午後から、となりの谷の大井沢の博物館にでかけました。
9/4までの「花と蝶展」という企画展をしていて、まだ見にいかないままなのでした。

出かけてすぐに、ソバの花が満開になっている畑があり、ついつい撮ってしまいます。
ソバは山形名物でもあるのですが、減反政策で田んぼを転作するようになってからずいぶんと見かけるようになりました。
山の草とか花とか虫とか-ソバの花

ソバはタデの仲間ですが、ずいぶんとゴージャスに花が咲きますね。
風に揺られる白いお花畑は時間を忘れる楽しさがあります。
山の草とか花とか虫とか-ソバの花花期

タデの仲間はこのような翼のついた三角形の実がなる種がありますが、これもそうでした。
山の草とか花とか虫とか-ソバの花実のなるころ
実はこれから茶色くなって、粉にしてそばになるんですねえ。
そばは美味しいなあ。タデのなかまのほかのものももしかしたら、実を集めて粉にしたら・・・。
ギシギシソバとか、出来ちゃう?

あ、時間を忘れている場合ではないのです。博物館へ行きます。
と思ったのだけど、知り合いがこの近くで発掘をしているのを思い出します。
寄り道が好きです。

ここは、うちの裏山の向こう側の上流あたり(なんのことやら)。
縄文晩期の土器や石器が見つかっているそうですよ。
ぼくが行ったときにはちょうどこんなふうに土器がでてきてました。
発掘しているひとたちはほんとに楽しそう。・・・きっと、どきどきしてるんですね~。
山の草とか花とか虫とか-土器出土
ここには、ヤブツルアズキのさやのだいぶ成熟したようなのがありました。
さやからマメをとって、数粒いただきましたが、なんというか味があります。
生のままのマメって、独特の臭みがあってあまり美味しくないのだけど、これは美味しかった。

・・・早く行かないと、博物館が閉まります。

でもね。やはりまだ道草するんですね。
大頭森山付近は、ブナがへんに色づいていました。
8月中に見たときにはこのようにはなっていなかったし、紅葉にはまだ間があります。
山の草とか花とか虫とか-ブナが色づく

こ、これは7月17日「古寺渓谷と大頭森山へ ああ、夏の日ですな」に見たハムシの影響でしょうか。

さすがに、全部見ることができないのですが、道端にあるブナを確認しました。
葉には、表面をけずったように食べた後(ニジュウヤホシテントウのジャガイモの葉の食べたのににている)があり、そうでない葉もくるりと巻いてしまい、道端にも枯葉がずいぶん積もっていました。
山の草とか花とか虫とか-ブナグルミ 未熟
とげとげの楕円形なのは、ブナの実です。
このとげとげのなかに、長い三角形のブナグルミが入っています。
これはクマの好物なのですが、この木にはずいぶん多くついていました。
さて?葉は少なくなったけどしっかり登熟するのだろうか?

おまけ:風馬さん、ミズナラのどんぐりの育ちかけですよ。どんぐりの緑色の部分のねもとのところが帽子で、クヌギはここの帽子にトゲ(毛)がついているんです。育ったらまた載せます。
山の草とか花とか虫とか-ミズナラ どんぐり 未熟

などと、ずいぶん寄り道しながら博物館につきました。
・・・閉館15分前。

企画展を一通り見てまわったところで、知り合いに会いました。
そこに、草刈りにでかけていた学芸員さんももどってきて、お茶にしました。

星の先生たちと、お話するときと同じですが、趣味のおなじようなかたと話をしているとずいぶんといろいろな話になります。

ブナハムシの被害の状況と、ハチが少ないことの関連性について。
ナラ枯れの被害が、ある地域では拡大のスピードがなぜかゆっくりになること。
そのへんで見つけた草の話や、おすすめの図鑑について。
すっかり長居してしまい、閉館時間を1時間ちかくオーバしてしまいました。

ぼくは、いろんな草を見たり、山に行ったり、星をみたりするのですが、それぞれ一人でやっても楽しいですけど、つまるところ、こうやっておはなしするためにそんなことをしているな、という面はありますね~。
ひとりで山に行っても、こんな花を見たよ、とあの人に報告しましょ、と思いながら見てるんですね。
そんなふうで、見てるのは自分だけども、その人の視点も含めていろんなものごとを眺めているのでないかなあ。

