よし、明日こそ山登りへいくぞと昨日の夕方に思ったのでしたが、父が勝手に集落の集会で山の水の管理の日程を決めてきてしまい・・・。
山遊びと集落の共同作業、てんびんにかけると後者がもちろん重いので朝から水源地の山へ。
あ、そうですね。どちらにしても山に行くのか。

道路からヤブを漕いだり崖を登ったりしながらしばらく行くと水源地の沢へ到着しました。
山の草とか花とか虫とか-水源地

うちには水が三種類あって、水道(町で設置して塩素が入っている)と、井戸水(うちの裏に掘ってある)と、この山の水。
水道水が使えるようになったのは小学生のころだったか、そのくらいでした。
山の水と言っても、こんなふうに沢にパイプの先をつっこんであるだけなので、たまに虫が入っていたりすることもあります。昔は飲んでいたのですが、今は農機具を洗ったり、水まきに使ったりするのです。で、たまに詰まるんです。このところ、詰まりっぱなしで困ったからみんなで維持管理に行きましょう、と。
山の草とか花とか虫とか-取水口

沢にはこんなのがありました。
これは山菜のウルイ。オオバギボウシですね。こういう沢沿いに多く出ます。
山の草とか花とか虫とか-うるい

ミズ(ウワバミソウ)は、むかごをつけていました。
このむかごもかるく茹でて醤油漬けにするとごはんが美味しい。
山の草とか花とか虫とか-ウワバミソウ むかご

一番上流の取水口をセットして水が入っていくのを確認してから、パイプに沿って水が通っているか確認していきます。
通り道はこんな感じ。
山の草とか花とか虫とか-がけ

このあたりの地質は、シルトという種類の石というか泥の固まりかけみたいなのが多くてあまり丈夫でないのでつかみどころがなく、足元もずるずる滑ります。
足元は5~10mほど切れ落ちていてちょっと恐い。
山の草とか花とか虫とか-岩壁

ハイイヌガヤは実をつけておりました。
山の草とか花とか虫とか-ハイイヌガヤの実

継ぎ目になっているところでパイプから水が出てるのを確認したり、出てなかったら叩いたりしてみて。
山の草とか花とか虫とか-ホース

でたでた。
山の草とか花とか虫とか-水出た

ホコリタケがありました。
そろそろ煙を出す頃かとつついてみたらちいさな虫が出てきました。
胞子を食べていたのかな?
ぼくの虫の図鑑は載っている数が少ないので特定できませんでしたが、キノコムシの仲間のようです。
山の草とか花とか虫とか-ホコリタケ

道に戻ること。
となりの家のとうちゃんがどこかのヤブに潜り込んでへんなところから出てきました。
山の草とか花とか虫とか-どこかから出てきた

なにか持っているなと思ったらアケビの実でした。
仏様にあげもすのだそうです。
山の草とか花とか虫とか-アケビ

順次、水の進む先を点検して行ったのですが・・・。
山の草とか花とか虫とか-水の行き先
途中から水が通っていなくて、昼過ぎまで頑張ったものの結局こないままになってしまいました。う~ん、困ったね。

困った頃合に、水神様の前を通ったところ、
「みずがみさまささげのいっしょもあげもさねものわがらねったんねぇ」
と言うことでございました。
『水神様に、酒の一升くらいお供えしないのだもの、うまくいかない訳だ』
山の草とか花とか虫とか-水神様
まあ、明日になると詰まった砂とかが出てきているかもしれないので、待ちましょうということになりました。

近くにはキブシ。
5月ころのほかの木の葉が茂る前くらいに黄色いふさのような花をつけて存在感があるのですが、葉と実の時期になるととんと存在感のないキブシです。
山の草とか花とか虫とか-キブシ

実にはアカスジキンカメムシの終齢幼虫がついていました。
これは今年はこのまま冬眠して来春に成虫になるのかな。
山の草とか花とか虫とか-キブシとアカスジキンカメムシ
この後、夕方の日の傾くころまでは栗拾い。今年はなんだか不作のようで、300kg出荷する予約のところまだ100kgほどにしかなっておりません。

昨日、今日はほんとに寒くなって朝方は10℃を下回るくらいになりました。
山のうえはもう雪になったところもあるようです。
連休でおでかけの方も多いでしょうから何事もないと良いなと思っております。
よし、今日は山に行くぞと思って早起きしたのですが、天気予報を見ると、大気が不安定で・・・と。しとしとと雨ならまだしも、カミナリはいけません。やめておきましょう。
空はどんより、すこし体調がすぐれない感じもしたものだから、本を読んだり、調べ物をしたりしていたら、頭痛がしてきてしまいました。

