このところ、毎日更新のはずがさぼったりする日がございます。
なぜだか眠い秋のなかごろ。
で、明日の朝からなぜか大都会へ行ってまいります。
それではみなさまごきげんよう、

の前に先週、とあるお庭に行った日のことです。

あれは3日ほど前のことです。
朝日連峰が白く見えていました。
山の草とか花とか虫とか-雪の朝日連峰

行き先は山形市。とある庭園にお伺いすることがあったのです。
駐車場付近で黄色くなりかかっているのはケヤキかな?
山の草とか花とか虫とか-街の紅葉

その近くに保育園があり、園庭にひつじが昼寝していました。
ねこで言うところの香箱座りですね。こういう座り方は前足がかわいらしいですね。
撫でてみたいけれど、大人は保育園に入れません。
山の草とか花とか虫とか-ひつじ

ということで、目的地はそのとある庭園でした。
ここでなにか、はなしをしろ、と。そういうことで呼ばれました。
予定の時間より早めに着いてしまったので、せっかくのお庭をちょこっとだけ観察しました。

赤くなっているのはウルシですが、ヤマウルシなのか本うるしなのかわかりませんでした。
山の草とか花とか虫とか-うるし

ここにもマンサクがありました。
これはマルバマンサクのようです。
山の草とか花とか虫とか-マルバマンサク

すぐ近くにひしがたの葉のマンサク。
山の草とか花とか虫とか-マンサク

モミジもいくつも植えられています。
はて、これはどのモミジでしょう?
実はヤマモミジのような感じがしました。
山の草とか花とか虫とか-ヤマモミジっぽい実

う~ん、どうでしょうね。
山の草とか花とか虫とか-ヤマモミジっぽい

こっちはオオモミジらしい葉のかたちです。
山の草とか花とか虫とか-オオモミジっぽい

木の上のほうに真っ赤な葉っぱがありました。
実もありますね、やっぱりオオモミジみたいですね。
山の草とか花とか虫とか-オオモミジ 葉と実

いきどまりですよ、の石。です。
山の草とか花とか虫とか-行き止まりですよ、の石

母屋をくるんと回りこむようにお庭の道が続いています。
これはイチイのようですね。
山の草とか花とか虫とか-イチイ

そのすぐとなりに、同じ葉っぱなのに枝へのつき方の違ったキャラボクのような株があります。
うむ、なるほど。
山の草とか花とか虫とか-キャラボク

池のほとりに、背が高くなっていたのはイロハモミジのようでした。
いかにもイロハモミジ、という雰囲気の葉です。
山の草とか花とか虫とか-イロハモミジっぽい

というようなことをしているうちに、予定の時間近くになりました。

このお庭は、たいへん高名な庭師の方が設計されたようです。
樹木はその庭師さんに発注した地元の旦那衆の方(お金持ちですね)が集められたようなことでした。
庭のあるじが亡くなってからしばらくは庭は手入れされずにあったそうですが、この度にまた手入れされてどなたでも入られるように一般公開されたとか。

樹種をちらりと見てみましたが、地元に生える樹木と、生えない樹木とがまじって植えてありちょっと興味をひかれました。
太平洋側に分布するマンサク、オオモミジ、イロハモミジ、イチイ。
日本海側に分布するマルバマンサク、ヤマモミジ、キャラボク。
高名な庭師のかたが設計されたのであれば、分布なども気をつけていたのでないかと思うと、なんとなく隠されたネタのようなのがあるような無いような。
ほかにも、イヌツゲとハイイヌツゲ、アオキとヒメアオキ、などもそんなふうに混じったように植えてありました。

ということで、大都会へ草と木の観察へ行ってまいります。みなさまごきげんよう。
先週末のことです。
星の教室(打ち合わせの様子はこないだ書いていますね)を開催していました。
台風が通過している最中で、空模様はいまいちです。
雲が足早に動き、雨が落ちてきたり、いきなり晴れたりしています。
開始前に空を気にして眺めていると、明るい人工衛星(国際宇宙ステーションだと思いますが)が通過し、あわててカメラと三脚を出したもののまにあわず。
でも撮ってみた秋の夜空。
秋の四辺形が見えています。写真の左はじあたりにアンドロメダ大星雲がちょこんと写っています。
山の草とか花とか虫とか-ペガスス

で、この日は実は、小学校などで文化祭が一斉にあったような日であったため、子どもたちの参加は皆無と・・・。
大人の参加者も、台風と悪天候のためこないようです。
そうなんですね、雨が降ろうがなにが降ろうが星を観るのに集まりましょう、という人はこれは相当物好きな人たちだということなのです。

でも、だが、しかし、やはり物好きはいるもので、近くの自然の家(野外活動をする施設ですね)のスタッフさんがお仕事の終わりにやってきてくれて、せっかくなのでそのスタッフさんたちに、星の教室の先生が望遠鏡の機材のレクチャーをするということになりました。

これがこの星の教室でいつも使わせてもらっている機材です。
この筒のかたまりみたいなものは、赤道儀という機械です。
これに望遠鏡を載せると、星の動きにあわせて動かせるので観察の際に便利なのです。
山の草とか花とか虫とか-赤道儀

