神2-3日
勝:加藤貴
セ:杉浦
負:石井大
先発門別は2回、先頭の水谷に四球、1アウト後、江越を三振にするも、水谷の盗塁でランナー2塁とされ、田宮の詰まったレフト前ポテンヒットがタイムリーとなり先制を許す。
4回、先頭の今川のツーベースと水谷への四球で1アウト1塁2塁とされるが、浅間・江越と打ち取り、4回を1失点として交代する。
2番手は漆原。
2アウト後、中島にヒット出塁され、細川の打席で中島が盗塁成功して2塁から、細川にタイムリーヒットを打たれ同点とされる。
3番手は茨木。
2イニング目の7回、キャッチャーが坂本から榮枝に代わって浅間にヒット、江越に四球とランナー1塁2塁とピンチを作るが、清水のバスターが空振りとなり、ランナーが3塁アウト。清水も三振。
続く代打群司には死球、代打群に四球で満塁とするが、細川のライトへの打球を森下がライナーキャッチし無失点で降板する。
4番手は石井大。
2アウトランナー1塁の場面から、浅間のレフトへのヒットをミエセスが弾いて打球が転がっている間にランナーが1塁から生還して勝ち越しを許す。
打線は3回、糸原のヒットと坂本の四球で2アウト1塁2塁から、中野がライトへのツーベースを放ってランナー2人が還って一時逆転する。
以降もチャンスは作るが、あと一本が出ず、9回も杉浦に三者凡退に抑えられて試合終了。
今日の収穫はやはり門別やろう。
高卒3年目とは思えない堂々とした投球で、失点はあったものの、ピンチにも動じず、打者一人一人と勝負して抑えていけてたのはかなりええ内容やったようにワイは思う。
もちろん余計な四球を与えたり、打者2巡目となったら慎重になり過ぎたなど反省点もあるけど、球の質もええし、制球も乱れなかったのは今季飛躍するように感じた。
茨木も2イニングを投げた。
酷な話かもしれんが、門別があまりにも良過ぎて、茨木のほうが球を引っかけたり、不安定な印象を感じた。
けれど、茨木もまた今年20歳になるんやし、一軍戦初登板ということを考えれば、緊張しても仕方がないとワイは思う。
しっかり0点で抑えられたんやから、これを自信にして取り組んでほしいね。
むしろ、2イニング目から組んだ榮枝のリードのほうが遥かに問題。
生き残りをかけとるのはわかるが、自分より年下の若い投手に打者から避けるような球を要求するのはどうやろな。
勉強させるのが今日の狙いでもあるし、それこそ二軍で組んだこともある投手に自身の都合を押し付ける配球をしたらあかんとワイは思う。
打線は主力メンバーで臨んだが、まだまだ繋ぎというところを求める段階やないから、点には結びつかんね。
中野のタイムリーも水谷の守備の不味さがランナー2人を生還させただけやし、今は開幕に向けてしっかりアジャストするようにすることを優先してほしいかな。
前川はヒットこそなかったが、5回に1アウトランナー1類の場面で進塁打を打とうと引っ張り打球を放ったのはワイは良かったんやないかと思う。
結果ファーストゴロゲッツーにはなったけど、ランナーの近本もスタートしとらんかったし、ペナントになれば確実にランエンドヒットになっとったろうから、この姿勢は意識していてほしいかな。
反面ミエセスの守備が今日は決勝点を産んだ。
ハッスルしたいのはわかるが、状況判断して手前で捕ってランナーを3塁に止めさせなければならなかった。
この判断ミスは致命傷になること必至なので、今後に向けて筒井はしっかり指導しとくべきやろな。
もし使うつもりならね。
負けたとは言え収穫もあった試合。
しかも門別という楽しみとなる存在が出てきてくれたのは頼もしくも思う。
いつペナントでの登板となるかはわからんけど、早い時期に試したくなるんやないかな。