初めに
生理的なつわりの範疇を超えた
病的なつわりを妊娠悪阻(にんしんおそ)といい、入院加療が必要になる場合があります
母体と、胎児の安全のためにも、また、通常の妊娠でない可能性の有無を診断するためにも以下のような場合には検査が必要となります
水分を全く受け付けない
体重の10%以上の減少(5キロ~以上)
尿にケトン体がでる
一日に5回以上吐く
さて、昨日のつわりの原因
には、4つの仮説がありました
1ホルモンのバランスによる
2ストレスによる
3免疫反応による
4母体と胎児の波動の不一致による
ホルモンバランスは変わりますね
出産に対する不安や環境によるストレスもあるでしょう
母体となる母親以外の父親の染色体を胎児はもっていますので免疫反応も起こりえます
スピリチュアルな観点に対する賛否はともかく、全ての存在には分子レベルの振動や周波数といったものがありますので、波動の不一致もあるかもしれません
しかし、妊娠中に放出され、つわりを起こすのではと考えられている
ヒト絨毛性ゴナドトロピンは、免疫寛容に関わっていると考えられています
免疫寛容とは、自己以外のものを排除する免疫反応を軽減することですね
だからこそ母体にとって他人である父親の精子を受精した胎児が育つことができるのです
これからすると、かなりもっともらしい1と3の可能性は、ほぼ消えます
1や3を採用すると
人はDNAの運び屋である
とか
男性の浮気は、より多くの子孫を残すための本能である
という説も、途端に信憑性を失います
そして、1から4に共通するのは
母体の側からの反応であれ、胎児からの反応であれ
生育環境を整えようとするための症状である、という点です
さらにつわりの症状を見てみると
嘔吐
食べられない
嗜好が変わる
これは
吐くことで排出し
絶食によって体内を浄化
体に必要なものを取り入れようとしている
(因みに、つわりの時に食べたい代表格「酸っぱいもの」は
嘔吐を促進し、酸性の体内をアルカリ性に傾け、乳酸の排出を助け、鉄分の吸収を助けます)
と考えられないでしょうか?
そう、つわりはデトックスだと思うのです
赤ちゃんを育む体内の汚れを浄化するために、有害物質を排出している反応
おづぬさんは、スピリチュアルな考察からつわりイコールデトックス
とおっしゃっていらっしゃいます
赤ちゃんが育っていく母体を浄化して、より良い環境を整える過程のためにつわりはある。だとしたら、つわりも、ただ、辛い、厭わしいだけのものではなくなりますよね
つくづく意味のないことはないのだなぁ、と感じます