でも、明るい時間に外を歩いたりできる日なので、散歩くらいはしたいものだと気になっていたササを見に行ったものの、結局よくわからず仕舞い。以外にむつかしいササ。

ゲンノショウコは、8月のはじめに咲いているのを見つけて以来、今もまだ道端に可愛らしくさいております。いつもそのへんにあるのだけれど、やはり見つけるたびにうれしいものですね。
山の草とか花とか虫とか-ゲンノショウコ

こちらは花びらの落ちるくらいのところ。
山の草とか花とか虫とか-ゲンノショウコ 花のおわり

触れたらぽろっと落ちてしまいました。
がくにひっかかってとまっていただけのようでした。
落ちた花びらもまた素敵なサイズと色合いです。
山の草とか花とか虫とか-はなびら

花びらの落ちたがくのほう。
花の時期が長いということは、いろんな状態の花があるということですね。
タネのできるまでを探してみました。
山の草とか花とか虫とか-花の終わったところ

花の咲いているものでは、めしべが花の中心にくるんとカールして、周りに青っぽいおしべがありました。
一枚上の写真では、めしべはもうなくなっていて、これではおしべの茎?(花糸といいます)が枯れてきています。
山の草とか花とか虫とか-おしべが枯れる

花の奥の根元の部分がふくらんできました。
山の草とか花とか虫とか-付け根がふくらむ

もっとふくらんで赤い線が見えてきました。
山の草とか花とか虫とか-またふくらむ

で、黒くなりました。
山の草とか花とか虫とか-黒くなる

そろそろはじける頃合も近そうです。
触ってみましたがまだはじけません。
ひねって根元を裏から見てみるとタネが入っていました。
山の草とか花とか虫とか-タネのはいっているところ

ここからはじけるのですが、あたりを見てもまだはじけたものがありません。
仕方ないので、昨年の10月下旬に撮っていたもの。
中心から5つの方向にそれぞれ飛ばすんですね。これならまんべんなくタネを散布できそうですね。
山の草とか花とか虫とか-はじけたところ
昨年の写真を見てみると、いや~。今年とおんなじものばっかり撮っております。
進歩がないというか、変わらないというか。
季節の進むのは、毎年おなじようですが、今年の秋は誰にとっても初めての秋であるわけで、昨年とすこし違ったところを自らの成長として感じ取りたいわけです。
(ゲンノショウコもこのはなしも、もしかして昨年も書いたかも知れません。)

アジサイが咲きました・・・。
ここも竜飛崎とおなじような気候なのでしょうか。
山の草とか花とか虫とか-アジサイ
竜飛崎のおはなしのわかる方はすこし古めの方でしょうか?

梅雨のころに咲いたアジサイは色が変化しながらこんなふうな色合いになりました。
山の草とか花とか虫とか-アジサイ 古くなったの


Plant×50

ゲンノショウコ・・・1種×50=50円

10月1日から累計 450円

2012年9月:3,700円
2012年8月:3,100円
2012年7月:4,150円
2012年6月:3,750円
2012年5月:2,450円
2012年4月:1,450円
2011年9月~2012年3月:16,700円
2011年4~8月:18,150円
はい、時間は少し戻り、先々週の飯豊に行った際のおはなしです。
梶川峰のうえで作業し、暗くなってからふもとに到着し、ロッジへ泊まりました。
翌朝の日曜は、飯豊にもう一度登ろうかとも思ったのですが、田んぼに行かないと行けなかったので泣く泣く帰宅することにしました。

でもそのまえに、ふもとの温身平(ぬくみだいら)というところを早朝に散歩しました。
駆け足で載せてみたいと思います。

ロッジからすぐの丸森尾根の登山口。
登山の届けを入れるポストはかわいらしい色あいでした。小鳥とかが住んでそうです。
山の草とか花とか虫とか-丸森尾根登山口

すこし汗をかくくらいに丸森尾根を登りました。
前の日に登った梶川尾根が見えました。
しかし、この尾根、どういう登りなのでしょう。とある方曰く、「一般ルートではありえない登りかた」だそうです。ぼくはまだ全国各地の山に登っているわけではないのでどのくらいほかのところと違うのだかわかりません。
山の草とか花とか虫とか-梶川尾根遠望

登山口に戻る際に、地元のかたとすれちがいました。
丸森尾根もなかなか急斜面の登りなのですが、ひょいひょいと登っていきます。
飯豊関係の山岳会のかたは、ほんとに足腰の強さに驚かされます。
山の草とか花とか虫とか-登っていく方

梶川尾根のほうへ進んでみます。
磐梯朝日国立公園という石碑のようなのがあり、その裏に山の神様と書いてある石がありました。苔むしてなかなかしっとりした雰囲気。こういうのは好きです。
山の草とか花とか虫とか-山の神様

また少し歩いて梶川尾根の登山口。
山の草とか花とか虫とか-梶川尾根登山口

一歩目から手を使う感じの登りっぷりです。
人がとなりに立っていてくれたなら大きさもわかりやすいのですが。
ぼくのおなかくらいの高さまでの石でした。
山の草とか花とか虫とか-一歩目から登り