帰り道に、また道草しました。
そのなかで、いつものメヒシバと雰囲気のちがうメヒシバ。
山の草とか花とか虫とか-アキメヒシバ

8月30日「メヒシバとエノコログサのちがい アシナガバチの巣、襲撃される」
これで書いたメヒシバとなんだか穂が違います。
うまく表現できないのですが、穂のつぶつぶがまるっこいんですね。
そして、ならびかたも密についています。
山の草とか花とか虫とか-アキメヒシバ 穂

調べたところ、アキノメヒシバというメヒシバのように思います。
メヒシバとエノコログサで、メヒシバは茎がざらざらすると書きましたが、なんとこのアキノメヒシバはつるつるなのでした。いやはや、困りましたね。
山の草とか花とか虫とか-アキメヒシバ 葉のつけね
ただし、葉のつけねの部分にほそく長い毛がありました。
エノコログサには、これはないはずなので、なんだか雰囲気の違うエノコログサだな、と思ったらこれかも知れません。・・・穂が出ていれば一目瞭然ですけれど。

明日は山に行けるかなあ。でも、非常食をさっきおやつとして食べてしまいました。

Plant×50

ソバ、ブナ、ミズナラ、アキノメヒシバ・・・4種×50=200円

9月1日から累計600円  4月:3,050円 5月:3,400円 6月:2,500円 7月:6,050円 8月:3,150円
午前中は田んぼでふらふらすごしました。
ほんとうに暑くなっています。

ハッカが咲いていました。
これはおそらく、いわゆる「ただのハッカ」だと思います。西洋から来たセイヨウハッカ、に対して和種ハッカ、ニホンハッカなどとも呼ぶようです。
山の草とか花とか虫とか-ハッカ 花

花は、ほぼ放射対称となっていて、茎の中間から花がついていました。
どうもシソ科の花もみわけが難しく、どれがどれだか?
茎はシソ科らしさのある四角形でした。
山の草とか花とか虫とか-ハッカ 花2

でも、間違いないのは、これの葉はとってもメントール分が濃いです。
虫除けにもなるので、もんで肌につけたりすると、痛いくらいにす~っとします。
・・・個人的には、虫除けよりも、刺された箇所のかゆさをごまかすほうに効果がありそうな気がします。
山の草とか花とか虫とか-ハッカ 葉

こちらは5月のころ。このころからもう、メントールの香りがありました。
山の草とか花とか虫とか-ハッカ 春の葉

田んぼのうえの道路にあるミラーで自分を撮ってみました。
これなら実際にお会いしたことがあるかたでもわかりますまい。
顔がほぼカメラで隠れています。しかし、あらためて見ると、汗臭そうな男だ。
山の草とか花とか虫とか-自分の写真

家に帰って、自宅裏のくさむら(ぼくが実験しているはたけ)にあるペパーミントなどと比較してみます。西洋から来たこのミントなども、ハッカはハッカです。交雑しやすいらしく、中間の型などがたくさんあるように聞きます。

ペパーミントと書きましたが、じつのところは、ペパーミントだよ、って教えられてもらったのでペパーミントかなというだけで、スペアミントだとしてもよくわかりません。
でもおいしい。
葉は、このような雰囲気でぼこぼこしてました。
山の草とか花とか虫とか-ペパーミント 葉

花は、茎の途中につくのでなく、茎の先っちょに花序をなしてついていました。
山の草とか花とか虫とか-ペパーミント 花

茎には、ちいさな毛がほんのすこしあるもののほとんど無毛で、写真ではわかりにくい角度でしたが四角形になっています。
山の草とか花とか虫とか-ペパーミント 茎

あともう一種類ここには植えてあって、こちらはアップルミントだということでいただきました。
くさむらにいくと、ほんとにふわりとリンゴの香りがします。
これも葉を生のままひとにぎり摘んで、急須にいれて飲みます。じつにフレッシュで素敵なのだけど家族はだれも飲みませんね~。くさいといいます。
山の草とか花とか虫とか-アップルミント
こちらの葉はまるっこい感じがあって、色がきみどりに近くかわいらしい雰囲気です。

