Shran Andria のメモちょう。 -51ページ目

Shran Andria のメモちょう。

思いつきです。
笑ってご容赦を・・・

第四章  シュランの悪夢 その2


サイドスルーヘ向かう車中、シュランは実際の作戦を練っていた。殆ど情報のない状況で、どのようにこの事態を回避するか。普通なら、パニクるところだが、何故か落ちっいていた。


シュランはタカミにこう聞いた。『国境全域を覆うとなると、ジェネレーター、その動力元は、非常に大きなものだろう。どの位と推定される?』

タカミは少し考えこう答えた。『我々には、まだ、レーザーネットの技術はありませんが、原理的には推定可能です。おそらく2km四方の面積が必要でしょう。』

そして、シュランは呟くように言った。『2km四方の建造物を我々のスカイローラの監視を3年以上潜り抜けているとすれば、完全に地下にある。やはり、潰すのであれば動力源の方だろう。反ブロク爆弾を200mおきに設置して、リモートで爆発させる。順番は、計算する必要があるがね。タカミ最も効率の良い配置と順番を考えてくれ、サルシアは、直ぐにものの手配だ。我々が到着するまでに準備しろ。オーケン、オトノ補佐しろ。シユウは、タカミの計算結果をコントロールパネルにビルドしろ。』

各員が、各々の役割を認識して、動きはじめた。その動きは、マッハ級だった。


サルシアは、最高幹部に属するシュランの命令であっても、到着までに準備するのは不可能だと知っていた。

少し危険だが、闇の商売人の力を借りる必要があると思った。

かつて接触のあったモーンレンに連絡をとった。

どのみち、正規軍の支部にそれだけの物資はないし、一部ハンドメイドも必要なので、その時間も見積もって調達プランを決めた。

当然、闇の商売人を使うことは認められないが、そこはシュランに相談せず、独断で行った。

この時、シュランもある程度察しており、サルシアに命令したのだった。

オーケンも、およそわかっていたが、何も言わずサルシアに従った。オトノは、一刻も早く活躍を認められたい一心で事をすすめた。


陽日もおちおちかける夕刻、それらの物資は全て最前線キャンプに揃っていた。

車載していたコントロールパネルや、取り巻く機器も瞬く間にアッセンブリされ、サルシアの計算もほぼ出来上がっていた。

やはり、反ブロク爆弾に仕立てるには、手直しが必要だったが、予測済みの彼を慌てさせることはなかった。


実際の戦場を経験していないのは、オトノだけだった。

慌てたら、その時点で負けは決まる。皆それを知る精鋭ばかりだった。


全ての準備が整ったが、施設の中の様子、装置を守る人員の数も全てわからない状況だった。


シュランの一生にわたって苦しめる悪夢は、この時から始まっていた。


続く。