昨日の記事では、支配的な母を重たいと感じ、心身にパニックやうつなどの症状が出てしまってもなお、育ててくれた恩があるという気持ちから、母の期待に応えようと努力する方のお話をしました。
心理学でも様々な研究がされていて、
・不安や葛藤のある親の子どもは広場恐怖症になる
・子どもは特定の養育者に愛着行動を示す
・子どもが親にまとわりつくのは愛情からではなく、生存保証のためである
等の理論は、どれも、成長した後は親の恩という言葉に脳内変換されて、親子を共依存へと向かわせる原因になりそうです。
そうした要因の他に、私がよろず通訳などのリーディングで知った事があります。それが
「子どもは親を助けるために生まれてくる」ということ。
それは、親がたとえどんな親であっても、なのです。
子どもは、親を補い、助け、時に行動によって見せ、気づかせるために産まれてきます。
なぜ、母(父)を選んで産まれてきたかという質問に、全ての子どもが「親を助けるため」と答える事に、はじめは戸惑いました。また、同じ事を言っている。もしや自分の心が言わせているのではないか?と疑ったこともありました。
やがて、クリアリング親である立場の方、子どもの立場の方、両方の方のお話を伺ううちに、子どもの「問題行動と親がみなす」行動は親への子どもからのメッセージであり、子どもは親の無意識を行動として見せている事に気づいたのです。
重要なのはここからです。
親を助けるために来たのなら、子どもは親のために生き続けなければならないのか?という当然の疑問が湧いてきます。
昨日の記事同様、多くの方が陥っている現実でもあります。
しかし、そうではなさそうなのです。
子どもが、親を助けるために生まれてくるのは、「親を通して学ぶ」ため、なのです。
例えば、支配的な親からは、支配するものの横暴、弱さ、葛藤を見、支配される立場の重圧、抑圧、苦悩などを味わいます。
そして
その学びを全て活かした上で、そこから精神的に自立して自分の人生を喜びをもって生きること、そうできる未来を創ること
どうやら、これが、産まれてきた本来の目的のようなのです。
やけにでっかい話になってしまいましたが、このテーマは、また徐々に少しずつ書いて行きたいと思います。
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