何も守れなった大人たち | 読む人の従容たる日常

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参加が問題視されてた広陵高校の夏の甲子園出場について、本日2回戦辞退が広陵側からの申告で決定された。


今回の件で、ワイは参加することに外野があれこれ言うべきやないとブログで書いた。

広陵も反省と覚悟を持って参加したんやろうというのがその理由。


けれど、広陵からすれば予想以上の波紋を呼んだばかりか、野球部とは関係のない通学しとる生徒まで様々なことを言われ、さらには爆破予告まで飛び出す事態に発展したことが、決断させたんやろう。


思い起こされるのは2013年に起きたPL学園で起きた野球部暴行事件。

事件の内容を鑑み、大会出場禁止となり、その後休部から現在は高野連から脱退となる経緯となった事件でもある。


今回の案件もまた、上級生による下級生への暴力が原因となったが、当初の大会参加の理由は加害側が被害側へ謝罪し了承を得たという話やったし、高野連も厳重注意したから問題なしとしていたが、その後も事実かどうかわからんが別案件の被害があるとの情報から辞退に至ったようや。


世論の反発は当然想定された中での出場やった経緯があった訳で、なのに辞退への決断に至ったのであれば、何故始めから参加を表明したのかということがワイにはどうしても理解できん。


高校側も高野連もいったい何を守りたかったのか。

先のPL学院の時は高野連が大会参加を禁止したが、今回は広陵側からの申告で辞退となったと温度差も違う。

難しい判断があったなら、参加を認めるべきやなかったのではないか。


そして、高校側も問題発覚後に言われてた話と異なってしまった理由がなんなのか。

全てがなぁなぁで済ませてしまったんやなかろうか。


何より一回戦で当たり敗戦した旭川志峯の気持ちは高野連はどう考えるのか。もちろん旭川志峯側は今回の判断に不服は唱えんやろけど、心中は穏やかやないやろう。

それで終わった三年生の気持ちを高野連はどう考えとるのか。


辞退しました、以降は休部にします・廃部にしますだけで済まない問題になったようにワイは思う。