昨日、草刈りが終わったあと、見においでよと誘われていた地元のボーイスカウトの月例活動に行ってきました。地元といっても、ぼくの町のボーイスカウトは人数が少なくなり、となりの市と合併(?)したのでそちらに行きました。

集合場所に行くと、紺色の制服の子どもたちが敬礼したり、気をつけしたりしているところでした。
出発前の式のようです。
おお!かっこいい。
カーキ色の制服のイメージでしたが、それはボーイでカブは紺色とのことでした。
お聞きしたところボーイ、ではなくカブスカウトだとのこと。cub=ちいさな猛獣かあ。

ぼくのすんでいるところは、町からはなれているため、子どものころは自分の地元にボーイスカウトがあるとは知らず、小説などに出てくる手旗信号やモースル信号、野営の様子に憧れるのみでした。

この日の活動は、自分たちが住んでいるところの街歩き、とのことです。
野外活動のイメージでしたが、その地域や隊長などでいろんな活動があるのですね。
ぼくはしんがりをお願いね。とのことで一緒に歩きました。
しんがり・・・山では重要な役回りの気がします。

子どもたちがいろんなことを教えてくれます。
「ここはカッパ公園ね」とか、「ここのちかくに○○ちゃんのおうちがあるのだ」とか。
カッパ公園の正式名称はわかりませんでしたが、たしかにカッパのかたちの水飲み場がありました。

これは街歩きのコースにあったお寺のケヤキ。
木の下で休憩したりしながら歩きました。木陰が涼しいです。
山の草とか花とか虫とか-神社のケヤキ

ぼくははじめに、草や虫を見つけたら教えてくださいね、と自己紹介していたので、歩きながら、休憩しながら、カブたちがいろんなものを見つけてくれました。
ノシメトンボの翅などは、家宝にするのだとひろっていました。
ちいさな草を見つけては、これなに?と。
「ああ、それはイネの仲間のひとつだね」と言ったところ、「えぇ~、じゃあここは昔たんぼだったのかあ!」と。
ある程度植物に関心のある人なら「科」という概念がわかるでしょうが、まったく知らない人に話すのは難しいですね。勉強になります。
シマシマの小石も見つけていました。それも家宝でしょうか?

いやあ、隣の市はぼくも普段から行くところなので、すっかり知っているつもりがいろいろ面白いことがあるものです。
大きなカツラがありました!
この市の天然記念物だそうな。おおきな「うろ」にびっくりしたり。
ちいさい枝を拾っては、これどうしようか。と。
天然記念物の小枝なので、拾おうかどうか迷っているのです。
最終的に、根元に返してなむなむとしていました(そうしろと言ったわけではないですよ)。
山の草とか花とか虫とか-大きなカツラ

大きい!
残念ながら、途中から幹が折れてしまったのか切ってあって、雨水が入らないようにふたがしてありました。
葉っぱがハート型だねえ、とか。秋には良いにおいになるよ、とか話をしました。
山の草とか花とか虫とか-カツラを見上げる

※ほかにも面白いことがたくさんあったのですが、書くとどこまでも長くなるので中略。

歩くこと3時間ほど。
最後は、スカウトの本拠地に行くため登り坂があります。
列の最後尾は女の子(ボーイは女の子もいるのを知りました)でしたが、この坂つらいのですよ。と教えてくれました。ほんと街のこと良く知っています。

この坂を上っている途中!
お!カナブンだぁ!

前を行く男の子たちは気がつかなかったようですが、一緒に最後尾を歩いていた女の子が見つけました。
残念ながらお亡くなりになっていましたけれど。
写真はスカウトの本拠地についてから日陰で撮ったのでちょっとくらいです。
山の草とか花とか虫とか-ちいさな手とアオカナブン

ちょっと借りて、陽のあたるところで撮りました。
グリーンメタリック!アオカナブンかなあ?
山の草とか花とか虫とか-アオカナブン

ちょっと角度が変わると、色が変わります。ホログラムみたいな感じ。
山の草とか花とか虫とか-アオカナブン2

裏も撮っておきました。
帰ってから調べたら、やはりアオカナブンでした。
後ろ足の付け根が見分けポイントのひとつ。のようです。
山の草とか花とか虫とか-アオカナブン裏

カナブンは、うちの県では準絶滅危惧種になっていますが、アオカナブンはまだなっていないみたいです。でも、結構見つかりません。
生きているならもちろん野に帰すところですが、お亡くなりでした。
大事にもっていろいろな角度から眺めていました。これも家宝に。かな?

