今日は雲の動く方向がいつもと違う日、でした。

いつもならば、朝日連峰(西)から奥羽山脈(東)に動いていくはずの雲が、今日は逆。
また、日中は涼しくなりました。
逆に盆地の向こう側の山形市では気温が上がったとのことです。
朝日連峰を越えた風は普段はフェーン現象気味にうちのところまで届いていたのでしょう。
夜になったら涼しいを通り越して肌寒くなっております。
なんと長袖のネルシャツを出してきて着ています。外は秋の夜の匂いがする。

台風が来ているから風向きが違うのかな。
南の大雨のところではどんなことになっているのだろう。
ずっと曇りだったのですが、一瞬青空が見えました。青いというか紺色。
山の草とか花とか虫とか-20110720の青空
※携帯で撮影しました。

さて、今日は7月17日にふらりふらりと行ってきた博物館ですが、ここで、4月22日「リスとネズミとカラスのクルミの食べ方」の記事に書いたリスの歯を確認した時のことを書きます。

これは、4月にテンとあった場所で拾ったクルミの殻。
左右もともとおなじ実だったものをあわせています。
幅を測りたかったのですが、なんと!どこかにしまいこんで無くしてしまいました。
捨ててはいないはずなのだけどなあ。
クルミをしまいこんだリスはちゃんと記憶しているはずですが、ぼくはなくしてしまいました。
あらら、まあ。
実を思い浮かべて、幅を想像するしかありません。
山の草とか花とか虫とか-リスの食べたクルミ合わせ目

さて、リスのほうは。と。
このリスは、こないだ行った博物館の学芸員さんが練習でつくったもので保管庫から出してくれました。
ケースにしまってある標本は貴重なものなので、普通はこんなふうにいじったりしてはダメですよ。
山の草とか花とか虫とか-リスの歯よこから
うえの歯は、短く、下の歯は長くなっていました。
また、下の歯は、内側がすりへっています。
下あごを前に出したような状態で齧っているのでしょうか。

クルミのからの齧った深さを考えると、前歯だけで齧ったものではないだろうと考えます。
手でクルミを持ち、下の歯も使って齧っているのかも知れません。
この写真は、遠くから撮って、朝早い時間だったので感度を上げざるを得ず、画像がちょっと鮮明でありません。すみません。
山の草とか花とか虫とか-クルミをかじるリス
う~ん、ちょっとわかりませんね。

つぎに、幅です。
学芸員さんは、ノギスを貸してあげるよ。といってくれたのですが、ほかのお客様がきたので、そちらにどうぞ。どうぞ。とあいなりました。
この写真では、一円玉を横にあてていますが、上の歯の根元付近は、たてにあてて測ったら一枚分の厚みくらいの幅がありました。1mmくらいでしょうか。
不思議なのは、下の歯が隙間があいているところです。
山の草とか花とか虫とか-リスの歯はば

さて、別なクルミのから。
これの内側に歯のあとがあります。
クルミの中身は、左右にわかれた溝にはいったような状態で入っています。
割るとすぽっと取れることもあるのですが、残ることもあります。
これは、残ってしまったので、歯でかきだした際の跡でしょう。
山の草とか花とか虫とか-クルミの殻
上下の歯の長さから推測するに、これは深さから、下の歯でかきだしている。と思います。

では、写真で確認。
あ!口にくわえたようにしている。
これは、下の歯をくぼみにいれて中身をかきだしている、ちょうどそのシーンだろうと思います。
山の草とか花とか虫とか-両方の殻をもつ
なお、この写真、さっき気がついたのですが、割れたからの両方を持ってるように見えます。
う~ん。鮮明でないのが残念。
オリンパスのフォーサーズ機は高感度に弱くノイズのざらざら感が強いんです。
それが、味のときもありますけれどね。

もう一枚。
これは明らかに片方しか持っていませんね。
しっかり下の歯をつかって中身を食べていますね。これは。
山の草とか花とか虫とか-下の歯でかきだす

ちょっとずつ、リスがクルミを食べる様子が見えてきましたね~。

疑問が残るのは、殻の奥に残った下の歯の跡(下から三枚目の写真)。と、剥製の下の歯の隙間です。
残った歯の跡の幅と、剥製の下の歯のすきまの分の幅があわない気がします。
・・・剥製にする際に、ちょっとずれてしまったのでしょうか?
ほかの個体の剥製もみてみないとわからなくなってきました。
ああ、また博物館に行かなくっちゃ。行かなくっちゃ。


蟲×50

ホンドリス・・・1種×50=50円

Plant×50

クルミ(実)・・・1種×50=50円

7月1日から累計3,450円  4月:3,050円 5月:3,400円 6月:2,500円
月山に登頂ならず 登り」の続きです。一度に書いてしまおうとしたら画が多すぎました。

前回の記事では、山頂への等高線が狭くなるあたりでうっかりかりんとうをぽりぽり食べたところまででした。
また、山に来てばったり知り合いにあって、いつも行く博物館とはちがう博物館関係の知り合いでこれまた次の企画展や学芸員さんの講座の話で盛り上がったのでした。

