《読み終えて》
面白かった。
面白かったけれど…なんだろ?なにかが
ちょっと足りない…いや…ちがう…なんか…なんだろ?
それは何かと言われても返答のしようがないのだが…

冒頭残虐的なシーンから始まったので衝撃的だったけど
玲子たちメンバーが現れて一気に和んで
いつもの姫川班の物語に入っていけたんだけどね。
あ…ネタバレになるので詳細は書かないよ。
それにしても
なかなか犯人へ近づかないなぁ
ページの厚みもあと残り5mmほどしかないのに
後僅かなページでどんな展開になるんだろう?って思ったら
急展開があってあっけなく事件が解明されて真犯人も捕まった。

犯人はもしかして…あいつか?
と最初の段階から僕が描いていたとおりの犯人だったが
緻密に組み立てられた物語の構築にしっかり騙されてしまった。
それにしても…えええ?って感じだったし
いまひとつあっけない幕切れに
がっかりな感じが何処かにあったのはいがめない。

主人公の姫川玲子や菊田にガンテツなどお馴染みの顔がでてきて
それらはまず間違いなくテレビドラマの俳優たちの顔なのだが
他の登場人物は僕の頭の中のデーターバンクから
それらしい顔がでてきて暴れてくれるから
そう言う意味では面白かったなぁ。

最近うんざりする程かったるい本とか読んだせいか
最近は読書熱が覚めてきて当分本はやめようかと思ったが
なかやまんから「おもしろかったっす」って帰ってきた以上
読まないのもなんなので読み出したんだよね。
とはいえ誉田さんの文章は面白いから
結局物語に引きづり混まれてしまったわけなのだ。

分厚い内容もあっという間に読み進めたし
この「ルージュ:硝子の太陽」は
新宿署の東刑事が主役の「ノワール:硝子の太陽」と
兄弟本らしいので、そっちも読んでみたいものだ。

それにしても誉田さんはすごい!
刑事物シリーズも書いたと思えば、僕の大好きな剣道少女が
主人公の武士道シリーズに音楽少女のシリーズも書いたり
ホラーも書いたりと八面六臂な自由自在な器用な人だと感心してしまう。
とくに姫川じゃないけど女の子を描かせたら右に出者はいないかも。
ただ……
誉田さんの本はほとんど大好きなんだけど
誉田さんのホラーは2冊読んだけどちっとも面白くなかったなぁ^^
あくまでも僕にはね。