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西播産業(ロータスセイバン)です
「バスの車検」の続きです。
前回「バッテリーの交換」をご紹介しました。
今回は「燃料フィルターの交換」を紹介させてくださいっ!
ワンポイントレッスン
燃料フィルターとは、燃料に含まれる異物や水分などの不純物を除去するフィルターのこと。クリーンな燃料をエンジンに供給し燃焼させることで、エンジン性能や燃費向上、さらに排気ガスに含まれる有害物質の排出抑制につながります。
燃料フィルターのある場所は、給油口がある燃料タンクの近く。
ハッチを開けると燃料タンクが出現。
その横に燃料フィルターが設置されています。
フタを開けてフィルターを抜き取ります。
真っ黒やん!
燃料フィルターが詰まると以下のような症状が起こります。
・アイドリングの不安定
・エンジン始動の悪化
・加速性能の低下
・エンジンの異音と振動(ノッキング)
さらに放置していると、エンジンに多大なダメージを与えることに!
バスの燃料はディーゼルエンジンなので「軽油」です。
ディーゼルエンジンの燃焼フィルターの交換時期は、3~5万km毎と推奨されています。
あれ…そういえば、ガソリンエンジンも交換することあるのかな?
もちろんフィルターはありますが、燃料タンクに設置されている燃料ポンプと一体型なので、メンテナンスフリーなんです!
では、なぜディーゼルエンジンには交換が必要なのでしょうか?
それは、エンジンの特性上によるもので、点火装置がないため燃料のクリーンさが重要になってきます。
ワンポイントレッスン
ガソリンエンジンは、混合気(燃料+空気)を圧縮して、スパークプラグで点火することで燃焼をおこないます。
ディーゼルエンジンは、空気のみを圧縮して高温となった空気に霧状の燃料を噴射して、自己着火することで燃焼をおこないます。
また、燃料となる軽油はガソリンよりも多くの水分が含まれていて、この水分の除去も必要になってきます。
※定期的な「水抜き作業」の必要もあります。
ディーゼルエンジンは、燃料代が安く燃費が良い反面、メンテナンス費用が高い傾向があるようですね
↑燃料ポンプの過去記事
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