山開きを終えて帰途につきます。
鳥原山の山頂方向。山頂は、見えている山のもひとつ向こうのはずです。
雪、ありますね。
山の草とか花とか虫とか-山頂方向

湿原を抜けておばさまのいる登山口へ向かいました。
ツマトリソウも咲いていました。
山の草とか花とか虫とか-ツマトリソウ

オウレンは奇妙な実をつけています。
山の草とか花とか虫とか-オウレンの実になりかけ

残雪の上に、まだらになにか集まったようなのがありますが、これはブナの新芽の殻と花の落ちたものでした。なんでこんなふうに集まるものでしょうね?
山の草とか花とか虫とか-雪の上のブナの芽のから、花のから

雪の一番多かった箇所。
この向こうに月山が見えるはずなんですが・・・。
山の草とか花とか虫とか-雪

ガスがかかったり、青空が見えたりして柔らかな陽射しになっていました。
ふと見つけたコミヤマカタバミは、脈がピンク色でふんわりとした雰囲気でありました。
山の草とか花とか虫とか-コミヤマカタバミ

ブナの葉の敷かれたような道のたもとにちいさく咲くコミヤマカタバミ。画になりますね。
新しい葉を傘のようにして咲くたいへんに印象的なコミヤマカタバミでした。
山の草とか花とか虫とか-コミヤマカタバミ 初夏の陽射しの中に

この春の記事で何度か出ていていたトネリコの仲間のマルバアオダモがありましたが、こちらはアオダモです。アオダモは葉のふちにぎざぎざがありました。またの名をコバノトネリコというようなことです。
山の草とか花とか虫とか-アオダモ

鳥原山から小朝日岳までの残雪美しくのびやかな鞍部の向こう。大朝日岳の山頂あたりがガスの隙間からちらりちらりと顔を出していました。
こういうのは、ちらちらっと見えるからよいのですね。まるっと見えるのもよいですが、ちょっとだけ見えるほうがありがたいようなこともありますね。
山の草とか花とか虫とか-大朝日山頂がちらり

ツバメオモトのみずみずしい葉、白い花。
山の草とか花とか虫とか-ツバメオモト

田代清水の水場を過ぎて、畑場峰の分岐を右に、
山の草とか花とか虫とか-ブナ林のなか

だんだんと晴れ間の多くなってきた空模様のもと、エゾハルゼミの声を聞きながら緑のトンネルを抜けるように進みました。
山の草とか花とか虫とか-続く緑のトンネル

真夏ですと暑さで少し辛い感じもある樹林帯ですが、今回は雨の後ということもあって涼しく歩くことが出来ました。木々の緑もなかなかのルートで、ついつい載せたい様子が多く・・・もう一回続きます。
さて、鳥原の小屋へ到着しました。
小屋の二階へ登って神社前の広場を見るとたくさんの人たち。
テレビ局のカメラも来ておりました。
いつもは静かなところなのでこれほど人の集まるのは山開きのときの特別な感じがしますね。
山の草とか花とか虫とか-小屋の二階から

こちらが朝日嶽神社。
山の草とか花とか虫とか-朝日嶽神社

小屋から鳥原湿原が見えます。
山の草とか花とか虫とか-湿原が見える

小屋の周りには、ナナカマドが花の時期となっていました。
山の草とか花とか虫とか-ナナカマド

ナナカマドは、公園などにも植えられますね。
葉っぱの色合いもよいですし、秋の紅葉も見事なものです。
花はあまり注目されませんが、甘いよい香りがします。
山の草とか花とか虫とか-ナナカマド 花アップ

こんなお方も来ておりました。
このピンクのうさぎのキャラクタは、山形県内ではちょっと有名なうさぎで、「桃色うさひ」という名です。朝日のうさぎでうさひ、だとかなんとか。
本物は、きぐるみなんですが、この日は分身のこんな大きさのものが来ていました。
連れてきた方が、山開きに来た証拠写真を撮っていました。
山の草とか花とか虫とか-うさひ

山開き神事は11時からはじまりました。
祝詞があげられ、そのあとにまわりの市町村や山岳会の会長さんなどが呼ばれて玉ぐしを捧げたりしました。
朝日連峰の夏山開きは、ここのほかに小国側、以東側でもとりおこなわれています。朝日連峰は広いですからね。ぼくのよく行く朝日連峰は、広い中の一部、というくらいのものなんですね。
山の草とか花とか虫とか-神事の最中

神事のあとは朝日山岳歌を合唱です。
ぼくが子どものころはこの歌を学校などでもことあるごとに歌ったものですが、今の小学生に聞くと知らないそうです。困りましたね。
山の草とか花とか虫とか-朝日山岳歌

今回の山開きのバッジは・・・。
ええと、事務局さんで持ってくるのを忘れたそうで、近くの関係者には後日お届けしますとのことでした。

こちらは、売っていたバッジ。なんとまあ、ぼくは初めて拝見しました。
朝日連峰のバッジになっています。絵柄を見ると、鳥原山から見た大朝日岳下のY字雪渓の様子が描かれておりました。
山の草とか花とか虫とか-バッジ

あとはTシャツ。
こちらもはじめてみました。鳥原山の小屋も避難小屋となっていて、小屋番さん(お隣の山岳会の方だそうです)のいるのは込み合う時期だけであまりお会いしないので、売っているのも知らないでおりました。ついつい欲しくなって、山岳会の先輩からお金を借りて(財布を持ってこなかったんです)買いました。1500円也。
山の草とか花とか虫とか-Tシャツ