もう少し進むと、看板がありました。
セラピーロードと書いてあります。
山の草とか花とか虫とか-セラピーロード看板

地図を大きくしてみましょう。
地図の上のほうは石転び沢の入り口のようです。
3番に、巨樹のヤチダモとあります。
足のむくまま進んでみることにしました。
山の草とか花とか虫とか-地図

林道のような道。
これが地図のメインロードのようですね。
ここはクルマも通れそうだけれど梶川尾根の登り口のところの沢でゲートがありクルマは通行できません。
山の草とか花とか虫とか-林道

こちらがけもの歩道とメインロードの南のあわさるところ。
まわりは、そのへんで見かけたら「おぉ!」と声が出るような立派なブナがいくつもあります。
山の草とか花とか虫とか-けもの歩道

メインロードを進んでいくとヤチダモがありました。
幹周りは465cm。
山の草とか花とか虫とか-ヤチダモ看板

う~ん、すらりと伸びた樹形をしています。
かつては野球のバットに使われたほど丈夫な木質だとのこと。
また、美しい木目になるので調度品などにも使われたそうです。
しかし、これほど大きなものはなかなか無いのでしょうね。
看板には、樹高34mとありました。
山の草とか花とか虫とか-見上げるヤチダモ

樹皮は苔がついて、重厚感のある雰囲気でした。
山の草とか花とか虫とか-ヤチダモ 樹皮

見上げた枝には、着生のシダが見えました。
これは気になりますね。
シダ、特に着生のシダは寒いところにはあまり数がありません。
葉の裏の点々(ソーラス)から、ウラボシ科のなかまのなにかだろうと思いました。
おそらくはミヤマノキシノブだろうと思います。
山の草とか花とか虫とか-ミヤマノキシノブ

石転び沢をすこしでも見てみたいと思いましたが、意外に時間がかかりそうなのでやめておきました。
ヤチダモのとなりにちいさな道があり、けもの歩道につながっているようだったので森のなかを通過しました。
足元にはブナの新芽がたくさん生えているところもありました。
山の草とか花とか虫とか-ブナの新芽


う~ん。なんと深い、雰囲気のある森なのでしょう。
これは雪のたくさん残るころにスキーを履いてブナの森散策をしたらずいぶん楽しそうです。
山の草とか花とか虫とか-森の中

写真はたくさん撮ってしまいました。
どこを撮っても深いブナの森の雰囲気。これは飯豊の山に登るのがつらいかたでものんびりたのしめそうです。いろんな虫や草もありそう。
でも、結構のんびり時間を使ってしまったので、ロッジへ戻ることにしました。
また来て見たいところができました。
山の草とか花とか虫とか-ブナ二本
山形県はブナの森の面積が日本一だそうです。
里近くは植林のスギ林が多く、その先はコナラの林、もうすこし標高が上がるとブナになっていきます。
うちの裏山も、登ってみるとブナが生え始めるような感じです。
飯豊、朝日、月山に鳥海。ブナがふもとに大きく森になり、登るとだんだんちいさくハイマツの生えるすこし手前までずっとブナ。

さて、この日の前の夜の様子から。
小国の山岳会のみなさまから歓待していただきました。
近くの温泉の券をいただいたり、なべをごちそうになったり。
これはクマさんの脂身の刺身だそうです。昨年はブナの実が豊作で、それを食べたおおきなクマだったそうです。ありがたくいただきました。(食べ過ぎるとすごいことになるそうです)
山の草とか花とか虫とか-クマ 刺身

石転び沢の注意書きがロッジの中にありました。
石転び沢は、急な分、稜線への最短ルートで、飯豊連峰を訪れるかたの人気のルートだとのことです。
山形県内の山での遭難は、山岳遭難というより山菜やきのこ採りでの道迷いが多いのですが、飯豊の場合は、山登りでの山岳遭難が多いのだそうです。
アイゼン歩行、ピッケルの使用、雪渓の状態の見極めなど精進してからこないといけないところなのでしょう。
山の草とか花とか虫とか-石転び沢注意事項

おまけ
山の草とか花とか虫とか-おさるさん
ニホンザルが3頭。道でなにかを拾っていました。
もう少し近くで撮りたいと思ったのですが、対向車が来て森の中へ逃げてしまいました。
うちの近くには、ニホンザルはたまにはぐれてくるだけで群れなどはみかけません。
奥羽山脈のほうでは群れに囲まれたりしたこともあったのですが、おなじような条件に思うのに不思議なことです。クマはうちよりも里のほうへ今年は特にたくさん出ているようです。
クマやニホンザル、こういう大型の哺乳類が住んでいるのも豊かな森の証なのだろうなと思ったりします。ばったり出くわしたくはないですが、とお~くからなにをしているものか眺めてみたいものです。