図鑑であらためて、チェックしていたのは、ハクサンフウロでした。
今年もそろそろ出会えるであろう愛しのショウコちゃん(ゲンノショウコのショウコちゃんね)のお姉さまにあたる花でございます。
山の草とか花とか虫とか-ハクサンフウロ

変種に、イブキフウロ、エゾフウロ、ハマフウロとあり、それぞれが連続的に変化しているようなのです。ハマフウロは海辺にあるとのことですが、イブキとエゾはおなじ山にあることもある、とのことなのです。そういうのは気になります。
この株は、葉(枚数が多くなりすぎるので載せていません)の切れ込みがあまりシャープではなかった気がします。しかし、ガク片の・・・。まあ。よいでしょう。このへんで。

というように花から花へミツバチのように観察しておりました。

ちょっとうえから見ると、左の花はおしべがついてますが、右ではおしべは葯を落とし、めしべが開いています。
しかし・・・写真で改めてみるとなんというエレガントな色なのだろう。
山の草とか花とか虫とか-ハクサンフウロちょっとうえから

こちらは、ゼンテイカ・・・ニッコウキスゲのほうがとおりが良いかもわかりません。
山形県には飛島というファンタスティックな島があるのですが、これが海岸に適応した花はもっさりとつくトビシマカンゾウというのがあります。
残念ながら、まだその花が咲くころに飛島に行ったことがなくみたことがないのです。
山の草とか花とか虫とか-ニッコウキスゲ

このほか、改めて図鑑を眺め、花を眺めしているうちに時間が過ぎました。
くだりのリフトは16:30までです。
このときには、もう15:00を回っていました。

今回は、リフトから姥ヶ岳を経ないルートを来たのですが、花を見るなら姥ヶ岳の付近を通らないわけには行きません。
もっといろいろ撮りたいので急いでくだります。
・・・とはいえ、すぐにいろいろな花に足をとめられつつ。ですが。
まわりにはもう人がいなくなっていました。

くだり始めてから山頂を振り返ります。
写真のうち左奥が山頂付近の小屋。
じつは、ぼくはここは何度も訪れておりますが、山頂には行ったことがありません。
御祓いしてもらわないと入れないのだそうです。

何年か前に友人と訪れた際には、せっかくなので行ってみる?
と話したのですが、
「せっかくぼくらに憑いているものを祓ってしまってはねえ。ど~んとなんでも背負っていこうゼィ!」と妙な男気を出して行かず仕舞いのまま。その後も山頂へたつことはありませんでした。
山の草とか花とか虫とか-山頂

牛首付近までくだると、道のまわりにはチングルマ、ヒナザクラ、アカモノ、イワイチョウ、アオノツガザクラなど・・・書ききれませんけれど。
これはチングルマです。
山の草とか花とか虫とか-チングルマ群生

そのまま急いだり撮ったり。

金姥(湯殿山からの登山道の合流のところ)では16:05。
ヒナウスユキソウが咲いていました。まわりには、里のシロツメクサのごとくな勢いで咲いています。
山の草とか花とか虫とか-ヒナウスユキソウ

金姥から、姥ヶ岳方向に登り、木道となります。
周囲は、ニッコウキスゲの群生。ここも急ぎ足。
山の草とか花とか虫とか-姥ヶ岳に続く木道

姥ヶ岳山頂について16:10。
おくに月山山頂が見えます。
山の草とか花とか虫とか-姥ヶ岳山頂

姥ヶ岳山頂付近はちいさいながら湿原になっています。
池塘がいくつかあり、まわりには、山頂は雪のなくなるのが早いためかチングルマの綿毛が傾きかけた陽に照らされておりました。
山の草とか花とか虫とか-姥ヶ岳山頂のチングルマ

姥ヶ岳山頂付近でも急ぎ足で撮ります。
もうテキトウです。
(リフトに乗らないという選択肢は忘れていました。)

途中までおりたら、リフト乗り場の係の人が
「乗りますかぁ~?」と。
はいはい、そろそろつきますよ。
「あわてないでいそいでね。」だって。
なかなかむつかしいことを言いなさるなあ。たしかにそうです。

なんとか間に合って、16:26にリフトに乗りました。

そこで事件は起きました。(昨日、思わせぶりに書いた件です)

リフトの中ごろまで来ると、あ!
アサギマダラ!ハナニガナらしき花で吸密している!ユウフン山で撮り逃した無念晴らすべし!
カメラをなんとか構え、ばしゃばしゃ撮ります。
ああ!シャッタースピードをなおしている間がない。
リフトは進むし、チョウは動くし。
なんとか模様がわかる程度に撮れたのがこれだけ。
手ブレも被写体ブレもひどいですね。
山の草とか花とか虫とか-アサギマダラ!