ぼくは、フライフィッシングをするのですが、一度魚を釣った石の場所、木の陰は石の位置も、木もとても覚えています。
「神は細部に宿る」らしいですが、郷愁も細部に宿るものかも知れませんね。
きっと、カナブンをひろった子はひろった場所の空気と場所をずっと覚えているのではないかなあ。

パリもテキサスも銀座の一等地もうちの田んぼもじつは等価であるとぼくは思うのですが、それはその場所とどのように繋がっているのか。ということでしょうか?
※「Paris,Texas,」というお気に入りの映画があるので、パリとテキサスです。

やはり自分の足で歩かないと、どんなところであるかわかりませんね。
カツラの木、も。アオカナブンも大発見でありました。
そこにある木や虫を知ったならば、やっぱりいくつになっても想い出します。
まして自分で見つけたならばねえ。

ボーイスカウトの活動で街歩き?と思いましたが、なるほど深遠な意味があるのだなあ。

※スカウトには、いろんな賞(お手伝いとか、音楽家とか何十種類も)があってワッペンがもらえるみたいです。このシステムはなかなか面白かったですが、書くのに時間が足りません。

あと、首に巻く三角の布(名称がわかりません)、それをとめるバッジみたいなもの、をもらってしまいました。
連休3日目の今日は、月山にいってきましたけれど、それもまたべつなおはなしで。

蟲×50

アオカナブン・・・1種×50=50円

Plant×50

ケヤキ、カツラ・・・2種×50=100円

7月1日から累計2,950円  4月:3,050円 5月:3,400円 6月:2,500円
昨日は、午前中道路の草刈りでした。

崖です。集落のほかの人は、草刈機で道にそって刈って行きますが、若い衆や、崖の上を刈っておくれ、とのことなのでした。
冬になると、このブロック積みのうえに雪がたまり、ササで滑って落っこちてきて道路を通れなくしてしまうことがあるのです。ササよ、申し訳ない。
山の草とか花とか虫とか-崖

朝8時からの作業なのでしたが、いやあ、風が吹かない。
一気に終わらせてしまおうと思い、力任せに造林鎌で刈り払います。
つる植物が多く、なかなかすんなりと行きません。

造林鎌です。山の下草刈りに使います。
下草をはやしたまま、つるをからむままにしておくと、森が荒れるのです。
つる植物もたいへん興味深いですが、刈ります。申し訳ない。
山の草とか花とか虫とか-造林鎌

作業すること、1時間ほど。いやあ、進まない。
鎌を研ぎながらするのですが、ササは硬いし、つるは切れないので手でひっぱったりして体力を消耗。
あと、草いきれ。臭いキレ(布)ではないですよ。草から上がる熱気が風が無いのでこもるのです。

一気にしてしまおうと、腕力だけで作業したのが間違いでありました。
吐き気と腹痛と悪寒。おかしな汗。熱中症ってこういう風になるのか知らん?
一度、自宅になんとか帰り、水を浴びました。体温を測ったら結構上がっておりました。
ふう、生き返った。Tシャツが絞れるくらいになっていたので着替えて戻りました。
ああ、軟弱な自分が情けないです。鍛え方がたりないかも知れません。

近所のじいさま。です。
御年、80歳半ば。今は町に住んでいますが、夏はこちらにいます。
この方のほか、80~90台のかたが一緒に作業しています。
山の草とか花とか虫とか-じいさん

