今日もぼちぼちやってます… -23ページ目

今日もぼちぼちやってます…

2匹の犬とロードバイクとランニング

もう、無くなってしもた…

{6DC55EAF-24FD-425C-A630-FF9E177D2350}

毎日、空になった器を悲しそうに見つめているでんちょん。

そしてコロスケさんに、何か告げ口してるし…。
{923D1A21-3F53-4392-85B6-1D8FEBC87E8C}

何を言ったのか知らないけど、どうせ「あいつ、僕のご飯の量を減らしよった!」とか言ってるに違いない。

そんなこんなで、最近は二人でクーデターか下剋上でも起こすつもりなのか、妙にくっついてる。
{DCCA23EB-9536-4433-A4ED-8A5BDB352F58}

何かやらかすのか?
返り討ちにしてやる、コノヤロー。

今日は近くのパスタ屋さんで晩御飯。

パスタを一つ頼んで、ピザは食べ放題で、ウェイトレスさんが各テーブルに焼き立てを持ち運んで置いていってくれるシステム。

もういらなくなるまで、どんどん運ばれる。

{849B584A-1582-4937-A354-88F95C8F3239}

こんなデザート系のやつもある。食後なら良いけど、個々の食事の進行状況には関係なく、様々なピザがランダムに焼かれて持ってこられる。

今日は、食事中にデザートピザが沢山きて、食後の食べたい時には普通のやつがきて、タイミングが合わなかった。
それでも次こそデザートピザかも!と待つ。
ようこちゃんも、ビールを飲み終わり、ドリンクバーのアイスコーヒーに。
{F57947A9-FA79-4625-9101-F03BD789D496}

一口飲むと、「これ甘くない⁈」と言う。

僕もアイスコーヒーを入れてきたけど、普通のアイスコーヒー。甘くない。

他にもあったっけ?
と、頭でドリンクバーコーナーを思い出すも、アイスコーヒーはこれだけだったはず…⁈

よくこんな甘いのをそんなに飲めるね~くらいに言うので、いよいよ甘味を感じなくなってしまったかと思い出した。

「全然甘くないよ…それって何も入れてないよね?」
「うん、ガムシロ以外入れてないよ!」

……はぁ⁈
{B05845CB-1AF1-441B-8C12-E773072C459D}



スタートから暫く道は下り傾向なので、テンションが上がってる状態もプラスされ、思いのほかスピードを出しすぎてしまう。だから、「遅くない?」くらい抑えてというのが完走への第一歩らしい。

とりあえず、キロ5分半程度で走る。

バシバシ抜かれるが、あいつらは最後までもたない。我慢して、後半スパートだ!
そう言い聞かせてペースを守る。
5キロを過ぎて、寒さで感覚が無くなってた足先も、感覚が戻ってきた。とても快調。っていうか、余裕やん。

10キロを過ぎる。

余裕。もう少しペース上げるか。

ペースをあげれば、トイレにいけないので、今のうちにトイレに寄ることに。コース上で、ほぼ1キロごとくらいにトイレがある。10キロまでは混雑していたけれど、もうこの辺りまでくると、空いていた。ロスも2分ほど。

15キロが過ぎる。

まだいける。25キロ辺りからペースアップだ。

あと10キロ…10キロ⁈

結構あるな…。

25キロからゴールまで…17キロ

…ここからスタート地点まで戻って、またここに戻ってくる。これから、そんだけ走るのか…。

そう考えた途端、急激に足が重くなってくる…。
20キロ。

まだ半分もいかないのか…。

なんだコレ…。

ハーフの看板が見えてきた。

やっと半分。

もう半分…無理だ…いや、考えないようにしよう…今更か…。

反対車線に34キロの看板が見える。そして、そこを走ってくる人もたくさんいる。

ここから浅草まで行って、また帰ってくる…浅草が28キロ辺り。6キロ走って、6キロ帰ってくる…。

もう頭の中で、そんなことばかり考えては、嫌になり、また残りを計算しては嫌になりの繰り返し。

徐々に足の付け根、モモを上げると痛みが出てきた。半分を過ぎたばかりなのに…。

補給で立ち止まって、ポカリを飲む。
バナナは無理だ…パン…パン⁈無理やろ?

トマト!
一つとって、口に入れる。

冷たい…噛んでつぶすと、口いっぱいに汁が…幸せ…

もう一つ食べたい…。

もう一つ、いや二つ取って一つ口に入れた。

冷たい…噛み潰す。
幸せ~☺️

あと一つある。

もうちょっとしてから食べよう。

それにしても、この足の痛さはヤバイ…。

完走なんて余裕だろ。そう思っていた。

全く余裕なんてない。

足を上げると痛いので、歩くのが一番辛い。ゆっくりでも走ると、自然と足が前に出るので、まだ痛みもマシだ。

次の補給が近づく。
もう補給箇所は、みなが歩くので小さな混雑が出来る。
この辺りを走っている人は、もはや1分を争うようなタイムの人はいない。なので、みな歩く。
僕もドリンクを取ろうと左手を伸ばした瞬間、後方から右肩をドンとぶつかられた。その人はすいませんと、走って行った。その人を追うように赤いボールが転がっていく。

…?

…‼︎

あっ!トマトが!

あとで食べようと思ってたのに!

