ファンタジーが苦手な人が読むべきファンタジー | ペンギン大好きなRikanの人生の赤道を超える

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元小学校教員。ペンギンハンター(愛でるのみ、狩りません)
NZ、ガラパ、南米、南極で野生ペンギン10種類制覇。
北海道、鹿追・富良野で農業4シーズン。東川町で日本語教師。
剣淵町地域おこし協力隊を経て、ゲストハウスKembuchiペンギン家オーナー

11/23(jueves)

勤労感謝の日の日にありがたく21時まで勤労しました、勤労があることに感謝拍手Rikanペンギンです。

日中の仕事はシフトの関係でお休みだったので、いろいろとたまっていたデスクワークができてすっきりしたのと、夜のお仕事まで時間があったので、比較的ゆっくり読書ができました。

最近は休日にどこかに出かけるよりも、こういう時間の方が貴重かなって思ってしまう。

それはおそらく、自分との時間が贅沢になってきているからかもしれません。

不思議なものですね。

 

札幌の「ちいさなえほんや ひだまり」の店主、青田さんに「私、ファンタジー苦手なんですよ」とお伝えしたところ、勧められたのがこちらの本です。

 

『天山の巫女ソニン』シリーズ。

 

今日は

『天山の巫女ソニン(3)』

菅野雪虫、講談社文庫、2014

 

を読み終えました。

 

とても読みやすく、進んじゃうのですが、今回は特に最後の解説が秀逸だなと思いました。

書評家の大矢博子さんという方が書かれたものです。

少し紹介します。

 

「驚いた。これは現実社会の経済そのままではないか。」

 

そのポイントとして挙げられているのが、

  1. 「それぞれの特産品を貿易で物流させるという基本的な経済活動」
  2. 「国際関係の悪化が経済や庶民の暮らしに打撃を与える」
  3. 「戦争が起きる理由や戦争を望む人の存在が、実に簡潔にリアルに示される」
確かに読んでいて実生活が想像でき、なんか共感しながら読み進めることができます。
しかもこれ、カテゴリー的には児童書なのです。
 
解説のタイトルが「現実よりもリアルなファンタジー」とあります。
まさにその通り。
 
もちろん登場人物も魅力的なのです。
主人公ソニン、ソニンが仕えるイウォル王子、ソニンの友人ミン。
それぞれの成長物語でもあるので、続きが実に気になる。
 
ですが、青田さんにご紹介いただいたので、これはひだまりで買おうと決めていて、なので、札幌に行って寄れる時間があったときに続きを買うことになるのかなと思います。
次回予告が気になりすぎるけれど、我慢。
 
ファンタジーが苦手な理由はよくわからないのですが、まず外国のお話は人の名前が覚えられない。
カタカナの名前が苦手なのです。
『ハリーポッター』は友人に借りて読みましたけどね。
大学時代に電車の中で読んでました。あんな分厚い本をよく持ち歩いてたなって今となっては思う。
 
異世界モノもあまり興味が持てないんですよね。なんだろ?食わず嫌い的な面もあるかもしれません。
読んでみたらおもしろいのかも?
 
 
今、週1で中学校の図書室で勤務をしていて、自分のことは棚に上げて笑、本を読まない中学生が多いので、中学生に近づこうと思って好きな本を教えてもらったら、男女共挙がったのが『東京喰種』でした。
そしたら職場の子がマンガを持っているというので、貸してもらって読んでいる途中です。
 
確かにおもしろいのはおもしろいのだけれど、私自身がハマるタイプのものではなく、純粋に楽しむというより、「なぜ人気があるのだろう?」と超つまらない(笑)読み方をしているところです。
続きは全然気にならないゲラゲラ

 

「本を読んでほしい」と確かに思うけれど、読ませるものでもないし、ただ私が言えるのは『本を読む方が豊かな人生になる気がする」というくらいです。

私は確実に本のおかげで豊かな人生を送っていますが、個人差かもしれないし、そこは言い切れないというか、言い切る必要はないのかなと思ったり。

 

なので、私は「本ってええんやで」とみんなではなくても、たった一人でも伝えることができたらいいなと思っています。

そして私自身が読む姿を見せることが大事なのかもなぁと思ったり。

たま~に勉強を教えているときに、問題解かせているとかで手持ち無沙汰になるときは、勉強的な本をパラパラしたりするんですけどね。

さすがにマンガや小説ではない本です。

 

勉強をする子どもにするには、まず大人が楽しそうに勉強をすること、本を読んでほしいなら、自分が本を読むことだと思っているので、これからもどんどん読んで、勉強して・・・と楽しんでいきたいと思います。

読書や勉強ってお金のかからない(かかりはするけれどコスパの良い)趣味ですからペンギン