お昼のこと。
お昼のごはんを済まして、ふと外に出てみるとまるくて黄色おなかの鳥がサクラの枝にとまっており、居眠りするように細かくふらふらしていました。
山の草とか花とか虫とか-ジョウビタキ オス

あらま、具合が良くないのだろうか?これはなんという鳥なのだろうと撮ってみるうちに、こちらに気がついたものか元気に飛んでいきました。
たまたま撮れた飛んだ瞬間。
足で枝を蹴って、そこからまだ翼で羽ばたく前の瞬間だったのでしょうね。
山の草とか花とか虫とか-飛んじゃった

あとで調べてみると、ジョウビタキのオスがこのような色合いでした。
なるほど、これがジョウビタキかあ。
こちらに気が付く前の、ふんわりと玉のようになっている様子はたいへんに愛らしいものでした。

昨年の春に、ソメイヨシノの開花の様子を観察した木のおとなりのおとなりのおとなりのお向かいさん、の枝です。つぼみはまだまだ固いままでした。
つぼみに、とがったようなのと、丸みを帯びたのとありますが、とがったようなのは葉に。丸みを帯びたものは花になります。
山の草とか花とか虫とか-ソメイヨシノの枝

さて、
このブログのしばらく前までの記事には、記事の最後に、Climb×100、Plant×50、蟲×50と、数字の集計が載っていました。
(しばらく前から載らなくなったのは、毎日に記事の下に金額がちらちらしていると、もともとお金のことを気にするのは好きではないためにだんだんと自分の気持ちのなかで精神衛生上によくないなと思ったからです。)

これは、2011年の地震のあとの4月あたりから、募金などをちょっとずつ続けようというので、山にひとつ登ると100円、植物や虫などの生き物を記事に紹介すると一種類あたり50円というので集計してきたものでした。
貯めていた分は、以前に二度ほど赤十字と社会福祉協議会に計18,150円納入をしていました。
それからも継続して集計していたのですが、どこに納入したものか迷っている間に時間も経過したままになってしまっていました。
この度、以前に山に一緒に行った新聞記者さんがお勤めしている新聞社でも募金をしているということなのでお願いすることにしました。
以前に納入してから期間があったため、36,250円ほどとなりました。これで計54,400円が納入済みとなりました。
山の草とか花とか虫とか-募金
※書道を習っているとはとても思えない文字ですね。御師匠様、申し訳ありません。

うえの写真の封筒にいれて、たまたまその新聞社に行く方に持っていってもらうのをお願いしたところ、翌日の新聞には「ロッキーチャック」とはじっこに記載がありました。
山の草とか花とか虫とか-新聞

今日は、ジョウビタキのオスとソメイヨシノを載せましたが、ブログを書いていないときには、自分なりに、撮った後に調べたり、そのままだったりするのですが、このようにいろんな方に見ていただく機会があるものだから、なおのこと撮っておき、調べるのも楽しくなりました。

また、5万円ほどとなると「ロッキーチャック」の中の人のおさいふから一度に出すとなると、すこしためらわれてしまう額なのですが、この金額のほとんどは、なぜか時折、山のはなしをしなさいとか、草や虫のはなしをしなさいと呼ばれていったり、あるいは山に遊びにいくついでに荷物を背負って行ったりすると交通費をちょっといただくことがあり、そういったものを貯めたものでちょうどくらいになったのです。

「ロッキーチャック」と中の人の性格はすこし違ったところがあり、中の人は割合にぐうたらしてしまりの無い不精な感じが強いのです。
それでも、「ロッキーチャック」として、草や虫をもうちょっと詳しく、みなさんにも見てもらうのですからね。と写真を撮ると自分でだけ後で確認するよりも、もうちょっとわかりやすく撮れていたり、記事にして残しておくと、草のはなしをしなさいとなれば、すぐに資料が出来たりということがありました。それは、「ロッキーチャック」が書いているものを中の人が使わせてもらって講師謝礼などといただきものをしていたのです。
そういったお金を、中の人がどこに納めたものか迷ってそのままにもなっていたのですが、この度は中の人もようやくおつとめが済んだところがあり少し安心していることでしょう。

これからも、そういったいただきものをした際には、ここには書かずともすこしずつ継続して行きたいと思います。
報告まで。
枝を曲げるのに夢中になっていましたが、せっかくお休みなのだからと一日くらいは山に行きたいものだと思っていました。
ところが、今日は朝からずっと雪降りです。
山の草とか花とか虫とか-雪の様子

昼ごはんを食べてから、今日は街の初市の日であったのを思い出しでかけることにしました。
わがやのところはずっと雪でしたが、東に向かうほどに空が明るくなりました。雪はちらちら降っていますが、空はほんのり青く見えます。雪は西からやってきますから、東に行くと晴れていることが多くあります。
山の草とか花とか虫とか-ほんのりと青空

