さてさて、この前ふと気になって調べたところ、このブログには
・就労移行 大変
・就労移行 転職 難しい
等の検索ワードで検索して来られる人が多いようです。
それならばですね、就労移行がブラックかどうかを書こうじゃないですか!
超絶ブラックと呼ばれる広告業界から転職した私だからわかる就労移行のブラックポイントについてお伝えしています。
でもまあ、就労移行って言っても、もしかしたら私の会社に限ったことかもしれませんが・・・・・・
そこはご容赦ください!
では行ってみましょう!
ブラックポイント①
慢性的な人手不足
Twitterなどで、私も頻繁に書いていますが、就労移行の事業所は慢性的に人が少ない傾向があります。
そのため、一人が守備する仕事の領域が広いです。
ですからやることがいっぱいあります。
例えば、うちの事業所だとこんな感じ。
○網川
・内部支援・講座担当・面談・定着支援・PC管理・営業・経理・広報・請求・虐待窓口業務
○A女史
・内部支援・講座担当・面談・外部講師との予定調整・定着支援・営業・職員管理業務・購買
○年配男性職員
・内部支援・定着支援・講座担当・面談・営業・行政との交渉
とまあ、ざっくり書いてこんな感じです。
ちなみに、それぞれやっている量や、業務の濃さは違いますが給与に差はありません。
あーこれもブラックポイントかもしれないんで書いておきますが、
基本、就労移行では業務量によって給与は変わりません。
網川は経理もやってるので、経理手当を出します!
なんてことはないわけです。
基本、業務が多くても、役職が一般なら一般の給与ですし、主任なら主任の給与です。
※でも移行さんによっては業務手当出るところはあるかもですね。私が聞いたことないだけで。
そんでもって、急に人が辞めるやめることもしばしばで、辞めた職員の欠員補充はそうそう来ません。
そうすると業務量はさらに・・・・・・
きゃあああああああああああああ
恐怖です。
広告業界で働いてきた私でも、就労移行の業務量には驚かされます。
広告業界だと、企画を練ったり、見積もり作ったりで午前1時まで残ることはざらでした。
就労移行では決して、遅くまで残ることはありません。
反対に定時までに、全ての業務を終わらせなければならない忙しさがあります。
また人が少ないと、「自分が休むと残された同僚が困る」というプレッシャーを抱えることになります。
変な話、育児をしている職員は子どもが熱を出しても休めない・・・・・・なんてことも。
もちろん、職員が充足している職場もしっかりとありますから、これが全部に当てはまるとは言えません。
しかし移行に転職する際は働いている職員の数はしっかりと確認することをお勧めします。
ブラックポイント②
上司に無能が多い
あえて過激な書き方をしました。
ごめんなさい。
でもね、他の業種から来た人は移行支援で
「こいつ、マジでなんでこの役職にいるんだ?」
と思うような上司に出会う確率高いっすよ?
理由としてはですね。
移行支援での昇進の仕組みにあります。
○移行支援の昇進○
①主任支援員になる
※これは大体能力ですっと上がれます。基本無資格でもOK。
※主任支援員なんて役職がない事業所もあります。
②サービス管理責任者になる
※無資格の人間がなるには8年以上の実務経験、有資格者は3~5年以上。
ここら辺の細かい条項は経験職や県によって違いますので大体で見といてください。
③センター長になる
※サビ管になると同時センター長になる人もいます。
④エリアマネージャーになる
こんな感じで、上がるんですよ。
基本的には!
でね、ポイントは②なんです。
サビ管になるには基本的に、資格がある人の方が早くなれる。
そんで資格を持っている人は福祉系の大学を出ていたりするわけです。
つまりは福祉系の大学を出て、福祉系の仕事を続けてきた人が移行では昇進しやすい!
しかし福祉しか知らないそういった人たちは、ビジネスに対する意識が低い!!!!
ですから営業プランを何も持たずに、なんとなくで
月40件~50件関係機関を回ろう
と言ってみたり、自分たちの事業所のストロングポイントとして変なところを上げてみたりするのです。
そんでそういう人の発言通りに動くと、当然のように上手く行きません。
そして、それを改善しようとして、また意味が分からない指示が飛ぶ・・・・・・
悪循環!!!
他業種から移行に来ると本当に、
この人ってちゃんと利益とか効率考えて発言してる?
と思うことが多いです。
そういう人の一挙手一投足に振り回されるのは精神的に大変です。
ここはやっぱり、ブラックポイントですかね。
ブラックポイント③
利用者さん対応が激ムズ
移行に来る人は様々な障害を抱えています。
人によっては幻聴が聞こえたり、支援員が言った言葉を極端に解釈したりします。
支援員「今日は表情も明るくて元気そうだね!」
利用者「それって実際は元気じゃなくても無理にでも元気にふるまえってこと?!」
支援員「いや、そんなこと言っていない・・・・・・」
てなことがよくあります。
酷いと、そもそも言っていないことも言ったことにされることも・・・・・・
でもまあ、それはね、ぶっちゃけ良いんです!
就労移行の支援員になる時点で、そこはある程度、覚悟が決まってます。
問題は!!!
その利用者さんの発言が評価に響くことです。
例えば、利用者さんが
「職員のAさんが、私のことを馬鹿にしている気がするんです。いつもそんな目で私を見てる!」
なんて発言をしたとします。
するとそれを聞いた上司は事実関係を確認します。
結果Aさんはそんな目を向けていないことが分かりました。
よかったこれで一安心・・・・・・
とはなりません。
こういったケースでもAさんの評価が下がる場合があるのです。
例えばこのケースならば上司からは
「例え相手の妄想だったとしても利用者さんに不安な思いをさせた時点で駄目だよね」
なんてことを言われます。
これはかなりのブラックポイントだと思います。
実際は、どんな対応をしていても避けられないクレームはありますから、この仕事(汗)
こういったことがあると、支援員はリスク回避をしようと困難な利用者さんの担当を避けるようになります。
すると・・・・・・・・
困難な利用者さんをいっぱい担当していて評価の低いAさん
簡単な利用者さんをいっぱい担当していて評価の高いBさん
みたいな理不尽な構図が生まれます。
う~ん納得いかないって感じじゃないですか?(笑)
まとめ
以上、就労移行のブラックポイントでした。
他にもいっぱいポイントはありますが今回は三つくらいに止めておきます。
最初に言いましたけど、今回書いたのは現在私がいる移行支援での経験をベースとしています。
もしかしたら、うちの移行支援は全く違う!!!!
というケースもあるかもしれませんが、それはご容赦ください。
あ、ちなみに今回はブラックポイントだけ書きましたが、移行には当然ハッピーなポイントもたくさんあります。
だから私自身辞めずに今日まで支援員をしているわけです。
こどは機会があったらそこらへんも書きます。
それでは!!!
あ