ぼくのほうが、体力はありますが、力任せにしてしまうぶんオーバーヒートしてしまうのでしょうね。
じいさまたちの作業をみていると、実にゆったり、しかし休まずにするのです。
この方は、長年木出し(わかりやすく言うときこりさん)をしていたじいさまです。
決して力まかせにはしないのだなあ。合気道とか、そういった類のものとおなじものを感じます。
山の草とか花とか虫とか-じいさんの作業
この崖、見覚えがありますでしょうか?ないよね?
ルリソウの咲く崖なのです。ルリソウは、春早くに咲いて、今の時期にはもう枯れているのですが、このようにササが生い茂ると咲かなくなります。ちいさい草なので。
こういった作業をずっとやってきたから今もあるものだと思います。

この道路・・・町の道路なのですが、こういったメンテナンスは集落でやっているのです。
自分たちでできることは自分たちで。ということかな。だって自分たちが使うのだもの。
このじいさま、ばあさまたちは、あまりなにかに文句を言ったりするところを聞いたことがありません。
人のせいにしない、ということなのかどうなのか。生きているのは自分自身ということだと思います。

作業のあと、神社の木陰でじいさまたちのはなしを聞いたりしました。
ちかくの家の庭には、アルストロメリア(たぶん)にキアゲハが顔をつっこんで吸蜜中。
山の草とか花とか虫とか-キアゲハとアルストロメリア
※作業中だったので、コンパクトデジカメで撮りました。意外とよろしく撮れた気がします。

いろんな話をします。
興味深かったのは、ササの花がたくさん咲いていると、ぼくが言ったら、戦争の終わった年にもたくさんのササが咲いたと教えてくれたことでした。
戦争の終わる数ヶ月前、ササの花が一度に咲き、終戦のあとの秋に食料難となり、誰もがササの実を求めて山に行ったそうです。神の恵みであると。
実を粉にしてだんごにしたりしたそうな。
ただ、これを教えてくれたばあさまは、もう二度と口にしたくはないそうです。
味もくせもないのだけどのどを通らないのだって。

これは大頭森山で見つけたチマキザサ(おそらく)の花。
今年は、鳥原山でも、大山でも、うちの裏山でもたくさん咲いているのです。
山の草とか花とか虫とか-チマキザサの花群生

イネの仲間ですから、イネと似た花です。秋には実がなるのでしょう。
山の草とか花とか虫とか-チキキザサの花
そのばあさまが言うには、ササの花は、なにか世の中が変わるときに咲くのだと言います。

きこりをしていたじいさまが、ほめてくれました。
ぼくが山に行って、サルに囲まれたことやそのほかいろいろなものを見たりしたことが、ちょっとはデキルようになったということのようです。
だれかに聞いた話ではなく、自分自身が歩いて見たものを、山の話をたくさんできるようになりなさいねとのこと。たくさん歩いて、いろんなことをせよ、と言うのですなあ。

山にいくお許しが出たものと解します。ありがたきしあわせにございます。
(おかげさまで今日はこれから月山に行きたいと思います)

健康は大事なものですが、見落とされているのはなんのために健康であるのか、という視点でしょうか。畑の世話やこういった村の作業をしなければならないから健康でいられるのかなあ。
体は健康でも、したいことが無いのは、ガレージに眠るスポーツカーみたいなものでしょうか。
ぼくはぼろぼろのスーパーカブのほうがかっこよいと思います。
90歳を間近にして、炎天下でも元気に作業してあははと笑っていられるのだものねえ。

このお三方、大正生まれです。90歳、89歳、88歳。だそうです。
ぼくよりも丈夫、なのです。腕も太いし。いつもにこにこしております。ふぉふぉっふぉ。
山の草とか花とか虫とか-休憩

スローライフ=田舎暮らしということで語られますが、実際のところ、スローなのは季節の流れであったり、何十年スパンで流れる景色であったり。
住む人はいろいろやらないといけません。
いくつになっても、必要とされるのですね。人手として。

