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どうも就労移行支援事業所で支援員をしている網川ニールです。

 

就活って大変ですよね。

実は今、嫁が転職活動をしています。

 

なので仕事でもプライベートでも就職活動のお手伝いをしている状態です。

 

本当に毎日、面接練習しています汗

 

そんなわけもあって今回は障害者雇用の面接で100%聞かれる質問について書いていこうと思います。

 

障害者雇用で働きたい方は今回、ご紹介される質問にはスムーズに答えられるようにしておきましょう!

 

聞かれる質問①

自分の障害について

 

障害者雇用ですからね。

障害については100%聞かれます。

 

具体的には以下のような感じで聞かれます。

 

・ご自身の障害について説明してください。

・○○とはどのような病気、障害ですか?

・体調が悪くなるとどのような症状が出ますか?

・服薬はしっかりとされていますか?

などなど

 

面接官は上の質問の前に、前置きとして「答えにくいかもしれませんが」と言ったりします。

 

面接官も人間です。

 

こういった質問は口にしづらいのです。

 

それでも聞くのは、この質問が大切だからです。

 

障害者雇用において、障害について聞いて来ない会社があれば、その会社には

 

勤めるのをやめるべきです。

 

危ない。

 

と言い切れちゃうくらい、大事な質問です。

 

何故、それほど大切なのか。

 

この質問の本質は

 

・自分の障害について理解しているか

・障害を受容しているのか

 

を知ることにあります。

 

統計的に見ても自分の障害をきちんと受容し、説明できる人の離職率は低いです。

 

反対に障害受容ができていない人は高確率で離職します。

 

あるデータによると、精神障害者の一年以内の離職率は49%にもなるそうです。

 

ですから面接官は何としても、求職者が障害受容ができているかを知りたいのです。

 

例えば発達障害でこんなお二方がいたとします。

 

Aさん

「自分は同時進行で仕事をするのが苦手なので、いつも仕事に優先順位をつけて一個一個行うようにしています。また集中力も切れやすいので、服薬でしっかりと体調管理しています」

 

Bさん

「発達障害はあくまで自分のほんの一部を切り取ったものだから、基本的に健常者と変わりません。服薬も今は基本的に止めています」

 

Aさんは自身の障害を受容しているので、対策方法が自分で分かっているので雇いやすいです。

 

反対にBさんは障害を受容できていないので、企業側としてもどんな仕事が苦手なのかわらず雇いづらいですし、服薬についても心配です。

 

またAさんは障害受容ができてるので「自分の障害を認めたうえで、この仕事を選んだんだから大丈夫だろう」という安心感を呼ぶこともできます。

 

他にも障害受容ができていると企業には以下のようなメリットもあります。

 

・障害特性をもとに指摘できる。

例:○○さんは優先順位をつけるのが苦手だって言ってたよね。だから何から手を付けて良いのかわからなくなったらコレをまずやって。

 

・部署内の人間も何を指摘したらいいのかが分かりやすい。

※結果コミュニケーションが円滑になります。

 

・特性上のミスなのか不注意なのかの切り分けができる

・向いている業務をお願いできる。

などなど

 

書き出すと、企業側のメリットはきりがありませんが、一言でいえば障害受容できており、きちんと説明できる人は、雇う際「安心」なんですよね。

 

てなわけで障害者雇用で働きたい!

という人は自身の障害について説明できるようにしましょう。

 

補足

障害を説明できるように!

と伝えると、時折「インターネットから引っ張てきたような説明」をする人がいます。

 

例えば・・・・・・

 

「私は統合失調症という病を患っています。統合失調症とは考えや気持ちが上手く統合できない状態が続く病です。陽性症状の際には妄想、幻覚、思考障害などが起こります。陰性症状の際は・・・・・・・云々かんぬん」

 

違うんです!

 

聞きたいのはそういうことじゃない!!

 

こういったことを答える人は落ちます。

 

聞きたいのは一般的な障害の話しではなく、

 

貴方自身にどんな症状が出るかです。

 

診断名は所詮、「全般的なお話」でしかありません。

 

障害名だけで「あなたはこういう人なのね?」って判断されるの嫌じゃありません?

 

企業もできればそんなことをしたくない。

 

だからきちんと「自分の障害」ついて話せるようにしましょう。

 

聞かれる質問②

その障害はいつ頃、

何がきっかけで

患いましたか?

 

この質問もよく聞かれます。

特に精神の方で「鬱」や「双極性障害」を患っている方に来やすい質問ですね。

意図としては二つあります。

 

①患ったきっかけと似た条件が自社にあるか知りたい。

②自分の障害とどれだけ向き合ってきたのかをしりたい。

 

まず①ですが。

鬱や双極性障害になる人は、症状が発症する原因があったりします。

 

例えばきっかけを聞いたとき以下のような答えが返ってきたりします。

 

・職場の上司にみんなの前できつく怒られた。

・残業が続いた。

・信頼していた上司にミスを押し付けられた。などなど

 

こういった答えをもとに企業は自分の会社にも同じファクトがあるかを知ることができます。

 

②に関しては、障害になった時期が分かれば

 

○○年間障害と向き合ってるなら、自身で体調不良の際の対策もできるかな?

 

と判断できるわけです。

 

ですから、この質問はきちんと説明できるようにして企業を安心させましょう。

 

聞かれる質問③

配慮事項はありますか?

 

障害者雇用の最大のメリットは

 

合理的配慮を受けられる

 

ことです。

 

障害者雇用で募集をかける時点で企業も「配慮」が必要なことはわかっています。

 

ですから面接で「配慮事項」に関しては100%聞きます。

 

聞かれた際には

 

「このような配慮があれば御社の仕事で活躍できる!」

 

という観点から配慮事項を答えましょう。

 

例えば、

 

・優先順位をつけるのが苦手なので、仕事を振る際に早めにやってほしいものがあれば「これを最初にやって」と指示をしてください。

 

・あいまいな表現が伝わりにくいので、はっきりと指示をいただけると助かります。

 

・気分が悪くなった際は、職場で服薬をさせていただければと思います。

 

といった感じにあくまで、仕事をするために必要な配慮をお願いしましょう。

 

間違っても「これは苦手だからやりたくない」と思われるような配慮を求めないようにしましょう。

 

よくあるのが

 

「電話が苦手なので配慮してください」

 

というもの。

 

苦手だけど、やるために配慮ってあるんです。

 

苦手でやりたくないなら、それが入ってる仕事に応募するのは止めましょうという話です。

 

厳しいけど、そういうことです。

 

まとめ

 

さてさて、以上障害者雇用で100%聞かれる質問でした。

 

障害者雇用で働く際はこういった質問にはスムーズに答えられることがマストだったりします。

 

昨今はコロナの影響で書類選考が入ることが多くなりました。

そのため、面接まで進めないことも多いです。

 

逆を言えば、せっかく面接に勧めたのであれば受かりたい!

 

そのチャンスを逃さないで欲しい!!

 

と思うわけです。

 

あぁ嫁も面接受からないかな~と思う網川ニールからは以上です。

ではでは!!!

 

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