リフトは高さがあまりないので、いっそ飛び降りて撮っていこうか知らん?
と真剣に思いましたが・・・。
うえで乗ったはずの客が消えた!となると大騒ぎになりそう。
大人なのでやめておきました。ふうぅ。アブナイ。

ややもすると、翌朝の新聞に。
「30代男性、月山のリフトから飛び降り遭難騒ぎ。調べに対し男性ははちょうちょを追いかけ飛び降りたと供述・・・」
とか書かれたかも知れません。
良い年してちょうちょを・・・。と山に行くのを禁止されるかもしれないです。はい。

リフトを降りて16:40でした。

やはり朝からいきましょうね。山は。
さすが月山、花の時期の月山は、いくら眺めても時間の余るということはありません。
(ぼくの場合はどこに行ってもそうかも知れないが)
そのほか愉快な花たちなどは後日。


蟲×50

アサギマダラ・・・1種×50=50円

Plant×50

ハクサンフウロ、ニッコウキスゲ(ゼンテイカ)、チングルマ(花と実)、ヒナウスユキソウ(ミヤマウスユキソウ)、ハナニガナ(たぶん)・・・5種×50=250円

Climb×100

姥ヶ岳・・・1座×100円=100円

7月1日から累計3,350円  4月:3,050円 5月:3,400円 6月:2,500円






昨日は昼から月山に行ってきました。

朝日連峰よりも自宅から遠くにありますが、うちの裏山から見えるちかくの山です。
年に一度か二度くらい行くでしょうか?

月山には温泉で有名な肘折から続くロングルートなどもありますが、今回は、最短のルートにしました。
花を見に行くのです。見ておきたい花があるのでした。

登山口入り口の姥沢駐車場には12:35に到着しました。駐車場ですでに標高1,100mくらい。
自宅から1時間かかるか、かからないかというところです。

駐車場から歩くこと10分くらい。
管理費をお支払いします。美化協力費と書いてあった気がします。200円也。

そして、あろうことかロープウェイ!乗ったのは12:50くらいでした。
往復1,000円也。
金にものを言わせ御大尽な気分。
山でお金を使うとはね。
ぐんぐん登ります。足元はもう花が咲き乱れています。
このロープウェイでくだりにちょっとした事件が起きることをまだぼくは知らないのでありました。
山の草とか花とか虫とか-ロープウェイ

リフトに乗ること12~3分。
リフトを降りるとそこはもう、まわりは小さな木しかないところです。
写真の左に案内看板があります。
山の草とか花とか虫とか-リフトのうえ

案内看板です。
ここから山頂までは約3km。
この日は姥ヶ岳を帰りに通ることにしました。
山の草とか花とか虫とか-登山道の地図

歩くこと、1時間。
うえの写真の看板に書いてある牛首という姥ヶ岳とロープウェイから山に平行に行く道の合流のあたりからちょっと進んで月山山頂への等高線がきつくなる1,710m付近。
あららまあ!山頂東側に雲を湧かせた鳥海山が見えました。
山の草とか花とか虫とか-鳥海山が見えた

そして、ここがこの日の最高到達点。となったのでした。
時間は14:03。時間はまだあります。この時点では。

ここまでの道を振り返ります。
眼下には、夏スキーのスキーヤーたち。
ここに着くまでかかった1時間のうち、雪の向こうにぽつんと見える人が集まっているところに座るベンチがあるのですが、そこで福島からきた方(喜多方から来た方・・・。)とうっかり世間話に花が咲いたのでした。(喜多方から来たかった・・・。)
話すこと、20分くらいだったでしょうか?楽しかったです。
山の草とか花とか虫とか-スキーヤーたち

なにが、ぼくの山頂行きを妨げたのでありましょうか。
その一因がこの図鑑。と、まわりの花たち。
図鑑を眺め、花を眺め、かりんとうをぽりぽり食べていたら1時間経過しておりました。
山の草とか花とか虫とか-図鑑

月山は花の百名山だそうです。
※深田久弥の「日本百名山」は手元にありますが、「花の百名山」は手元にありません。
山の草とか花とか虫とか-ニッコウキスゲ

この日見に来たのは、この花。でした。
山の草とか花とか虫とか-ハクサンフウロ

花を見に来たのでロープウェイに乗ったのですが、それでなんだか気が抜けたのかな。
なんだか緊張感がありません。

朝日連峰と異なり、たくさんの方とすれ違います。
スニーカーが1/3。トレッキングシューズが1/3。登山靴が1/4。その他・・・。
普段着のかたも多くって、アクセスの楽なことが伺えます。

毎回思うのですが、正直あまり山に来た気がしないのも事実かなあ。
素敵な山なのですが、あまりにも人が多い。
こんにちわ~と声をかけても、「え?知り合い?どなた?」みたいな反応のかたもあります。

便利になって、失ったものもあるんだべなあ。とここに来るたび思うのでした。
もちろん、この山にもロングルートがあり、冬があり、なのでこれ以上は書きますまい。

素晴らしい花々はくだりにて。
花たちは文句なしに素晴らしかったなあ。