よしもとばななのエッセイから
「好きなことと幸せとリラックスは違う」について考えてきました
最後は「好きなこと」
よしもとばななにとって、好きなことは仕事。
よく『好きなことを仕事にしてはダメ』というけれど、多くの格言やタメになる言葉と同じようにここにも受け手の心情(考え方)によってあらゆるバリエーションの解釈が成り立ちます。
例えば、趣味なら指図や制限がないけれど、お金を貰うとなると自分勝手は許されない
という解釈
好きなことって、やっていて楽しいことでしょう?私は、仕事なんてストレスばっかり。生活のために働いている。好きなことを仕事になんてできっこない。
という解釈
よしもとばななは、才能があるから好きなことで稼げる。所詮凡人とは違うんだよな。
という解釈
私は
よしもとばななは、好きなことを仕事にするための方法を工夫して編み出したのだと思います。
どんな人でも、一冊は本が書ける、と言います。文才には差があるだろうけれど、自分の人生で考えてきたことを綴れば一冊は書ける。
作家は、職業として多くの人が読む価値のあるものを「書き続けなければならない」
好きなことは楽しい(だけである)ことだと考えている人には出来るはずがない
好きなことでも一生懸命やり続ければ行き詰まるし疲れる。
勉強も研究も反省も、し続けなければならないし、壁にもぶつかる。
小説を書くことばかりではなく、他のどんな仕事でも趣味でも同じですよね。
だから、私は、好きなことを仕事にしない方が良いとは思わない。
むしろ好きなことの方が良いし、どんな仕事も好きになった方が良いと思う
セールスマンに限らず自分が好きなものなら一生懸命売ることができるし、売るための研究も工夫もすると思う。
葛藤がないから身体にも良いし。
自分の商品に疑問を抱きながら売るのは辛いし、もし他人を騙している自覚があるなら葛藤が生まれるから、身体にも精神にも悪い
今気づいたけれど、よしもとばななのエッセイは、「好きなことと楽しい事は違う」だったかも
そりゃ違うでしょう
好きなことと面白く感じること、興味深いと思うことは多分同じ
そこには常に意欲と探求と工夫と学習と反省があるはずです
好きでさえあれば、簡単にできるわけでも努力を続けなくて良いのでもない。当然ストレスも生まれます
それでも好きなことだったら、もっと上手くできるようになるための工夫や学習を興味を持って続けることができる
仕事に限らず、日常の些細な事の中に面白さや興味を持って生活できるか否か。
それによって生活の質にも人生の質にも当然大きな差が出てくることになりますよね
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