ドリンクの給水は3キロごとくらいにあるが、食べ物は10キロに一度だったりする…。

トマト…。噛み砕いた時の感覚が甦る。

もう一度食べたい。
早く食べたい…でも、足が痛い…前に出ない。
でも、トマトを…食べたい。

トマトが転がって行く映像が、走馬灯のように頭を駆け巡る。

そして、「また逢う日まで」が頭の中で鳴りだす…。

また逢う日まで、逢える時まで~。
別れのそのワケは、話したくない

尾崎紀世彦が歌いだす。

疲れからか、同じことばかり考える。

浅草でUターンして、反対車線を戻る。

もう、少しの登り坂でも、足が突っかかる。足が上がらない。辛い。

また逢う日まで…逢える時まで~。

まだ紀世彦が歌っている…しかも、このフレーズだけを。

辛い…。

すると、沿道で「エアーサロンパスあります!」の声が。

今までも、沿道で給水ポイントとは関係なく、水がありますとか、レモンとかチョコとか、コンビニ前ではロールケーキを切ったやつを、食べてください!とか色々なものを提供してくれていた。大会とは全く関係なく、本当にボランティアでやってくれている方が沢山いた。

そしてエアーサロンパス。とっさのことで分からなかった。過ぎてから、マジで!って気がついた。もう頭の反応も悪くなってきている。

暫くすると、またエアーサロンパスあります!の声。

もう一目散に行って、足中をスプレー。

暫くマシになるが、再び痛みで辛くなる。
そうすると、またエアーサロンパスの声。

シュー。

また暫くマシになるが、すぐに。
そして、エアーサロンパス。

もうエアサロ中毒だ。

35キロまで永遠とこれを繰り返す。


いつの間にか、紀世彦も帰ってくれて、また逢う日までから解放された。暫く彼とは逢いたくない。

ここから7キロ。

まだ7キロもある。

1キロが長い。中々進まない。

周りでは歩いてる人、道の端で筋を伸ばしてる人、ぶっ倒れて介抱してもらってる人。

タイムがどうのこうのと、本当に「マラソン」が出来る人は、全体の一割にも満たない。

それ以外は、もはやサバイバルだ。

そして、その原因もみな同じ。

理由はどうであれ、明らかに練習不足。

今日、いきなり何キロ走りますと言われたわけではない。
もう何ヶ月も前に言われ、しかも自分でエントリーしているのに、こんな感じなのだ。世の中の9割は、何とかなるでしょ。なのだ。

そして本番で、地獄を見る…。

もう、走るのも当然辛いが、歩くことも辛い。

24時間テレビのマラソンで、少しずつでも歩けばいいのに!と思っていたけれど、立ち止まる理由がこれで分かった。走れないし歩けないからだ。

足を前に出す度に、痛みがはしる。着地する度に痛みがはしる。

マラソンの本を沢山読んだけれど、小出監督の書いたやつだけは、どうなの?と思っていた。名監督みたいに言われてるけど、たまたま良い選手に当たったんだねって。

でも、今なら分かる。

ちゃんとやっとけばよかった。

辛い。

もう辛いながらも走ってゴールか、リタイアしかない。歩いてゴールは100%無理。

少しの段差も、つま先がつっかかって転びそうになる。

なんで、応募しちゃったんだろう。

辛い。

3時間そこそこで走れるんじゃないの?
昼過ぎには終わって、都内で美味いもの食べて帰ろう。

そんな週末の予定だったんじゃないのか…。

なんだこの辛さ。どうしたらいいんだろう。

進んでるのか?

さっきも38キロの看板だったじゃないか?

イオンだ…もう中で休憩したい。ペットショップ見て帰ろう、そうしよう。

…時計を見る。

39.26

なんだろう?39分ってなんの数字だ…?

あっ、39度か。体温か。

…⁈

なんでたいおんが出るんだ。

あぁ…きょりだ。そうだ、39キロか。

あと3キロか。

3キロで…いまのペース…7ふん…20びょうで…、えっと、なんだっけ…。

のこりは、39キロから3キロ引いて、36キロか。

36キロってなんだ?

あれ?なに計算してたんだ?

40キロの看板だ。

そうだ。残り2キロだ。

1キロ7分20秒のペースで走ってるから…、そうだ、あと15分くらいでゴールだ。
あと、15ふん…で、いま4じかんがすぎて、そう…あと7ふん20…。


「さあ、あと1キロ!頑張って!」

沿道の声で、我に返る。

やった。あと少し。

テレビで見たことある道だ。まさか自分が走るとは思わなかった。

最後の直線。

見たことある。

こんなの走って何が楽しいんだろう?

そう思っていたのに。


ホント、人生はわからない。
{D178BDC8-F41F-4EFA-A215-33F891ABB074:01}
ゴール!


若干マラソン熱が冷めかけていたけれど、地獄の苦しみを味わいながら、なんとか完走出来て、次こそは!そういう気持ちが湧いてきた。

出てよかった。

これが無かったら、もうマラソンを走ってないかもしれない。

そして、このなんとも言えない完走感を味わえなかった。


楽しかった。

完走のメダル。
「へぇ~結構重いんだね~。」と、ようこちゃん。
{59BD99D1-94E2-4B72-B232-0097AD99F3D7:01}

いやいや、かなり重いでしょう。