスタッフが栄養についての講義をしています。


だれかが一緒にいてくれることがほとんどだから

スペイン語もけっこう何とかなる。

本当はもっとグラシアス市内でのサークルに行きたいけれど、

なぜか彼らとのコミュニケーションがなかなかうまく取れず、

今のところ2か所のみ。




そして週一回が定着してきた分娩待機施設Hogar Materno.

大事な私の活動の一つです。

たくさん課題があって、

スペイン語が大きな問題なのだけど、

それはそれは少しずつ頑張るしかないので、

たまには頑張っている自分を認めつつ、

楽しめたらいいかなと思ってます。


ホンジュラスにきて早10か月、

活動したり、

友達と話したり、

自然を見たり、

日本の話をしたり、

その中で今感じることは、

もっとシンプルに生きたい。


日本に帰ったら

もっとシンプルに生きたい。


今はそう思う。


いつもスコールの夕方、

今日はきれいな夕日が見れました。

今日は看護師の日ということで休日でした。

なんだかんだ理由を付けて、

セマナサンタのあとから、週4日勤務が多い気がする。

4月25日金曜日はグラシアスの教会の記念日で休み、

5月1日は労働者の日、

そして5月12日は看護師の日。


こんなに休んでいて、

日本だったら産業がまわらなくなりそう。

こうやって私は働けなくなっていくのかななんて思う。

日本に帰って

あの忙しい産科病棟で、

丁寧に丁寧に働けるのかしら。

もう働けないでしょう。


そんな休日の今日は、

朝5時に起きて、

ガイド見習いの友人と、

自然ガイドをしているいつものウィリアムと

鳥を見に。


グラシアス街の解説をしてくれり、

朝ごはんを民家でごちそうになったり、

小山に登って、グラシアスを上から眺めたり、

朝からとてもすてきでした。

民家のおうちはほんとうに自給自足。


プラタノ(バナナのようなもの)、フリホーレス、トルティーヤ、

トマト、玉ねぎ、ピーマン、コーヒーまで。

丁寧に作られていて

もうホンジュラスの暮らしにはだいぶ慣れたけれど、

改めてすてきだなあと感じました。

(写真は友人のカメラに収めてしまったので、ありません)


それにしても、

鳥がたくさんいて、

すごくきれいだった。


全然名前も覚えられないけれど、

青くて尻尾が長いもの、

オレンジと黒のもの、

キツツキ、

カワセミ、

こんな言葉でかくとそれだけになってしまうけど、

こんなにきれいなんだ~って感動する。


ホンジュラスの自然、人々の自然に沿った暮らし、

こういうものに出会えて、

ホンジュラスに来てよかったと心から思います。

日本にないスローライフ、

そのままでいい、

シンプルな生活。


世の中はみんな先進国がいい、

豊かな生活がいいといって、

どこの国にもマクドナルドやケンタッキーがあって、

私の大好きな加瀬亮さんも言っていたけれど、

みんな均一化されてしまっている。

日本もアメリカみたいだって思う。

ホンジュラスもアメリカの影響力が強いから、

きっともっとお金があったらアメリカに近づいていくだろう。


だけど、ここにある暮らし、

自然がたくさんあって、

何種類もの鳥の声で目覚めて、

白い大きな帽子をかぶって農作業するおじさんたちがいて、

市場で野菜を売って、

子供がたくさんいて、

みんなやたら親切に家にあげてくれて、

この暮らしを守っていくほうがよっぽど国のために

世界のためになるんじゃないかって思う。

先進国から来た私の勝手な意見だけど。


そんなことも考えながら

鳥を眺めた朝の時間でした。

なんて素敵な休日なんだろう!