商店街の近くの家には、ちいさくつらら。
古い町屋は建具などのディティールもよい雰囲気です。
山の草とか花とか虫とか-建物とつらら

商店街はクルマの通行が止められて歩けるようになっていました。
出店が並んでいます。
文房具屋さんにたちよってアクリルの下敷きを所望(雪を撮るのに使うつもり)。
文房具屋さんの娘さんの言うことには、午前中は雪は降っていたけれど人出も多かったのですよ、とのことです。ちょうどお昼ごはんの時間を過ぎたばかりなので、みなさんおうちにいるのかもしれません。
山の草とか花とか虫とか-初市1

この初市は、旧の正月にあわせた初市ですね。
お正月らしい飾りを売っているところもありました。
かつては、近隣の山村から馬のそりなどで買い物に来てにぎわったそうです。
山の草とか花とか虫とか-初市 赤い飾り

旧暦の1月2日の開催なので、お休みの日とはかぎらない初市なのですが、今年はお休みの日になったためか、子どもたちが多く来ていました。
顔見知りの子がいて、「お祭りだからと無駄遣いしないようにね。」と言うと、おかあさんから500円をもらってやってきたので、500円だけ使うのだということでした。
子どもたちの一番人気はくじびきのようでした。こういうところが人気なのはぼくの子どものころと変わりません。
山の草とか花とか虫とか-くじびき

その後に、星好きの本屋さんに立ち寄り、コーヒーをいただいたり、星の写真のはなしをしたり、良いものをもらったりしました。良いものは後日に載せましょう。
あ、本も買いました(ツケですが)。

せっかく街のほうへ来たので、晴れている間に展望のよいところから冬の最上川も見ておきたいものだと展望台へ。
展望台の100mほど手前からは、除雪していないのでクルマは通行止めです。
山の草とか花とか虫とか-展望台

眼下にはぐるんと流れを曲げる最上川。手前だけ少し陽射しがあります。
山の草とか花とか虫とか-曲がるところ

先ほどまでいた街の方向。雪が降ると、このときの陽射しの具合もあってか、ジオラマかなにかのような光景でした。
山の草とか花とか虫とか-街の様子

このあたりまでは、晴れ間もあって、近くの木の枝に小鳥がたくさんやってきており、これは撮っておきたいぞとクルマへレンズ交換に戻りました。

ところが、このあたりからこちらにも雪がやってきました。
うちで降っていた雪が、ぼくが移動したのを追いかけるように西からやってきたのでしょうか。
山の草とか花とか虫とか-雪が降ってきた最上橋

小鳥はどこかに行ってしまいました。
ううむ、残念。
あずまやの屋根から風で細かい雪が飛んでいます。
山の草とか花とか虫とか-屋根からの雪

しばらく待つことにしたのですが、吹雪がひどくなるばかりで、橋もまったく見えなくなりました。
山の草とか花とか虫とか-なんにも見えない

クルマに戻るとこんな具合になっていました。
山の草とか花とか虫とか-吹雪

うちの近くでの、西と東の雪の降っている時間はほんとうに違いがあります。
雪の降っている時間はなかなかわからないので、日照時間で比較すると、うちの最寄の観測所では1月の日照の平年値は34時間(一ヶ月で)ほど、この町の近くだと69時間ほど。その距離は東西に20kmほどなのですが、倍近くも晴れ間の時間が違うのです。
ちなみにもっと東の仙台では148時間。東京だと188時間となっています。
雪国の冬の晴れ間の少ないこと、なので、晴れたときのうれしさといったらありません。

ここでは、吹雪いても人が飛ばされるほどにはなりませんし、クルマで帰れるから大丈夫なのですが、これで山に行っていたらたいへんなことでした。
コンパスと地図があっても、周りの風景で位置確認をできなくなったら難儀なことですね。
先日に試作したウリハダカエデのかんじき。
作ってみて、ひさびさに工作したのと、木を曲げるのが思いのほか上手くいったのでついつい楽しくなり、今度はひいじいさまのかんじきに使われているスギはどうだ?とスギの枝を採りに行きました。
植林しているスギは、幹のしたのほうの枝を枝払いして木をまっすぐ、節の入らないように手入れするので、枝はいくらでも採れます。つまり植林しているスギ林にとっては、下のほうの枝は余分なのですね。

まっすぐなものを探してみるけれど、なかなかありません。
山の草とか花とか虫とか-スギの枝

枝の断面を見てみましょう。
ぼくの小指の先ほどの枝ですが、それでも6年か、7年目のようです。
山の草とか花とか虫とか-スギ 断面

もうちょっと太いものを皮をむこうとしました。
ところがなかなかうまいことはがれません。(その後、ナタではいでみたらうまくいきました)
山の草とか花とか虫とか-スギ 枝 皮

こないだ使ったウリハダカエデの長さ調整のために切ったはじっこの部分。
こちらもなんなか年輪が細かく詰まっていますね。
山の草とか花とか虫とか-ウリハダカエデ 枝 断面

