2軍での練習が続いとる佐藤輝、昨日・今日と2軍の試合にも4番でスタメンで出たそうで、昨日は快音無しも今日はマルチ安打を放ったそうだ。
そんなプレーを見てくれとる2軍監督の和田の一問一答が実に興味深かった。
「やっぱりランナーを置いた時のバッティングというか、集中力というかね。見ていている時といない時とで明らかに違う。(中略) それがいない時でもそれぐらい集中して、いる時より集中するぐらいの感じになってくれると、打率も打点も上がってくると思う。」
まさに佐藤輝が鍛えるべきポイントがコレやろね。
和田は打撃面でそれを指摘したが、同じことは守備にも言える。
ドンデンが「横着」と評した佐藤輝のスタイルがまさにこれやものね。
これが入団して2年や3年くらいの若手が同じことをしたなら、監督かコーチから怒られて、練習させられて、スタンスを磨かせられるというもの。
けれど、今までそういった欠点を改善させられなかった、もしくは本人が聞く耳を持たなかったがために、4年目となるのにそんなところを指摘されてしまう。
ようやくそういった正しい育成方法ができることになったと言えるやろう。
もちろんそれを佐藤輝がしっかり心に留め、練習でというよりも試合の中で実践できるかになるし、それもまた本人次第。
けれど、それを気付かせてくれる存在があることは佐藤輝自身も感謝せなあかんやろな。
長いプロ野球人生の中で、少し足踏みして正しい方向に向けるのであれば、それは無駄な時間とは言わん。
財産となることを吸収できる機会を得たと考えてほしいね。
そこさえ改善できれば、元から高い能力を持っとふんやからいくらでも活躍できるし無双状態にもなれるやろう。