アップルミントは茎に毛がふわふわと生えていて、これは違う種類っぽいなという感じがいたしますね。
山の草とか花とか虫とか-アップルミント 茎

花は、ペパーミントとそっくりでした。
山の草とか花とか虫とか-アップルミント 花

あと一種、レモンバームというのも植えていましたが、それは冬を越せずにいなくなりました。

このセイヨウハッカの2種は、たいへん繁殖力が強くって、一旦増え始めるとなんとも手に負えません。
お茶にしていただく以上に増える増える。
植えようかなというかたは、花壇にするとか、そういった準備をしてから植えると良いかもしれません。
ここのくさむらは、草がそのまま育つと、一緒に植えた作物(ミント、イチゴ)がどうなるのかと思い、刈らないでそのままにしてありましたが、このミントふたつと、ヤブマメの元気が良すぎるので、先日思い切って大幅に刈り込みました。畑ってそのままにしておくと、思いも寄らぬ草が出てきます。

これから、となりの谷にある博物館に行ってこようかなと思います。

Plant×50

ハッカ(ニホンハッカ、和種ハッカ)、ペパーミント(?)、アップルミント・・・3種×50=150円

9月1日から累計400円  4月:3,050円 5月:3,400円 6月:2,500円 7月:6,050円 8月:3,150円
今日は火曜日のお休みに撮った道路わきに咲いている花たちよりツリフネソウとキツリフネ。
うちの山の杉林のなかを、道路が通っていて、あまり日当たりがよくないためか、湿気を好む植物が生えています。

まず、ツリフネソウ。
これは、山のなかで見つけても、花が咲いてさえいればまず見間違うことはないと思います。
中央の花は十分に咲いている状態だと思うのですが、そのうえのちいさいのはこれから咲く途中のものでしょうか?ふしぎな成長のしかたです。
山の草とか花とか虫とか-ツリフネソウ

このツリフネソウ。なんとも色合いが優雅で、非常に華があります。
そして、このかたち。
大きな口をあけたばけくじらのようにも見えてきます。しっぽがくるり。
秋の夜空には、ペルセウスに討伐されたばけものくじらのくじら座がのぼりますが、なんだか時期をおなじくしているような気がいたします。
山の草とか花とか虫とか-ツリフネソウ横から

そして、この花の茎にあるざらざらした毛。
やはりちょっとばけもの風味があります。
山の草とか花とか虫とか-ツリフネソウ花茎根元

いやいや、可愛らしいところもありますね。
横からみるとあたまのような茎へのつけねの部分にあたまのかざりみたいなのがくっついていました。
山の草とか花とか虫とか-ツリフネソウのガク

こちらはおなじ科の、キツリフネです。
花だけ見ていると、なんだかそっくりなのですが、草自体の雰囲気がずいぶんと違います。
花のかたちも、しっぽがくるんとなっていなかったり。
山の草とか花とか虫とか-キツリフネ横から

葉っぱのむこうにかくれんぼ中・・・。
とか書いてみましたけど、火曜はお休みでずいぶんと気が抜けていたためか、このようなしかたのない写真が多いのでした。
ツリフネソウの上から3枚目の写真の葉も、もっとしっかり葉だけ撮っているものがあればよかったのですが根元しか写ってません。
山の草とか花とか虫とか-キツリフネかくれんぼ

花のない時期だと、ツリフネソウは葉がよりぎざぎざした感じで、キツリフネは葉がつや消しみたいになっていてぎざぎざが丸っこい感じがします。
また、キツリフネのほうがずいぶんと群生するように思います。
山の草とか花とか虫とか-キツリフネ群生

ところで、この花。
おなじ属に、ホウセンカがあります。
学名の属はImpatiens。耐えられない、とか。これえきれない。という意味だそうです。
あれですね。実がぱちんとはじける様子からだと思います。
こらえきれない、と書くとなんだか情けないような、可愛らしいような。
昨日のsagittariaに続いて、学名の意味を書いてみましたが、学名はとても種の特徴を書いていて面白いです。
大きな図鑑には、学名の意味なども書いてあるものがあって、ただいまその図鑑が欲しくってたまりません。

台風が北上中とのこと。
うちでも、ちょっとだけ風が出てきました。山、そう山は登れるのかな?
今週末は、ひさびさに山に登るぞと楽しみにしているのに、そういう時に限って台風が来たりします。
月に群雲、花に風。秋の山にゃ野分けと来ましたか。

Plant×50

ツリフネソウ、キツリフネ・・・2種×50=100円

9月1日から累計250円  4月:3,050円 5月:3,400円 6月:2,500円 7月:6,050円 8月:3,150円