ついでに小屋の二階の様子。(洗濯物干し場みたいになってますが)
ちいさな小屋ですが、割合に新しく気持ちよい小屋だなあと思います。
鳥原山にだけ登る、という方は意外に少なくて静かな穴場みたいなところでしょうか。
湿原も近く植物も豊富で、鳥原山(小屋からは20分ほど歩き)からの大朝日岳の展望は素晴らしいのでのんびりしたい方にはよいと思います。
山の草とか花とか虫とか-小屋の二階

お昼ごはんをたっぷり(おにぎりと、ひやむぎと、ラーメンをたべました)を食べて、のんびりのびのびしている間に14:00ごろになってしまいましたが、小屋を出発します。
木道沿いに咲くミツバオウレン。
山の草とか花とか虫とか-木道とミツバオウレン

今回はガスが濃いということで鳥原山の山頂へは行きませんでした。
また今度の楽しみにしましょう。
ということで、帰り道に続きます。
田代清水あたりで9:15ほどの時刻になっていました。
人数が多いとペースは遅くなるものですが、今回はまあまあのようで地図に書いてある時間のとおりくらいでした。
なお、今日は写真にカエルが登場します。カエルの苦手な方はご注意ください。

オオカメノキの白い花。
山の草とか花とか虫とか-オオカメノキ

こちらは目立たないけれどエゾユズリハの花です。
花の上には、新しい葉がぞくっと束になって出ていました。
山の草とか花とか虫とか-エゾユズリハの花

進んでいくと、マンサクの花の咲いたのがあったりして、
山の草とか花とか虫とか-マンサク

そのすぐ上には、雪が残っていました。
記者さんはシャッターチャンスと見たのか、たたたっと駆け上がっていきました。
なかなかの足腰ですね。
山の草とか花とか虫とか-雪の上の記者さん

振り返るとみなさん、雪の上が嬉しそうです。
山の草とか花とか虫とか-残雪

雪の残ったふちのあたりにアズマヒキガエルがぴょんと飛び出ました。
あらまあ、おはようございます。
このあと、こちらに驚いたものか、雪の上のほうへぴょんぴょんと飛んできてしまいました。
雪のうえで体が冷えて動けなくなるとかわいそう(ぼくらに驚いて飛んで出てしまったのでしょうから)なので、雪の上から草むらのほうへ持って戻しました。
山の草とか花とか虫とか-アズマヒキガエル

このあたりで、ちょっとしたアクシデントがありました。
普段山に登りなれない方が足がつってしまったのです。
足を伸ばして、塩分やら水分やらアミノ酸やらを飲ませられて落ち着いてからもちょっと多めに休憩しました。治ったと思っても、つった部分は力を入れるとすぐにまたつったりしますものね。

雪の上を歩くところを通過すると、小屋まではもうすぐです。
普段山登りしないかたの言うことには、山登りする人の「もうすぐ」は、なかなか遠い、というようなことでした・・・。たしかに、身に覚えがないわけではありません。
登りが辛そうにしていると、励ます気持ちで「ほらほら、もうすぐだよ」と言いますものね。
道沿いにはイワカガミが咲いていました。
山の草とか花とか虫とか-イワカガミ

木々はだんだんちいさくなってきました。
おお、これならほんとにもうすぐです。
山の草とか花とか虫とか-木々がちいさくなってきた

ちいさな木のひとつはアカミノイヌツゲでした。
古い葉が黄色に茶色になっており、ちょっとだけカラフルです。
山の草とか花とか虫とか-アカミノイヌツゲの葉

ミツバオウレンも見え始めました。
山の草とか花とか虫とか-ミツバオウレン

道はやがて平らになり、鳥原湿原へ至りました。
山の草とか花とか虫とか-鳥原湿原

湿原につくと、小屋はちょっとそこ。
ミツガシワが咲き、モリアオガエルの卵が池塘のふちに生まれていました。
そんな様子を見ていると、新聞記者さんは小屋で早く取材をしたいのか早足で先に行きました。
新聞記者さんって体力がないと続けられなさそうですね。
山の草とか花とか虫とか-木道を急ぐ記者さん

湿原の中を続く木道を進んでいくと、鳥原小屋の手前の雪のところで子どもたちが季節はずれの雪合戦をしていました。
山の草とか花とか虫とか-雪遊びしてる

雪の上を過ぎ、左のこんもりしたちいさな丘の上に鳥原小屋があります。
小屋着は10時30分ごろとなりました。
山の草とか花とか虫とか-鳥原小屋手前

小屋には、近くの山岳会のみなさんや関係者のみなさんがすでに着いておりました。
会の会長や大朝日岳の小屋番さん、ほかの先輩たち。また、ブログでお付き合いのあるハチマキ先生、地下足袋あんちゃさんらの姿もありました。
11時からは山開きの神事となりました。

※なお、大朝日の小屋番さんより、古寺から大朝日へのルートの途中、銀玉水付近の残雪に雪の穴が大きく開いており落ちると危険な状況であるとの連絡がありました。
ピンクテープは張ってあるとのことですが、ガスが濃いと見えない場合もあります。6月中くらいに通られる予定のかたはお気をつけください。