さて、古寺渓谷に行ったときへおはなしは戻ります。
帰り道にもあちこち写真を撮っていました。
ぼくが撮るのは草や虫の写真が多いので、風景だけ撮るというのがあまりありません。
風景を撮るとなると、どうしてよいのかわからなくなるときがあります。
たとえば、川を撮ってみました。
まずは、川の陽のあたっているところで露出をあわせ、周りの木々は暗めにしてみました。

おなじところでも、こちらは明るめに。
これでだいぶ印象が違うなあという感じがします。

ちょっと横に移動して、今度は木々の枝の向こうに川が見えるような感じに。
う~ん、どうなんだろう。

または、ちょっと望遠にして川を大きめに。
うん、どうにもしまらない感じが・・・。

ちょっとだけ上流に移動して、川の上流のほうの浅めになっているところを川幅があるようにしてみました。

そして、おなじところから今度は川の面積が大きい感じに。

こんなことを試してみていると、だんだんとなんだかわからなくなってきました。
それでも、おなじところの写真でも、ちょっと違う撮りかたをするとだいぶ違うなと実感がありました。
さて、先日にコメントをいただいたことから、ちょっと追加して載せたいと思います。
スミレサイシンを載せたのですが、スミレサイシンの名の由来は、ウスバサイシンという草と葉が似ているから、と。
ウスバサイシンも、この渓谷沿いにたくさんあります。
これは昨年の5月23日「オオバキスミレとスミレサイシン 新緑過ぎつつある古寺渓谷へ2」にも載せていました。昨年の5月には、まだこのブログのデータの容量に不安があったので写真がちいさめでした。
まず、これは今年に撮っていたウスバサイシンの花です。
ウスバサイシンはウマノスズクサというものの仲間で、ほんとに奇妙な花をつけます。
なんだか、つぼのようです。
これはにおいもちょっと変わっていて、花というとハチやチョウがくるものだというイメージがありますが、これには聞いたところによるとナメクジやそのような地を這うものたちが訪れるとかなんとか。葉っぱの茎の根元に目立たなく咲いております。

こちらは昨年の写真から。横から見るとほんとに奇妙なつぼのようです。

そして、葉っぱはというと、このような形で確かにウスバサイシンにそっくりです。
葉の茎の付け根のあたりに穴の開くようになっているのと葉脈の様子が違って見えます。

ウスバサイシンは、なんでもヒメギフチョウの食草で、うちの近くにも生えているので、カタクリとあわせてヒメギフチョウが飛んでいても不思議ではないなと思っているのですが、残念ながらまだお目にかかれておりません。
次に、「花が隠れるように咲く理由があるのでしょうか?」とのことがありました。
う~ん、どうなのでしょう?
とりあえず思いついたのは、2011年5月2日「雨の日に花たちは ワサビ キバナノアマナ アズマイチゲ」のことでした。
暗くなると花を閉じたりする草はたくさんあります。これは、花粉を雨にぬらしてしまったり、夜露に湿気させてしまわないようにかな?なんて思っていました。
それで思い出したのは、この木の花でした。

上の写真は、今回の古寺渓谷で撮っていましたが、4月29日「いろいろなサクラ」で行った先で、この木の花と開きかけの葉の様子を撮っていました。
これはカエデの仲間のうち、ハウチワカエデかなと思うのですが、これの面白いのはあずき色のシックな色合いの花に、葉っぱがまるきり傘のようになっているところでした。

斜め前から見てみると、ほんとにね。
枝の先から葉っぱは二枚出て、開ききらないうちには和傘のようになっていました。
そしておなじ枝の先から花の茎がちょこんと伸びて傘の下に入っております。

