全員、うらやましいと思いつつ、
世の中の父親は、この3人に軽く当てはまるはず。
ぼんやり無関心(水木タイプ)か、
酒飲み(赤塚タイプ)か、
仕事一筋(手塚タイプ)の3種類。
でも、どのお父さんも、子供のこと気にしてる。

るみ子さんが電気グルーヴを、
水木さんに取られたと思っている話が好き。
しかも悦子さんはぜんぜん音楽に興味なさそう。
そして、レゲエが好きな水木先生。

しかし赤塚先生は強烈だ。
でも赤塚先生がいないと、
タモリさんも出てこなかったし。

偉大な父を亡くしてコンプレックスいっぱいの2人に対して、
なんだかのんびりした悦子さんがうらやましい。
もちろん水木先生も偉大なのだけど、
ご健在であることで、仕事を一緒にしているから、
お父さんを「仕事仲間」として見ているようだ。

あと、手塚先生のマンガ面白い。
フニャッとしてるしてるとこが特にかわいい。

ゲゲゲの娘、レレレの娘、らららの娘/水木 悦子
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これはキツい。
正直泣いた。
(わたしは読書で涙をながすことはほとんどない)

女同士の牽制し合う「友達」という不思議な関係。
うちの周りも田舎なのでこんな感じだ。
女性は結婚すれば幸せになれるという安易な考え。
同級生が結婚すると聞くと「誰と?」とか。
聞いた所で知らない人なのだ。
どうせ、会社の人とかそんなの。
それを確認して何になる?

そしてわたしの中には「チエミ」と「みずほ」が混在する。
わたしは、教育の受け方を知らないまま「チエミ」のように育った。
だけど、「みずほ」のような仕事に憧れた。
結局、転職を重ねてデザイナーのような仕事に就いた。
完全に「チエミ」ではない。
だけど、わたしが「チエミ」のような性格なら、
ぼんやりとした、契約社員で地味なOLになっていたのだろう。

そして「みずほ」のように虐待があったり、
教育ママに育てられたわけではないが、
仕事におわれて、ここまで来た。
それが、「自分のステイタス」だと思っていたから。

2人の気持ちが自分に入り交じって泣いてしまった。
嫌な話だけど、引きつけられるものがあった。
男性にはおそらく理解できないかもしれないけど、
わたしは好きです。
いい本でした。

ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。 (100周年書き下ろし)/辻村 深月
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単にミステリーというにはもったいない。
愛らしく幸せで、
そして優しい人たちの楽しいお話。
ファンタジーだといってもいいかも。

和菓子の知識もかなり得られるし、
デパートの内部のこともけっこうきちんと書かれていた。
防災訓練とか、万引き犯の防ぎ方とか、
本当に消防署や警察の人がきてレクチャーされたりする。

登場人物では立花さんが大好き。
乙女男子と友達になりたい。
もちろん「友達」でいいのだよ。
あと師匠もいいねぇ。
いかにも「師匠!」といった心意気。
私服が怖いのはご愛嬌。
いい人なのでそれでOK。

今度きちんと上生菓子を食べてみよう。
そして坂木さんは女性かな?なんて思ったりした作品だった。

和菓子のアン/坂木 司
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