人から必要とされることほど幸せなことはないかも知れません。
誰からも必要とされないことと退屈は人を殺します。
じいさま、ばあさまからはもっといろいろ聞いておかないといけないことがあります。

ほかの村の作業は4月29日「村の作業を記録する イチョウ キリ 焚き火

蟲×50

キアゲハ・・・1種×50=50円

Plant×50

チマキザサ、アルストロメリア(?)・・・2種×50=100円

7月1日から累計2,800円  4月:3,050円 5月:3,400円 6月:2,500円
昨日、よく訪れる博物館に行ったときのことです。

リスの歯を見せてもらった件は、一緒にすると長くなるので、またべつなおなはしで。

ここの博物館にはめずらしいミズナラがあります。

では、もったいぶって典型的なミズナラを先に。
似たナラのコナラとは、葉が違います。
ミズナラのほうが切れ込みが大きく、葉自体も大きいです。
山の草とか花とか虫とか-ミズナラ葉

あと、葉柄(葉の根元の茎みたいなところ)がミズナラは短く、葉の根元が耳形になっています。
山の草とか花とか虫とか-ミズナラ葉柄

では、ハゴロモミズナラを。
ほら!全然違います。劇的!
切れ込みがすごく深いですね。
羽衣のひらひら感?
たしかに羽衣だなあという雰囲気です。
山の草とか花とか虫とか-ハゴロモミズナラ

樹皮はいつものミズナラの樹皮でした(それは、そうですね)。
山の草とか花とか虫とか-ハゴロモミズナラ樹皮

青空に葉が映えます。
ふわふわと風が吹いていましたが、羽衣らしく風にひらひらとしておりました。
山の草とか花とか虫とか-青空とハゴロモミズナラ

ところで、この博物館には素敵な学芸員さんがいて、ぼくはなにかしら面白そうなものを見つけるとここに持っていくのです。
ほら、ネコが獲物を捕まえたら、飼い主に持っていくような。
あれは、褒めてもらいたいのだそうですよ。
ぼくもそうかもしれません。にゃ~。
で、リスの歯を見せてもらったり、ブナハムシの話をしたり、次の企画展(花と蝶にまつわるものだそうです。これは是非見にいかなければなりません)の話を聞いたり。

しばらくして、大頭森に行くつもりで館を出ました。

駐車場から、クルマに乗って数メートル。
黄色いチョウがひらひらとダンスをしていました。

夕方が近くなり、陽射しが黄色くなってきている中なので、白く見えるかもしれませんが、モンキチョウのようでした。どちらがオスでどちらがメスなのかはわかりませんでした。
手前のトンボ(トンボにはピントがあっていません)が見守っているみたい。
山の草とか花とか虫とか-モンキチョウ2匹とトンボ

今度は追いかけっこ。
追いかけているのがオスかなあ?
山の草とか花とか虫とか-モンキチョウ

すこし時間が経ったら、もう一匹飛んできました。
お、略奪愛でしょうか?
山の草とか花とか虫とか-モンキチョウ3匹

画面の左からそよそよと吹く風に3匹とも乗って、同じ場所でふわふわ。
夕陽になりつつある陽射しのなか。なんだか、夕陽が必要以上に眩しい気がしながら眺めておりました。
山の草とか花とか虫とか-モンキチョウ3匹大

このあと。一匹はあきらめたのか離れて行き、あと2匹は、ぼくのほうに飛んできてあたまのうえでひらひらひら。
ミヤマカラスアゲハといい、近くにきすぎて撮れません。
チョウは、撮っているうちにこちらに向かってくる習性があるのかなあ?

ああ、夏の日の想い出。
夕陽の砂浜で素敵なあの娘と追いかけっこしたあの夏の日が思い出されますなあ。
(もちろん、うちは山の中なので砂浜はありません。想像(妄想)です。)


蟲×50

モンキチョウ・・・1種×50=50円

Plant×50

ハゴロモミズナラ、ミズナラ・・・2種×50=100円

7月1日から累計2,650円  4月:3,050円 5月:3,400円 6月:2,500円