最近、ほとんどの病気の原因とされているストレス
ストレスを客観的に計ることが難しいのは
人によって耐性が違うためです
ここを越えると耐えられない
という数値を「閾値(いきち)」といいます
閾値が高ければストレスに強い
逆に低ければストレスに弱い、ということになります
適度なストレスは緊張感をもたらし、体内でも対処または抵抗するための物質が分泌されます
しかし、閾値を越えたストレスは「過剰なストレス」として
体内での物質分泌も行われなくなるため
肉体的、精神的な弊害が起こります
それが、うつや胃潰瘍の症状として現れてくるといわれています
うつの病理はこちら
http://ameblo.jp/lotofago/entry-10360773709.html#main
http://ameblo.jp/lotofago/entry-10360743020.html#main
この閾値は、ほとんどが環境によって決まります
幼少期に
我慢や競争にさらされることが少ないと閾値が低くなる傾向にあるようです
今後は一人っ子政策の影響で中国でも心因性の病気が増えてくるかもしれません
育児中の方々は
ストレスは多すぎても取り去りすぎてもいけない
という加減に苦心されていると思います
また、学校の先生も
ストレスの閾値は一人ひとり違うのだということを念頭におかれないと
「ちょっと注意しただけなのに学校に来なくなってしまった」など
生徒への対処に苦慮されることでしょう
もう既に大人になられている方には
ストレスマネジメントが有効です
閾値は本人の意思によって
筋肉と同じようにトレーニングで鍛え、高めることができるのです
閾値を越えそうだなと感じたら踏ん張りつつ、上手に発散する
ストレスを溜めない、はこちら
http://ameblo.jp/lotofago/entry-10354701731.html
これを繰り返して出来上がったもののうち
極端な例が会社における「お局様」
一般的な例が「物事に動じないお母さん」
ということになるでしょうか
希望が持てましたでしょうか?ダメですか?