昨日のチェリーの続きです。アメリカの農家には日本では収穫できない素晴らしいチェリーと | ロスからの声

ロスからの声

物足りないロサンゼルスについて書いています。

ビートルズの名曲


さて昨日の続きですが
このトニーは中学時代から映画の仕事を目指しシナリオを書き続けてきた。
35歳のときにニューヨークの独立系監督の映画祭で受賞。
しかし、その後は表立った仕事がつながらなかったという。
父親は「自由にやってるこれだけの穀物を扱っていれば
お前に何かやってもらう必要もない。」  

「親父には好きに映画でも何でもやっていろといわれたよ」
「そして2010年父が他界。財産を母と共に引き継ぎ現在もアーモンドを作りうっているんだけどねこのロスのダウンタウンで
年の30%くらい暮らし映画の台本をかいているよ。」

『アメリカのこういう大規模農業の力を知ると驚くよ。
とんでもない量の穀物が世界中に届けられている。
遺伝子組み換えの問題もよく語られるがもう止めようもない。
どこまで元のままでどこから組み替えされたものなのかも
当然DNAを調べればわかるけど、作っても作っても自動的に出荷されていくというくらいすごい勢いで輸出されている中で問題になることはほぼないんだよ。
無責任だけどオーガニックとか、そうでないとかそんな次元で
実際は取引は進まないんだよ。

今年は水が足りなくてアーモンドはあまり良くない。
だけど来年は雨が多く良い年になると予測されている。
アーモンドは苗から実がなるまでそう時間もかからない。
今年は雨がないから古木は切り倒し、暖炉の薪として売られて行くんだ。」

なんて話をダウンタウンのピザ屋の
歩道のテーブルに座り話し込んでいた。

寒くもなく暖かくもないがそろそろ
早いけど夜は秋の気配を感じていた。





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