「同じメンバーやけど違うチームというかな」 | 読む人の従容たる日常

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平田ヘッドへのCMオファーのほうがワイには嬉しかったから後追いとなっての紹介。

ホンマはこっちのほうが凄いとは思うんだけどね。


昨日、今年の正力松太郎賞が発表され、ドンデンか受賞した。

阪神では過去に85年にムッシュが、03年に星野さんが受賞しとるが、3人目となる。

プロ野球界の発展に貢献した監督や選手に贈られる賞だけに、今季の阪神の戦い方を編み出した点が評価されたということやろう。


今年はWBCもあり、世界一にもなった。

プロ野球界の発展という条件ではあっても、インパクトとプロ野球への注目度向上という点では栗山とか大谷が受賞するかと思いきや、阪神日本一の立役者となったドンデンが選ばれたというのも特徴的と言えるんやないかな。

それだけ今季の戦い方が印象的やったと選定委員には映ったんやろうね。


大きな戦力補強した訳でもなく、選手を適材適所で起用し、フロントと査定ポイントを調整したりと、チームとしてより戦いやすくしたのはとても大きな功績やと思う。

でも、冷静に振り返ってみても、ドンデンがしたことって決して特別なことやなく、選手にごくごく当たり前にすべきことを徹底させただけなんやよね。

ボール球を振らない、もしくは、ボール球を投げない、それって普通にできなあこんことやもんね。

今の時代、そういった普通にやらなあかんことをやらせることが難しいってことなんやろかなぁ。

そこに目をつけたドンデンの野球感は、原点回帰って訳でもないんやろけど、見事やったね。


とは言え、手は見せてしまった訳で、他球団も同じようなことを取り入れてくるだけに、来年はこううまくいくこともなくなるやろう。

今季の内容を踏襲しつつ、各選手のレベルアップが必須となるし、それこそファームの選手やベンチを温めていた選手が一皮剥けた躍動が必須となる。


そんな中での育成野口の支配下登録もこのタイミングで発表するのは異例。

野口への期待のメッセージとも取れるね。

しかも、サード練習もさせるようや。

渡邊諒や小野寺にもさせとったし、サード起用の選択肢を増やしとるところにも来季のポイントが佐藤輝にあると考えとるのがよくわかる。

成績的には問題ない結果となった佐藤輝やけど、シーズン前半や日本シリーズでの内容は褒められたもんでもなかった。

それこそ岡本や村上のようにホームラン量産してタイトルを獲るくらいの期待を持ってたんやろう。

ドンデンなりの佐藤輝のケツを叩く手の一つになりそうやし、それこそ野口がかっさらうなんてことが起こったらおもろいね。