今週も引き続き、今年のヨ-ロッパ旅行記の続編を書きます。


ウィ-ンでの4日間の滞在を終えました。 


今年はクラシックもオペラも、かねてより私が鑑賞したいと思っていた公演が上手く当たり、特に思い出深く楽しい滞在になりました。


また、4日間通して天気にも恵まれたので街の散策や森のハイキングも気持ちよく、大満足でウィ-ンを後にしました。


次の目的地はドイツのヴュルツブルグです。

いつもはザルツブルクとミュンヘンへ向かうのですが、今年はドイツ北部を旅行するためにそこを飛ばしました。


ウィ-ンからヴュルツブルグまでは国際特急列車で約5時間40分とかなり時間を要するのですが、直通列車なので乗り換えも無くス-ツケ-スを持ち歩く私にとっては楽な移動手段です。


ウィ-ン中央駅12時50分発のドイツ国鉄ICE(インタ-シティエキスプレス)ハンブルグ行きに乗車し、ヴュルツブルク中央駅着は18時27分になります。


長旅を終えてホテルへチェックインした後に夕食を摂るために向かったのは、このブログでも何度か紹介している良質な自家製フランケンワインを飲むことが出来るワインレストランです。


お酒好きの方はもちろん、そうでない方も食事のバラエティーも豊富なのでお薦め出来ます。

私もビュルツブルクに滞在する時には必ず訪問します。


ユリウスシュピタ-ル


1576年に老人福祉施設が始めたワイナリーで、現在も教会が経営する病院とワイナリーが共存しています。


シュピタールとは「病院」という意味ですが、当時は貧しい病人や老人のための病院や老人ホームの役割を備えた慈善施療院でした。

現在でもワイン生産所やワインレストランで得た収益を基盤として、病院が運営されています。





夏場はこのように中庭に席が設けられますが、ヨ-ロッパではこの開放感がある席が人気です。


短い夏を楽しむためでしょうか。



フランコニアンワインス-プ


白ワインのクリ-ムス-プは少し酸味が効いていて美味しく体が温まります。








フランコニアン風スズキの蒸し物


スズキの切り身に白ワイン・レモン・オリ-ブオイル・香草を加えて蒸し焼きにした料理です。

レモンを絞り、バタ-ソ-スをつけて頂くととてもさっぱりとした味わいになります。


フランコニアン風郷土料理とは、白のフランケンワインを加えて調理したものを言うのでしょうか。


付け合わせとサラダを併せて、新鮮な野菜をタップリと頂けるのもヘルシ-で良いと思います。




ビュルツブルクにはもう1件「ビュルガ-シュピタ-ル」 という有名なワインレストランがあります。

こちらは更に歴史が古く、1319年に老人福祉施設が始めたワイナリーで、現在も老人ホームとワイナリーが共存しています。


どちらも自家製のワインが美味しく、地元の方々に大変人気のあるレストランなので現地を訪問される方は立ち寄ってみて下さい。