昨日、2点差で迎えた9回、木浪が痛恨と言えるショートゴロファンブルというミスで同点に追いつかれた。
解説しとった館山が言う通り、ランナーやった並木が目の前を走り抜けたことが目に入ってしまったからというのが要因であるやろう。
ただ、ファンの言葉のように、やはり木浪なら捕れて当然の打球ではあった。
本来ならそこで傾いたであろうヤクルトへの流れを同点止まりにした岩崎もさすがやし、その後投げた及川が相手の攻撃を封じたのも見事。
でも、なんと言っても決めたのが近本やったと言うところに昨日の勝利の大きな意味があったようにワイは思う。
ファンなら周知やが、近本と木浪は同期入団ながらもチーム内でも仲が良い。
何かにつけて2人が話し合う姿も見られるし、攻撃でも木浪が出て近本が返すというパターンもあるくらいに流れの中でも良い働きをしてくれとる。
昨日は木浪にとっては打てず守れずという良くない日やった。
けど、それを近本が一振りで決めてくれたことが何よりの助けになったろう。
試合後、勝利にも1人笑顔のない木浪の背中を近本が何度もさするシーンが中継で映された。
そういった絆の強さが2人の間にあるからこそ、キナチカという愛称で慕われる理由にもなる。
同期であってもライバルという存在なのがこの世界の習わし。
それでも、こういったお互いを支える存在があることもまた強さの一つになる。
そう感じた昨日の試合やった。