ウリハダカエデのほうは、すいすいっと皮がむけます。
こちらは今から3月ころまでが皮のはぎやすい時期なのでしょう。
知り合いに、木の皮でいろんな細工をする方があって、その人の言うことには、上質な樹皮を採るのにぴったりな時期はほんの一週間ほどだというようなことです。それも木の種類ごとに違うのだとかなんとか。
山の草とか花とか虫とか-皮をむく
その後に調べてみると、スギの場合には6月あたりの初夏がよいようです。

スギの細めのものを一本、曲げてみました。
スギの枝はしなりがあるものの、割合にかたいものです。
ところが、先日のかんじきの要領で曲げてみると、なんとくるくると曲がって、自分でやっているのにまるで手品のよう!
山の草とか花とか虫とか-スギ わっか

それではちょっとスギのはなしを書きましょう。
これは雪のついていない木の上のほうの枝です。
上に向いて反っていますね。
山の草とか花とか虫とか-スギ 上に向いた枝

こちらは雪が積もった幹のなかほどの枝です。
雪がくっつくと、枝は曲がって下を向きました。
スギは雪がくっついても、ある程度の量がたまると、下に曲がっていて雪を落とします。
山の草とか花とか虫とか-スギ 下を向いた枝

もっと下の枝では、雪に引き伸ばされるようになっていました。
なんというしなやかなことでしょう。
枝は一年に幾度も幾度も、こんなふうに下がって、戻ってを繰り返していることでしょう。
山の草とか花とか虫とか-スギ 垂れた枝

1月に大きなスギの木を見に行った際には、こんなふうになっているスギもありました。
こんなになってしまっても折れないのですね。
山の草とか花とか虫とか-スギのアーチ

こういった様子から、昨年の2月12日「スギの木のはなし」という記事で、スギも雪に対応した木なのではないかと思っていると書きました。(昨年のちょうど今の時期にもスギの木のことを考えていたんですね。われながら毎年同じ行動パターンで呆れてしまいました)

葉を見てみましょう。スギの葉は、どこからが枝でどこからが葉そのものなのかよくわかりません。
鎌のような突起が枝からたくさん出ています。
雪のちょっと残っているのを見てみると、その鎌のようになったものの背の部分にはついていますが枝まではくっついていません。
こんなふうに雪、または氷と接触面がちいさく、枝全体には雪がまとわりつかないのと、上の枝全体が下にしなることで雪が着雪したままになりにくいのでしょう。
山の草とか花とか虫とか-スギの葉

今回改めて図鑑を見てみると、スギCryptomeriaには、太平洋側に分布するスギ(オモテスギ)と、その変種Var.radicansアシウスギ(ウラスギ)というのが書いてありました。
アシウスギ(ウラスギ)の特徴としては、下枝が地面につき発根して独立樹となる性質があると書いてあります。先日に会いに行った大きなスギでも、今は地面から元の枝が離れてしまいましたが、以前にはその枝から発根して子孫のスギになったようすが見られたそうです。
このような特徴は、ヤブツバキの積雪地対応型のユキツバキと似ていますね。
ほかにも、マンサクとマルバマンサク、クロモジとオオバクロモジ、ブナとオオバブナ、ほかにもたくさん雪に対応した植物があります。
うちのスギの林は植林なのでどうなのだろう?とも思ったのですが、戦後あたりには近くの集落にスギの苗木を生産していたところがあったそうなので、おそらくは日本海側のものを使っているのだろうと思います。
林の中の枝がすごくしなっている様子を見れば、いずれにしても雪に対応できる種類の木だ、というのは実感としてあります。

なお、スギは生長が速いらしいのですが、枝をもらいに行ったスギの林は母が小学生のころに植えたものでかれこれ50年ほど経過しているようです。それでも、太さは25~30cmほど。植えてあるところは、沢沿いで水分を好むスギには適した地形になっています。ある程度は間伐したりもしているのにその成長度合だと、うちのスギの場合には育つのが速いとは言えないなあと思いました。秋田のスギの場合には、100年ほど経ってようやく用材として使うというようなことも聞きます。本来のスギの植林というのはそういうゆっくりしたものかもしれませんね。(太平洋側の様子はわかりませんけれど)

なお、そろそろスギ花粉の時期です。
今年はすごく飛ぶと聞くのですが、うちの林の木を見ていると雄花のつき方はさほどではありませんでした。
山の草とか花とか虫とか-スギの花粉

ということで、今日は朝からスギの枝の皮をとり、あれこれ眺めたり曲げたりして過ごしていました。(そんなことをしているとあっという間に時間が経ちますね)
で、曲げた結果。かんじきらしくなって来たなあ、と自画自賛です。ええ、まだまだですが。
面白いのは一番最初に載せた曲がった部分が、曲げてみると割合にまっすぐになるのですね。なんとも不思議なことです。
山の草とか花とか虫とか-スギの枝のかんじき

かんじきの外と内側の材をまとめて縛る材料のスギのテープのようなものは、春先に山の手入れをする際にでも、間伐した丸太の一部から採って作ってみたいと思っています。
一日中スギと一緒に過ごしていたら手やあちこちからスギの香りがしてきました。
なんだか満足、な気分です。