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中学生・高校生にも安心して読めるよう、アダルトな描写は結構淡白に書いているつもりです。 しかし、1人の女のリアルな体験談として等身大の自分を綴っているので、下心や打算、浮ついた気持ちなど、倫理に反する内容も所々に含まれているかと思います。 読んでいて気分を害されたなら済みません。
ストーカー対策などアドバイスを頂いておりますが、このブログの出来事は過去のものです。 既に解決(?)した事ですのでご安心ください。 皆様の応援メッセージや読者登録、とても嬉しいです。 いつもありがとうございます。
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第55話 協力
「あと、メールで何度も死にたいって言われました。
牢獄に入る覚悟があるなら殺して欲しいって頼まれて・・・。
さすがにそれは無理だし、犯罪行為は俺も嫌だから断ったけど。」
「・・・そうですか・・・。」
「俺は変な趣味あるけど、あくまで日常生活に支障を来たさない程度で、
たとえば俺の趣味の為に誰かを犠牲にするとか、嫌な思いをさせるとか、
そこまでして欲求を満たしたいとは思わないんです。
だから、もしそういう欲求を持った女性が居るなら、
そういう人とだけ個人的に楽しみたいな・・・って。」
ヒデは合意の上でしか 「契約」 の内容を実行したくないらしく、契約が無効となった今、本来なら契約の相手であった私に対する性的な欲求は一切無くなったと話した。 それどころか、この 「契約」 を仕組んだ犯人に憤りを感じていると言う。
「おかしいと思ったんです。
今朝、かすみさんの帰宅は19時半から22時の間って聞いていたのに、
手紙をポストに入れてからすぐ、予定よりだいぶ早く帰宅したから・・・。
それにさっき、警察の人も来てたでしょ?
あの手紙を見て警察呼んだんだな・・・って思って一瞬ビビったんだけど、
あれだけ “犯されたい” って言って住所まで教えた人が警察呼ぶって、
やっぱりどう考えても不自然で・・・。」
「私、今日は特別な事情があって早く帰って来たんです。
いつもなら平日は、ヒデさんの聞いていた通りの時間に帰ってました。」
「そうでしたか・・・。 でも、変な事になる前で本当に良かったです。
かすみさんの部屋に警察が来た時、俺がハメられたかと思ったんです。
もちろん、恨まれるような心当たりは特に無いんですけど。」
「多分、ハメられたのは私です。
この他にも嫌がらせのような被害は何度かあったので・・・。」
「ストーカー・・・ ですか?」
「はい、多分そういった類のものだと・・・。」
「契約を持ち掛けられたのが俺みたいな小心者で良かったですね・・・。
もしも犯罪覚悟で実行する相手だったら、最悪の結果も考えられますし。
相手の男性に心当たりはあるんですか?」
「心当たりはあります。 でも、相手は女性です。」
「女の人! それは余計怖いですね・・・。
ちょっと冷えるんで、ファミレスにでも入って話しませんか?」
ヒデは公園を見回し、近くのベンチに腰掛けたカップルの存在を気に掛けている様子だった。 私は部屋に財布を置いてきた事を伝え、取りに戻ると言ったが、ヒデは迷惑を掛けたお詫びに夕飯をご馳走すると言ってくれた。 夕飯にファミレスでは申し訳ないと思ったのか、それ以外のレストランもいくつか挙げてくれたが、私はファミレスで結構と伝え、そのまま二人で近くのファミレスに入った。
「あの、一応名刺を渡しておきます。
かすみさんの住所とか色々聞いてしまっているので、
このままではかすみさんは不安でしょうし。
他に何か聞きたい事があれば、いつでも聞いてください。」
「はい。 ありがとうございます。」
ヒデは意外にも良識のある人だった。 確かに変態的な趣向を持った人に変わりは無いのだけれど、性欲の癖なんて十人十色だし、日常生活でちゃんとその分別を付けられるのなら問題は無い。 私の恐怖はいつの間にか薄れていて、少しずつヒデと打ち解けて来ていた。
「それで・・・さっきのストーカーの話だけど、俺で良ければ協力しますよ。
ってゆーか、俺もそのストーカーに騙された被害者だし。」
「はい・・・。 ありがとうございます・・・。」
打ち解けつつあるとは言え、やはりすぐにはヒデの言葉を鵜呑みには出来なかった。 怪しげな 「契約」 が無効になった途端、こんな風に私の事情に首を突っ込み手を貸すと言っている。 あまりにも出来すぎていないか・・・?
もし、今目の前にいるヒデがミホさんの差向けた仕掛人だったら?
そんな不安を払拭できなかった。
