昨日載せたテングノコヅチと書いたものよりも、こちらのほうがテングノコズチでわかりよいかもしれません。
まわりのものに巻きつかないつるの先っちょに花が咲くんだそうです。
ツルリンドウとどのくらいに違うのか、そんなところが気になります。
山の草とか花とか虫とか-テングノコヅチ

真っ白だった周囲は、時折そのなかから山の姿を見せてくれるようになってまいりました。
山の草とか花とか虫とか-ちょっと晴れ間が

古寺山の山頂近くにはヒメサユリの実が。
山の草とか花とか虫とか-ヒメサユリの実

古寺山山頂。9時20分ほどの時間となっていました。こないだ一人でふらりと歩いた際のおおよそ倍のペースになっております。
ここで標高1500mほどです。
このルートは、古寺鉱泉からここまでは樹林帯、ここから先はまわりの木が小さく見晴らしのよい歩きになります。
向こうに見えているのは小朝日岳です。
山の草とか花とか虫とか-古寺山山頂

ナナカマドは実を赤くしておりました。
山の草とか花とか虫とか-ナナカマドの赤い実

古寺山山頂で休憩の後に小朝日岳へ向かいました。
山の尾根の南側だけに雲があります。
山の草とか花とか虫とか-左だけにガスのかかる小朝日

開けた日当たりのよい道を行くと、明るい色合いの葉のヒトツバヨモギ。
山の草とか花とか虫とか-ヒトツバヨモギ

小朝日と古寺山の鞍部の一番低いあたり。
このときにすぐ前を歩くかたは、近くの山岳会の方なんですが、つい先日までパキスタンからK2に挑戦していたようなことです。(二度目の挑戦と記憶しております)
今回も残念ながら登頂には至らなかったようです。
山の草とか花とか虫とか-ガスの稜線へ向かう

植物の専門家に教えてもらったヤハズハンノキ。
以前から、ヤハズハンノキかな?と思ってはいましたが、やはりそうでしたか。
ハンノキの仲間などは意外にややこしい感じがしており、自信がありませんでした。
山の草とか花とか虫とか-ヤハズハンノキ

小朝日岳の登りと、巻き道の分岐。
小朝日への登り降りはちょっとたいへんなので、足が疲れてきたかた2名と案内役のおとなりの山岳会の方は巻き道へ。
山の草とか花とか虫とか-小朝日岳へ

小朝日岳に登りきってから、大朝日方向へ小朝日岳を下っていきます。
向こうに見える尾根は、熊越えから大朝日へ向かう箇所。
山の草とか花とか虫とか-小朝日岳を下る

小朝日岳からは、大朝日の東の沢に残る雪渓も見えました。
山の草とか花とか虫とか-大朝日方向の雪渓

このあと、下って登ってみそパンを食べます。
さて、こないだの土日のことです。
西朝日岳に咲くトウヒレンの仲間のミヤマキタアザミの調査に東京の大きな博物館からお客様がありました。
今年の春あたりから、地元のちいさな博物館の学芸員さんに、こういった調査があるので、その際は一緒に山へどうですか?とお誘いをいただいておりました。
どうも、遠くへ調査に行く際などに、その地元の博物館などに声がけして一緒に行ったりするようなのです。いろんな業界のやり方があるものですね。
今回は、専門家の方と、そちらの博物館の調査事業へ一般参加している植物の愛好家のみなさんがやってくることになっており、植物の愛好家のみなさんの中には、あまり山が達者でない方もあり、ぼくはそういった方が荷物が重くなったりしたら持ってあげたり、共同装備の鍋やガス器具などを背負っていくお手伝いでありました。でも、なにせかなり詳しい専門家の方がいらっしゃるので一緒に歩いたらかなり楽しかろうと、そういうことです。

ということで、古寺鉱泉に朝の5時に集合でありました。
ちょっと眠いし、周囲はまだ暗いです。
山の草とか花とか虫とか-古寺鉱泉へ

のんびり登って一服清水へ。
山の草とか花とか虫とか-一服清水

しっとりしたブナの森です。この日ももやが濃くかかっておりました。
今年は、なんでしょうね。ぼくが山に行くとあまり天候がすぐれない日が多くあります。
いらっしゃった方は、全国各地の方があり、ブナの深い森はあまり見たことがないのかしきりに、良いね、良いね、と言っておられました。
山の草とか花とか虫とか-ブナ しっとり

アキノキリンソウ。
植物観察会のような感じで、まわりを観察しながら登っていきます。
山の草とか花とか虫とか-アキノキリンソウ

古寺山へ登る途中のアケボノシュスラン。
ぼくは気が付いていませんでしたが、専門家の方に教えてもらうと割合あちこちに咲いているものなんですね。
山の草とか花とか虫とか-アケボノシュスラン

