みなさんの目につく機会が増えたので、ここで一回物件情報のまとめを書いておきます。
古い物件なのでいろいろと資料が少なく、契約前に不動産屋さんにいろいろと資料を集めてもらいました。
① 震災復興図
左が仮測量図、右が震災復興図(関東大震災後に東京都が土地区画整理をした際の図)です。
仮測量の位置と復興図の位置がほぼ重なるので、ここから大きく面積や位置がずれるということはないことがわかりました。
復興図の単位は間と坪ですね。
② いつ建てられたの?
87歳のお父さんが「生まれた時からこの家だよ」と言われていたので、築87年以上ということはわかっていたのですが、不動産屋さんにいろいろと調べてもらい、昭和2年の家屋課税台帳を探し出していただきました。
昭和1年は12月25日からの1926年の最後の1週間だけしかないので、大正時代から建築を始めていた建物ですね。
床面積60.36の2階建てなので、建蔽率約95%です。
③ その他
・南北に42条2項道路があり、建て替えるとセットバックがかかり土地面積は約7.6坪になってしまうので、リフォームして住むことにします。
・区から耐震工事のための助成金が300万円でるので、活用させていただきます。
・本物件はかなり前から売りに出されていて何回か申し込みが入ったようですが、狭小住宅のため住宅ローンを通すのが難しく、契約にはいたらなかったようです。
・売主さんや近所の方のお話によると、東京空襲の時にこの辺の一帯だけ焼けずにすんだようです。
・売主さんの住み替えの物件が決まるまで定期借家契約をさせていただきました。