「断れない人」
の気持ちは、私もかつてそうだったので
すごーく良く分かる



誘われた時
本当に都合が悪くて
誘い自体は嬉しくて
そんな時でも、長々と言い訳をしてたしね



問題は
行きたくない時だよね



折角誘ってくれたのに無碍に断るのも悪い
断ってギクシャクしたくない
要するに、嫌われたくないのだけれど



行きたくない程度の相手なら
嫌われたっていいじゃない?
とは、考えられないから悩んじゃうんだものね



行きたくないとは言えないから
一生懸命理由を考えて
今後も顔を合わせる相手だったら社交辞令として
「また機会がありましたら」
なんて言って、ふう、と一息ついたのもつかの間
気軽に誘える人って、またどんどん誘ってくれるからね



それで「またー!?」って疲弊しちゃうのは
よく考えたらおかしな話なのだけれど



昔、お勤めしてた頃
よくご飯に連れて行ってくれる他部の上司がいて
同じ仕事をしていた女性数名でご馳走になっていたのだけれど、ある時今彼氏がいないから手を繋いで歩いたりしたいなー、と漏らしたら
その上司から「手をつなぐデートはいかがですか」
というメモを渡された



うん?あなたは既婚だし
30歳は上だよね?
と思ったが、周りに相談もできず
(相談したら上司の評価が落ちると思った)
実際、気持ち悪いし、卑怯だとも思ったけど
それでも、今後も仕事をしていく上で相手を傷つけたり怒らせたりしない断り方を
延々と考えた挙句



「手をつなぐデートはちょっと…」
ってやっと言った



今だったら
「○○部長と手を繋ぐデートは色々おかしいでしょう❤️」って秒で言えるのにね







断れない人は
きっと自分が断られた時に傷つくから
他人にも断れないんだよね



でも
気軽に誘う人は断られても
こちらが思うほど傷つかない
誘いを断られただけだから



だから
行きたくない相手の誘いを一度断って、
これで察してくれるだろうと胸をなでおろしたはずが、また誘われてどんよりする


いよいよ
チャレンジャーな相手に
はっきり断らなきゃ、なステージに突入する訳だが、そこでちょっと考えてみていただきたいのが



なぜ相手の権利ばかり守ろうとして
自分の権利は守ってあげないのか?なの



嫌われたくないからはっきり断らない
という側面があるにしても



相手が誘う権利は認め尊重している
なのに
自分が断る権利は認めず尊重もしていない



断る自分が酷いやつなら
誘う相手も酷いやつだし



誘う権利を認めるなら
断る権利も認めよう?



断れない人は
相手の気持ちばっかり考えちゃう優しい人
その優しさを自分にも向けよう?



自分を大切にするって
そういう自分の権利を
相手に許すのと同じだけ
認めて守ってあげることだから、ね



皆さまの毎日が益々豊穣なものとなりますように





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