この夏、
結婚は
自分と正反対の人としたほうが上手くいくらしい
自分と違う部分が多いほど
視野はダイナミックに広げてくれる
「そんなことしちゃうの？」
「逆にこれはしないの？」
という驚き体験は
イライラすることもあるけれど
ものすごく肩の荷を下ろしてくれることもあって
単純に、世界って広いんだなと確認できる
家族も友達も
集団の内部は大抵
互いに影響を与えあって
常識や価値観が似通ってくるから
予定調和で波風は立たない代わりに
想定内の事しか起こらないのでアハ体験もなくて
成長も変化も歓喜も少ない
(アハ体験には歓喜が伴う)
けれども最近は
仕事関係と家族
せいぜい学生時代からの友人以外とは
ほぼ交流しなくても
SNSで他者が「何してるなう」「こんなこと考えてるなう」が垣間見られるし
コメントで交流できるから
人付き合いをしていない
という認識が薄い場合も多い
そんなに交流しないと
日本の人口どんどん減っちゃって
ちょっとヤバいんじゃないかな？
と懸念しちゃうくらい
「必要最低限の交流しか必要ないと思う」
という方々に会う確率が高まっていて
正直ビビっている
自分と性質の似ていない人と交わったり
未知の体験をする利点は
「苦しいことが薄まったり
違うものが入り込んできたりして
いつのまにか悟りとか開けちゃうかも」
(『僕らのご飯は明日で待っている』瀬尾まいこ)
しれないことだと思う
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自分だけの妄想の王国では全能だし
電子機器越しの交流なら
自分が傷つく前に相手を傷つけたり
嫌な気配を察知したら電源を切ってしまえば済む
けれども
知らない街への旅にしても
誰かに恋して理解していく過程にしても
生身特有の面倒くささも込みで交流した時の
五感覚を通して知覚した立体的な世界は
臨場感を伴って身体に刻まれる
触覚と嗅覚なのかな
すごく原始的だけれど
触覚と嗅覚を刺激された経験は
心にダイレクトに響いて記憶にも強く残る
SNSでは刺激されない五感だよね
触覚と嗅覚は
似た者同士といても
違うものが入り込んでくる確率は低い
似ていない人を通して
違うものがいっぱい入り込んでくると
知識が増えて対処がしやすくなる、というより
「それでも大丈夫なんだ」
「そんなことしても大丈夫なんだ」
「そういうやり方でも大丈夫なんだ」
みたいな、大丈夫感と知恵がつく
僕らのご飯〜では、悟りとか開けちゃうかも
と言っているけれど
悟りが開ける、というのを
「生きるのが格段に楽になる」という意味で使っているのだろう
自分の妄想世界の中では
全能だけれど、予定調和だ
自分の能力の域を出ないから同じところで躓く
妄想世界では魔法で解決出来るけれど
現実世界で魔法が使えない以上は
現実には何も解決しない
けれども
予定調和で、同じところで躓く私の世界も
他者から見ればめくるめく未知の宝の山なのよね
苦しみが薄まらないの
触覚と嗅覚を使わず
予定調和から出ないからかもしれない
そして
あなたが触覚と嗅覚を使わないから
交流するはずだった誰かの苦しみが薄まらない
触覚と嗅覚
使おうね
無意識だった領域の自分自身にライブで気付いていく快感💖
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