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Shran Andria のメモちょう。

思いつきです。
笑ってご容赦を・・・

<小説>

ジャメルとシュラン

第一章      その後の世界

シュラン アンドリア(Shran Tomo Andria)は、アンドリア国の名をその姓に背負った、国でも名だたる戦士の家系の末裔であった。
ジャメルの施策により、実質的に軍は不必要となっていたが、唯一、国境警備ということで存続していた。
かつては、5,000人の兵を率いていたシュランは、100人程度に縮小された組織の長を続けつつも、環境の変貌ぶりに当惑していた。
ジャメルの施策は、隣国にも影響を与え、これにならう国が多くなっていた。
これにより、ますます、シュランのすべきことはなくなりはじめていた。
いや、シュランはもともと思っていた。この組織も大半は、貴族の既得権益を守る為だけの時代遅れの産物なのだ。
ジャメルを疎ましく思う時もあった。それどころか、ジャメルの政府にクーデターを企てていた時期もあった。
しかし、ジャメルは、自ら全てを失ってでも正しいと思うことを遣り遂げた。しかも、自分達のアンドリア家に配慮しての国境警備隊を残したものと思われる。
今も、国の中心地グッドランドの建物の最上階に、席を構える自分が、ジャメルに生かされただけの者と思うようにもなっていた。
そして、ジャメルと自分の違いについて日々考え込むようになっていた。

バッドランドは、中心地から最も離れた海岸線の離島にある。
もともと不毛の地のため、このような名がついていた。
ジャメルは、バッドランドを見渡せる海岸線に、小さな住まいをかまえ、田畑を耕していた。
ジャメルがこの地にいるのには、一つの心配事、いや、施策の欠点がやがてバットランドで具現化することを思ってだった。