ゲーム・オブ・スローンズ(以下GOT)というテレビドラマがある。以前にも紹介したことがある中世ヨーロッパの世界観を持った世界的な人気を得たテレビドラマで、騎士道や剣士、貴族が世界の覇権を争った大人好みのものだ
今年に入りラストシーズンとなるシーズン８が終わり、最初から見返したりとこのシリーズの余韻に浸ってる人も多いだろう
そしてウィッチャー３というゲームがある。こちらはウィッチャーという特殊な職業の主人公になり世界を旅するものなのだが、両方知ってる人はピンときたかも知れないが世界観が非常に似ているのだ
GOTを知っていてウィッチャー３を知らない人もいると思うがウィッチャー３はGOTファンに遊んで欲しいゲームだ
両方知ってる私は初めて両者を見た時にどちらかがどちらを参考にして考案されたのではないかと思うほどに近い世界観を持っている
例えばドラマでは謎のベールに包まれたホワイトウォーカーの存在、ゲームではウィッチャー３ワイルドハントの名前にも出てくるワイルドハントの存在だ
ゲームでもワイルドハントは世界の脅威として語り継がれているが目撃したものはおらず神話や吟遊詩人の歌に出てくる程度
そして全身を吹雪でまとい過ぎ去ったあとには凍てつく氷の野原が広がる恐れられた存在で彼らの存在が近付く証の吹雪が迫ってくる描写も両者似ている
他にもドラマでは途中から炎を信仰した宗教が出てくるがゲームにも炎を崇めた宗教が出て来て大都市のお偉方はこの宗教の力を利用して街を支配している
そしてドラマに出てくる海を愛してそこに拠を張るグレイジョイ家、平地に住む人からは野蛮で勇猛な海賊と恐れられている
ゲームでは全く同じような設定でスケリッジという海の諸島を拠点にしてる人たちがいる
大陸人を毛嫌いし斧をふるって船を襲う勇猛な民族は大陸人からは恐れられた存在だ
他にもドラマ中で出てきたドーン人を思わせる南方の民族もゲーム中に出てくるし、南方の産地のワイン、北方に伝わる伝説の巨人族にドワーフ、同じ中世ヨーロッパの世界観で描かれたウィッチャー３は、ふとゲーム版GOTではないか？と思ってしまうほどだ
細かい設定や役割は違えど、ゲーム中所々に出てくる場面やものがあり血まみれ男爵はロバート王、巨人を倒しに行くスケリッジの後継者は野人のトアマンドなどGOTの匂いや懐かしさを感じるところが多々ある
知名度から言えば今ではGOTが上だが、ウィッチャー３もゲーム界では知る人ぞ知る神ゲー
残虐なシーンをふんだんに使われていることでもまた似通った存在で首切れシーンや戦闘で相手の身体がバサバサ切れて跳んでゆく
そして両者を楽しむなら今がチャンスかも知れない。GOTは映像配信サービスのHuluでラストシーズンの配信を開始したため、現在はシーズン１～ラストシーズンまで全て見る事が出来る
一方ウィッチャー３は元々パソコンゲームだったがプレステ４とXbox Oneで発売され数年がたちこの10/17からいよいよニンテンドースイッチでの発売が開始された
元々プレステ用などに開発されたものではないゲームでここまで広く移植されたのはかなり異例のゲームだ
ウィッチャー３は2015年にゲーム・オブ・ザ・イヤーに選出されているがそれだけ優秀なゲームというところだろう
この機会に両者を楽しむのもいいと思う
ウィッチャー３のオープニングストーリー動画
関連記事