これはクロヅルというもののようです。実になっておりますね。
これがあるのは以前からぼくも気が付いていましたが、まだ名前を知りませんでした。
一般参加者のみなさんは、石の専門、キノコの専門、あれこれマニアックな方が多くいました。
ぼくなどは浅学なものですから、ふえ~、そうかあ。と興味深く聞きながら歩いておりました。
山の草とか花とか虫とか-クロヅル

三沢清水で休憩し、またのんびりと登っていきます。
エゾオヤマリンドウだそうです。オヤマリンドウであるのは知っていましたが、エゾと付くのですね。
オヤマリンドウとどのように違うのかわかりませんでした。
山の草とか花とか虫とか-エゾノオヤマリンドウ

これはわかる!ツルリンドウであります。
と思ったらば、ツルリンドウのつるが巻かないで地面を横にのびるタイプをテングノコヅチと呼ぶようです。(テングノコヅチでは図鑑に載っていませんでした)
山の草とか花とか虫とか-ツルリンドウ テングノコヅチ

周りの木々が小さくなるころにあったミズキの実。
山の草とか花とか虫とか-ミズキの実

しかし、気温は涼しいのに登ると汗がでてきます。
古寺山への長い登りを登りきると、平らなところへ出て、古寺山へはもうちょっと。
山の草とか花とか虫とか-古寺山の肩へ

ちいさい花ですが、花数の多い野菊のゴマナ。
山の草とか花とか虫とか-ゴマナ

アジサイのような花のノリウツギ。
山の草とか花とか虫とか-ノリウツギ

いやはや、観察する草花がたくさんあるものです。
いつもよりだいぶのんびりと登っていきました。
さて、カレーも食べたし下山しましょう、と。
頂上付近は相変わらず真っ白で、風が強くなってきました。ちょっと荒れ気味です(冬の吹雪に比べたらそよ風ですが)。
下り始めは14時30分近くになっていました。

ネバリノギランは実に。
山の草とか花とか虫とか-ネバリノギランの穂

ハクサンイチゲは盛りは過ぎたようですが、ちらほらと見られました。
山の草とか花とか虫とか-ハクサンイチゲの残り

こんな時期にスミレ?と思いましたが一輪だけ咲いていました。
咲いている状況、葉の形、葉の毛からするとキバナノコマノツメのようです。
う~ん、そうなのかな?唇弁(花びらの下の部分)がなんだか波打っています。
とにかくタカネスミレではないようでした。
山の草とか花とか虫とか-キバナノコマノツメっぽい

真っ白な中、雨が落ちてきて、みんなレインウェアを着ることにしました。
足元も濡れてきて、慎重に下っております。
山の草とか花とか虫とか-雨になってきた

ヒナウスユキソウのまだ新鮮さのある株がありました。
ほかのものは、花の茎は茶色の棒のようになっておりましたから。
山の草とか花とか虫とか-ヒナウスユキソウ

牛首を再び通過し、残雪近くのところには、イワカガミも残って咲いておりました。
山の草とか花とか虫とか-イワカガミもあった

雨はだんだん弱くなってきました。時折、さっと景色が見えてきます。ドラマティックですな。
木道は濡れると滑って転びやすいので、ここも慎重に進みます。
(足元ばかり見ていたら、分岐を見逃してすこし進み、気が付いて引き返しました)
山の草とか花とか虫とか-濡れた木道

また景色は真っ白になり、そのなかにニッコウキスゲが幻想的に見えます。
山の草とか花とか虫とか-ガスの中のニッコウキスゲ

周りの木々はだんだん高くなりつつあるころのアザミ。
葉の様子などからすると、これはナンブタカネアザミっぽいです。
山の草とか花とか虫とか-ナンブタカネアザミっぽい

登りに飲んだ雄宝水のもうちょっと山頂側にもう一箇所水場がありました。(載せ忘れていた)
Gassan水、ブナのしずく、と書いてあります。
山の草とか花とか虫とか-月山水

陽射しが出てきました。ふもとはずっと晴れていたのでしょうか。
日は傾き、ナナカマドの葉が陽射しに透けております。
山の草とか花とか虫とか-ナナカマドの葉

ブナの葉っぱ。
月山でもブナハムシが昨年まで3年間ほど大発生していましたが、今年は落ち着いたようです。今年は久しぶりにブナの黄色の紅葉も見られるかもしれません。
山の草とか花とか虫とか-ハムシの居ないブナの葉

駐車場に到着すると、う~む。晴れていますね。
でも、駐車場はガラガラでした。時刻は16時40分を過ぎていました。
山の草とか花とか虫とか-晴れました

この後、みんなで一緒にソフトクリームと、夕食にラーメンを食べに行きました。
ぼくは普段はあまり外食はしませんので、こんな機会に一気にいくつも外食した感じになりました。なんとなくね、こういった感じが観光っぽい山登りなのかなあ、と。
特に今年は、チェンソや草刈り機に背負子を背負って山に行く割合が多く、日帰りでわいわい登るというのがありませんでしたからなんだか新鮮な感じがしました。こういうのもたまによいものですね。