これと似たものが自然の家にもあり、でも、スタッフさんたちの中には、今のところ扱える方がいないんだということでこちらに参加していただいたということなんです。(今年の春にこれとにた機械の寄贈をいただいたんだそうで)
この機械を見慣れないかたもあることでしょうから、ちょこっとだけ紹介したいと思います。
赤道儀は、望遠鏡で星を見る前に、地球の回転軸にぴたりを機械の方向をあわせないといけません。
このタイプでは、青く○で記したところに月日と時間の目盛りがあり、それをあわせてから赤い軸の方向に覗き込みます。そこにちいさな望遠鏡があって、そこから見える北極星にぴたりとあわせるのです。
山の草とか花とか虫とか-赤道儀線入り

反対側から見るとこのような感じ。
この極軸をあわせる、というのがなかなか面倒なんですが、星の好きな本屋さんの言うことには、「妥協せずにギリギリまで精度を追い込んで調整すること」だそうです。
山の草とか花とか虫とか-極軸望遠鏡

きちんと合えば、この青い○に沿ってこの上に乗っている望遠鏡がくるんと一日で一周して、星を追いかけてくれるのです。
山の草とか花とか虫とか-極軸に沿って全体が動く

ちなみに、これにはふたつモーターがついていて、電池で自動で動いてくれます。この台に載せれば、写真を撮るのにも星が線にならずに点で撮ることができます。
先生が触っているのがモーターの部分です。
最近の製品では、内蔵されていてこんなふうに外についているのはちょっと古いタイプになっているようです。
山の草とか花とか虫とか-反射望遠鏡

これが全体像ですね。
望遠鏡というと、もっと細い筒にガラスのレンズがいくつかくっついているタイプの屈折望遠鏡というのがイメージとしてあると思いますが、これは反射望遠鏡、というタイプのものです。
屈折望遠鏡は、普段使うのには軽いしメンテナンスも簡単なのですが、もっと暗い星を観たいというためには口径の大きさが必要になり、それだと屈折望遠鏡はすごく高価で重いものになります。反射望遠鏡は口径に比べればお手ごろ(でも高いですが)なんだそうです。
先生が手で触っている筒の先が、光が入る入り口になっています。
山の草とか花とか虫とか-望遠鏡

この筒を見たい星の方向へ向けると、星の光は筒の奥の鏡(赤い○)にあたり、反射して小さな鏡(赤い線)にあたり、筒の外に集まります。
山の草とか花とか虫とか-望遠鏡 光の経路

で、この白いキャップのしてあるところに接眼レンズ(アイピースと言いますね)をはめて覗き込むと星が見える、という寸法なのです。
山の草とか花とか虫とか-アイピースをはめるところ

奥の鏡の様子。
あまり急激には大きく見えていませんが、お皿のように中央がへこんだ形をしています。
お化粧の道具に、大きく見える鏡がありますが、あれとおなじように光を集める形になっています。星を観るためには、精度と反射率をたいへんによくしてあります。
ちなみにこれは直径が20cmほどだったような気がします。
山の草とか花とか虫とか-筒の奥の鏡

奥の鏡で集まりながら反射した光は、入り口近くにある小さな斜めの鏡にあたって、先ほど書いた光の出口から出てきて、そこのレンズでもってぼくらの目に見えるようになる、ということです。
山の草とか花とか虫とか-副鏡
前回の星の教室で、お月様の写真を撮りましたが、あれもこの望遠鏡で撮ったものでした。
古いタイプの望遠鏡ですが、なかなか落ち着いた手ごろな扱い具合のよい機材だなあと思います。これより大きくするともっとよく見えますが、重くてしかたありません。
このタイプの反射望遠鏡をニュートン式と言って、画面のゆがみはあるんですがお手ごろなのとなんとなく趣があって好きです。ぼくもこのくらいのサイズのものが欲しいなあとずっと前から考えておりました。

ひととおりレクチャーが終わって(ぼくは周りでうろちょろして写真を撮っていただけですが)、先生が最近撮った写真を見せてもらったりしていました。
これはすばるですね。
このところは、来月末にすごく明るくなるであろう大彗星を早朝に撮影するのをがんばっておられるようです。
山の草とか花とか虫とか-すばる

で、星の好きな人たちが集まると、話題は尽きないもので、その大彗星がどんなふうに見えるのかということで盛り上がりました。
この画面はパソコンで再現したものなんですが、ほんとにこんなに大きく立派なしっぽの彗星になるのでしょうか?
山の草とか花とか虫とか-大彗星

太陽に最も近づくのは、来月の11月29日のことだそうです。
その前後は最も明るくなるはずなのですが、太陽に近すぎて観察するのも難しく、危険があったりします。

だんだんと話題になって来ていて、特設のインターネットのサイトなどもできてきました。

国立天文台のアイソン彗星コーナー:http://www.nao.ac.jp/astro/sky/2013/ison.html

こちらのものはずいぶん可愛らしいデザインのサイトです:アイソン彗星を見つけようキャンペーン http://ison.astro-campaign.jp/index.html (観察コーナーは10月31日現在ではまだ始まっていないようです)

