どうも就労移行で支援員をしています綱川ニールです。
このブログを見てくださる皆さんには今まさに就職活動をなさっている人もいるかもしれません。
今回はそんな方々に向けて仕事探しのコツの中でも初歩的な3つお伝えします。
コツ①まずは希望から!
仕事探しが上手くいかない人の特徴の一つに、自分の希望が定まっていないというものがあります。
・自分の生活に必要な給与はいくらなのか
・年間休日は何日欲しいのか
・通勤時間は何時間までOKなのか
・就きたい仕事の業種、業態、職種は?
・求める配慮は? などなど。
それらが明確になっていなければ、応募する求人を選ぶことすら上手くいきません。
これができていない人は
この求人、何となく大変そうだから応募しない。
とりあえず応募したけど、実際に面接って言われるとなんか違うように思えてきた。
なんて言って応募をしなかったり、応募しても途中で辞退してしまったりします。
それは大変、時間と労力の無駄です。
そうやってなんとなくでパラパラ求人票を見たり、応募するくらいなまずは
自分の希望を固めること
に時間を使いましょう。
②現実も見て
希望を固めたらいざ就職活動!!
とはいきません。
何故なら、固めた希望が現実に即していなければ就職はできません。
現実に即していない希望の例は以下の通り。
・20代で今までに仕事をした経験がほとんどないけど、手取りで30万は欲しい。
・年間休日130日以上ないとダメ。
・未経験だけど、パソコンは好きな方なので入社後勉強しながら、SEとして働きたい。
・パソコンと電話が苦手だけど、肉体労働は嫌ので配慮をしてもらって事務職で働きたい。
上記の希望はかなり叶いづらいです。
残念ですが・・・・・・現実に即していない!!!
だって・・・・・・
ほとんど仕事をしたことない人を急に手取り30万で雇いたいですか?
年間休日130日ある求人が世の中にどれくらいありますか?
勉強しながら働きたいという意気込みは良いです、しかし会社は働いて労働力を提供してお金をもらうところです。勉強したい人にお金を出せますか?
パソコンや電話が苦手ならば事務職は無理ではありませんか? 配慮は万能ではありませんよ?
あー疲れた。
ちょっと言い過ぎたかもしれませんが、これは一つの現実です。
大切な目線は「あなたが経営者だとしたら、そういった人を雇いたいですか?」ということです。
度々書いていますが、障害者雇用であっても、働く以上は基本は「企業に雇うメリット」を提示しなければなりません。
30万の給与が欲しければ、それだけの仕事をしなければならないということです。
ちなみに月手取り30万という給与は福祉職で言えばサービス管理責任者以上、一般の仕事でも役職についている人がようやくもらえるお金です。
まあ、ともかくです。
希望が決まったら、現実に即していないものを削る、あるいは修正していく作業が必要になってきます。
でもこの作業って難しいんですよ。
自分の希望を自分で修正するのは本当に難しい。
だから大切なのは「客観的な第三者の意見を聞くこと」です。
支援員が付いている方は支援員の意見、支援員がいなければ仲の良い友人、適当な友人がいなければTwitterでもなんでもいいです。
※一番は支援員ですよ
正直他者から、自分の希望を否定されるのは気持ちがいいものではないです。
というよりむしろ辛い。
でも必要です、現実と合わない希望のまま就職活動を行うと、不合格の山が積み重なります。
希望を否定されることよりも、就職活動が上手く行かないことのストレスの方が大きいです。
ですから辛くても、しっかりと第三者の意見を聞きましょう。
③自分、動きます
希望が決まって、現実とのすり合わせが終わったら、後は動きましょう。
※実際には希望の整理が決まった後も企業研究とかいろいろありますが、今回はあえて書きません。
動くとは具体的に言えば、希望が決まって、それに当てはまる求人があれば、応募してみる!ということです。
移行に来られる人の中には、希望が決まって、それに合致する求人が出ても
「うーん、今はコロナだからそれが心配で求職活動はなぁ~」
「もしかしたら会社の雰囲気が悪いところかもしれないし~」
と二の足を踏まれる方がいます。
いや、出しましょう!
何はともあれ合致するなら出しましょう!
と私は毎回、皆さんに言っています。
求人はなま物です。
「この求人いいなぁ~」
と思っても、時間が経つとその求人は内定者が出てなくなるんですよね。
ですから条件の合う求人には思い切ってGO!です。
気になることは面接などを通して質問をすればよいのです。
究極言ってしまえば、受かってからそれらは考えればいい!
※あくまで究極です。
まとめ
以上仕事探しのコツでした。
今回のコツは別に障害者雇用に限ったものではありません。
希望を固める
⇓
現実とすり合わせる
⇓
応募する
このプロセスでしっかりと求人に応募していきましょう!
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