「親を悲しませたくない」って、ヒジョーに美しい心がけなのですが、自分が親になった今、親なんて勝手に悲しませといたらいいの。と思っております。
皆様ご機嫌さまんさ?
ホリスティックケア・プアマナ
サマンサです
進学、就職、結婚
人生の節目に、自分が本気で望んでいなかった選択をした理由を伺うと
「親を悲しませたくないから」
「みんなに祝福してもらいたいから」
という答えが返ってきます。
私もそうでした(遠い目)
大学受験で初めて親の反対する学校に進学して、毎日がパラダイスでした。今でも、大学時代の友人が宝。
ニモ関わらず、結婚はみんなに祝福してもらえる(だろう)人を選んで、結果、離婚したわけですが…何か?おほほほほ
今思えば、
みんなに祝福してもらえる人を選ぶ
イコール 自分も幸せになれる
と思い込んでいたわけですから、従順でカワイイ娘だったわ。境界線/バウンダリー(ズ)のわからない、いと哀れな娘。
だから、親を悲しませたくない方々は、本当に良い子供なんです。親にとっては。
子供は親を救うために生まれてくるけれど、それは子供の間だけで充分。
私は、その結論にたどり着くまでに、本読みまくり、カウンセリングやセッション受けまくり、エネルギー受け取りまくりました。
で、親になった現在、どう考えているかというと、
親なんて勝手に悲しませといたらいいのよ
親を悲しませたくないって美談です。
聞いた親も泣いて喜ぶでしょう…
って、本当に喜ぶか?
私は、実は子供に「ママを悲しませたくないから」と言われた時に
申し訳ない
と思いました。
ヤバい、と。
だってさ、
その分子供が悲しんでるってことじゃん。
あるいは諦めてる
だから、この子アトピーなんだって思った。
その分表に出さずに自分に向けて消化し切れない。だから皮膚に出てる。
とは言え、これを100%親の責任だとも思っていません。子供の資質もある。それをわかった上で、親として出来うる限りの事をしていくしかないと思っています。
子供の内は、親の影響から逃れるということは、精神的な面だけでも非常に難しいです。
ほとんどの子供は盲目的に親の影響を受ける。加えて、親が思ってる以上の事を子供は感じ取っています。親との間に境界線を設けるなんて子供にとっては自殺行為です。
だからこそ、親側でも気づいたら一所懸命取り組まなければならない。
けれども、もし、それを知って、子供の病気や行動の全ては親である自分のせいだ、と罪悪感を抱くのならば、親側も境界線が正しく引けていないという可能性を考えてみたほうが良いかもしれない。
そりゃあ、ハラハラもするし、心配もするけれど、余計な手出しをするのはコントロールと同じ。子供の力を削ぐだけだものね。
親に限らず大人って子供自身の思考を極限までコントロールしようとする。
「ママの言うことを聞いてればいいのよ」
「親に意見するなんて何様のつもりだ」
「アンタ、おばあちゃんの肩を持つつもりなら覚悟しなさいよ」
なんてね
なんの覚悟か知らないけれど、子供にとっては死活問題だものね。言うこと聞くでしょう?
自分の感じていることを否定し、感じてしまっただけで罪悪感を感じて、それを繰り返しているうちに、自分自身の気持ちまでわからなくなってくる。
思春期や経済的に自立した時点で「人生返せ!」って爆発する場合もあるけど、自分自身の家庭を持って尚、親の感情を基準にした人生を生きている場合もある。
法に触れるようなことがなければ
親がね、喜ぼうが悲しもうが怒ろうが
それは親の勝手なんです。
言う事を聞いていれば親が怒らなかったのは、あなたが機嫌を取り続けていたから。
親が不機嫌なのは、あなたのせいではなく、親自身のせい。
あなたは、もう機嫌を取らなくてもいいし、罪悪感を感じる必要も、悲しむ必要もない。親自身の健康のためにも笑っていた方がいいし、親には幸せでいて欲しいけれども、あなたは、子供時代を共に過ごしたというだけでもう十分に尽くしました。
一方、親側はせいぜい自覚を持って、
小さいうちから子供の幸せが親の喜び
だと、子供にも言っておいたほうが良いと思う。
私は自分自身にも言い聞かせようっと
ある日娘が「私この人と結婚する!」って忌野清志郎連れてくるかもしれないし
この男ダイジョブかって心の中で思うくらいならイイよね!?
実際
清志郎ならアタシが結婚したいくらいだけれども