世紀の大彗星と呼び声高い彗星なので、これは見ないわけには行かないぞ、という気持ちです。
21世紀はまだはじまったばかりなのでこれから大きなのがまた来るかもしれませんけれどもね。
昨日、
月山の雪。
山の草とか花とか虫とか-雪の月山

朝日連峰にも雪です。西に雲がかかり、弱い冬型のようでした。
山の草とか花とか虫とか-朝日連峰の雪
今のところは、朝日連峰のほうが雪が多そうです。どのくらい積もっているのでしょう。

ううむ、こないだの公園のよくわからない木たちの観察が続いております。
やっぱり悩んでしまうのですね、観察して、図鑑を見て、確認に行って、やっぱりわからない。
という繰り返しになっております。
昨日の昼に、お昼を菓子パンでがまんしながら公園へたちよりました。

例えば、このマンサク。
葉がひしがたのように、葉のさきっちょがとがっています。
日本海側の各地に分布するのは、本来はこれでなく、葉のまるっこいマンサクなのです。
山の草とか花とか虫とか-マンサク

これは古寺山付近のマンサクです。こちらは葉がまるく、マルバマンサクですよ。
という葉のかたちですね。
山の草とか花とか虫とか-マルバマンサク
花はほぼおんなじです。
樹形は、ここのものはまだ小さいのでわかりにくいですが、マルバマンサクのほうは地面に対して斜めに生えるのが多く、株立ちのように根元近くから分岐したりするのが多いように思います。この公園のものは、一本が高く立ち上がり途中から分岐していました。

ウリハダカエデの葉のようなのがだんだんと赤味を増してきていました。
爽やかさのある赤だなあ、と思います。
山の草とか花とか虫とか-ウリハダカエデっぽいもの

でも、だが、しかし。
木の幹を見てみると、どうみてもウリのような模様にはみえません。
ウリハダカエデであれば、まさにウリというような樹皮になるのです。
これは一体なんでしょう?
山の草とか花とか虫とか-うりはだ、ではないな

こういった葉になるカエデの仲間は、いくつか図鑑に載っております。
しかし、冬芽は見慣れたウリハダカエデのものでした。
山の草とか花とか虫とか-ウリハダカエデっぽいもの つぼみ

実がついていれば、もっと手がかりになるのだけれど・・・。
葉は緑色のものもあり、だんだんとオレンジ色になりつつある色合いでした。
名前はまだわからなくても、かわいらしい葉っぱで美しいです。
山の草とか花とか虫とか-ウリハダカエデっぽいもの 枝の様子

足元のハイイヌツゲは実をつけていました。
これは自生のもののように思います。
お庭などに植えるかたもあるようですが、おそらくこれはそのまま生えていたものでしょう。
ほかとは見間違いしにくいように思うので、なんとなく安心です。
山の草とか花とか虫とか-ハイイヌツゲ

これはエンコウカエデか、エゾイタヤか?どちらにしても、本来はこのあたりの分布ではありません。
木は高めに育っていましたが、葉っぱはたいへんに小さくころんとした感じです。
これを見ると、カエデ=かえるの手。という語源がなるほどと思います。イモリなどもこんなふうな手ですかね。
山の草とか花とか虫とか-エゾイタヤっぽい

ふらふらと歩いていると、ぷうんとあま~い香りがしてまいりました。
うわあ、なんでしょう?
においのするほうへ進んでみると、子どもたちが竹になにか巻いて焼いております。
ははあ、これはバウムクーヘンというものですね。
しかし、まあ!平日のこんな昼間に学校にもいかないでけしからん!うらやましいじゃないか!と思ったら、小学校の文化祭の振り替え休日であるとのことでした。(ぼくも昼休みにちょっと散歩してたところなので、あまり人のことは言えませんが)
山の草とか花とか虫とか-バウムクーヘン

お休みということで、地元の公民館の行事だったんですねえ。
晴れ間もあって、炭火をおこしてバウムクーヘン作り、いやあ、最高ですな。
新聞記者さんも来ていて、今日の朝刊に載っていたそうです。
山の草とか花とか虫とか-バウムクーヘン2

ちょうど焼きあがったところならおすそわけでもいただけるかしらん?と思いましたが、遅刻するといけないのでよだれがたれないように気をつけて帰ります。

帰り際、こちらはコハウチワカエデでしょうか?赤くなっておりますねえ。
山の草とか花とか虫とか-コハウチワかな

いや、でもなんとなく雰囲気が違うような気もします。
こちらがコハウチワでしたか?
山の草とか花とか虫とか-コワウチワかなあ

じゃあ、こっちはなんでしょう?
山の草とか花とか虫とか-黄色とオレンジ

コハウチワカエデは、かなり広い範囲に分布し、これと似たヒナウチワカエデというのもあるようなんですが、それは分布が違っています。
これらは園芸種もあったり、変異が大きかったりしてもうね、よくわかりませんね。実があればもうちょっとわかりそうなんですが、時間切れです。
間違いないのは、これらの葉が赤くなり、やがて散ると雪が降ってくるということです。