鎌倉の小町通りで何か『匂う』お店を発見しました。いえ、実際香るわけではなく、気になるわけです
お店は、ジェラート屋さん。店主らしきイタリア人と、お客様ではなさそうなイタリア人がノンビリおしゃべりしています
店名を確認すると
Gelateria Il Brigante
フレーバーは8種類くらいでしょうか
カップのみで、小のほうは、2種類入って500円
なかなかのお値段です
食べてみたかったピスタチオが売り切れていたので
アーモンドミルクとこけももの2種類をお願いしました
手渡してくれる際に
イタリア人のアイスクリーム職人さんが
「こけももは日本のもので、あとは天然水を使っています」
「無添加なので安心してお召し上がりください」
と早口の日本語で説明してくださいました
(画像はお店のブログから拝借しましたが
実際の方が芸術的でおいしそうな盛り付けでした)
お店の匂い
(実際はアイスクリーム屋さんなので何も匂いませんが
雰囲気とか、商品の見せ方とか、清潔さとか)が
GO! GO!と五感に訴えていたので買ってみたのですが・・・
おいしかったです。実に
特にこけもも
糖分や添加物が沢山含まれている物は、アイスクリームに限らず食べた後に喉が渇いてしまいますよね。
それが全くありませんでした
後から調べたら、有名なお店だったようです。普段は行列しているとか。合成香料、着色料はもちろん、増粘剤や保存料なども無添加
フレーバーの組み合わせによっては
「合わないからダメ」
と、リクエストを却下されることもあるらしい
(例えばエスプレッソとイチゴミルク)
無添加ゆえに手間隙がかかるためのお値段設定ということのようですが
手ごろなものを3回食べるより
高くてもきちんと作られたものを1回頂く『贅沢』の方が心身のためには良いと思います
こういうお店ががんばっていて下さるということは
安くて
手に入りやすくて
大量にできる
食べ物が、利便性とひきかえに何を失ったのか
そんなことを存在自体が示していって下さるということですよね
こうしたお店を消費者が支持してどんどん増えれば
やがて世の趨勢を示していってくれることに繋がります。そんな風に食や生活に対する意識が全般に変わっていくと嬉しいですね