やっぱり、順序としては「ゴールデンスランバー」以前に読むべき内容かも。
いろいろ伊坂さんも考えた結果、こういう段取りになったらしい。

けっきょく「陽気なギャング」系のお話で、スカッと面白い。
すごく複雑な家庭だったり、ワケありで引きこもっている生徒がいたり、
かなり危険な人が町にいたりで、重たい内容なのだけど、
主人公が高校生と若いのと、父親4人のキャラクターで軽い感じで読ませてくれる。
重いのに軽いは「アヒルと鴨」に近いか。

いままでは個人個人がバラバラに繋がっていく感じがしたのだけれど、
今回は「父親4人とその息子」とその周辺、という具合。
由起夫たち高校生を見ていると、『長嶋有』っぽい感じもした。

もしドラマ化があるならば、絶対に鷹は寺島進さんでお願いしたい。

オー!ファーザー/伊坂 幸太郎
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あー、とうとう死んじゃったか、という感じ。
長くて辛い漂流だったと思う。
ただ、ここに記されている限りでは、
最期は安らかだった様子。
もちろん、がん患者が最期に苦しむのは知っている。
でも、書かれていることに近いことを信じている。

何度も最後の日記とサ母のコメントはネットで読んだから、
知っているのだけれど、通して全部を読むと、
とても重く感じられた。

奥山さんは「そんなに考えるなよ」と笑うと思うけど。
最後にご両親のあとがき(謝辞)が掲載されていてよかった。

33歳ガン漂流ラスト・イグジット (ポプラ文庫)/奥山貴宏
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表紙のイラストは、単行本のほうがかわいい。
昭和30年代の子供らしくてよい。

子供の頃っていつもこんなふうにもどかしくて、
大人にはうまく伝わらないことで満載だったなぁ。
自分も小さいくせに妹のことをうっとうしく感じたりする。
意外と残酷だったりもするし、
「敵討ち」とか物騒なことを言い出すのも、
子供らしいと思った。

この時代はまだ全然生まれてもなくて、
ちょうど母が同世代なのだけど、
なぜかわたしも懐かしい気持ちになる。
新子の世界にないものが、
すでにいっぱいあるのだけれど、
相変わらず汲み取り便所もあったし、
森に探検にいったりしたからなのか?

とりあえず、アニメも見てみたくなった。

こっちの表紙が好き。
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ついでにDVDも。
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