下から仰ぎ見ると、こんなふう。
う~ん、これなら雨に濡れにくいのではないかなあ。

草や花を眺める面白さに、「なんでこんなふうなんだ?」とあれこれ考えるということがありますね。
たまには本に答えらしきことが書いてあることもありますが、草たちには「どうして?」と聞いても返事はなかなか返ってきません。
今回のこの葉っぱと花の様子を見てみると、いやあ~、これはやっぱり傘でしょう。と思い眺めるのでした。(これは、ぼくがそうかしら?と思っているだけなので、そうなのだかどうなのだかは木に聞かないとわかりません)
Plant×50
ウスバサイシン、ハウチワカエデ・・・2種×50=100円
5月1日から累計2,450円
2012年4月:1,450円
2011年9月~2012年3月:16,700円
2011年4~8月:18,150円
帰り道にもあちこち写真を撮っていました。
ぼくが撮るのは草や虫の写真が多いので、風景だけ撮るというのがあまりありません。
風景を撮るとなると、どうしてよいのかわからなくなるときがあります。
たとえば、川を撮ってみました。
まずは、川の陽のあたっているところで露出をあわせ、周りの木々は暗めにしてみました。

おなじところでも、こちらは明るめに。
これでだいぶ印象が違うなあという感じがします。

ちょっと横に移動して、今度は木々の枝の向こうに川が見えるような感じに。
う~ん、どうなんだろう。

または、ちょっと望遠にして川を大きめに。
うん、どうにもしまらない感じが・・・。

ちょっとだけ上流に移動して、川の上流のほうの浅めになっているところを川幅があるようにしてみました。

そして、おなじところから今度は川の面積が大きい感じに。

こんなことを試してみていると、だんだんとなんだかわからなくなってきました。
それでも、おなじところの写真でも、ちょっと違う撮りかたをするとだいぶ違うなと実感がありました。
さて、先日にコメントをいただいたことから、ちょっと追加して載せたいと思います。
スミレサイシンを載せたのですが、スミレサイシンの名の由来は、ウスバサイシンという草と葉が似ているから、と。
ウスバサイシンも、この渓谷沿いにたくさんあります。
これは昨年の5月23日「オオバキスミレとスミレサイシン 新緑過ぎつつある古寺渓谷へ2」にも載せていました。昨年の5月には、まだこのブログのデータの容量に不安があったので写真がちいさめでした。
まず、これは今年に撮っていたウスバサイシンの花です。
ウスバサイシンはウマノスズクサというものの仲間で、ほんとに奇妙な花をつけます。
なんだか、つぼのようです。
これはにおいもちょっと変わっていて、花というとハチやチョウがくるものだというイメージがありますが、これには聞いたところによるとナメクジやそのような地を這うものたちが訪れるとかなんとか。葉っぱの茎の根元に目立たなく咲いております。

こちらは昨年の写真から。横から見るとほんとに奇妙なつぼのようです。

そして、葉っぱはというと、このような形で確かにウスバサイシンにそっくりです。
葉の茎の付け根のあたりに穴の開くようになっているのと葉脈の様子が違って見えます。

ウスバサイシンは、なんでもヒメギフチョウの食草で、うちの近くにも生えているので、カタクリとあわせてヒメギフチョウが飛んでいても不思議ではないなと思っているのですが、残念ながらまだお目にかかれておりません。
次に、「花が隠れるように咲く理由があるのでしょうか?」とのことがありました。
う~ん、どうなのでしょう?
とりあえず思いついたのは、2011年5月2日「雨の日に花たちは ワサビ キバナノアマナ アズマイチゲ」のことでした。
暗くなると花を閉じたりする草はたくさんあります。これは、花粉を雨にぬらしてしまったり、夜露に湿気させてしまわないようにかな?なんて思っていました。
それで思い出したのは、この木の花でした。

上の写真は、今回の古寺渓谷で撮っていましたが、4月29日「いろいろなサクラ」で行った先で、この木の花と開きかけの葉の様子を撮っていました。
これはカエデの仲間のうち、ハウチワカエデかなと思うのですが、これの面白いのはあずき色のシックな色合いの花に、葉っぱがまるきり傘のようになっているところでした。

斜め前から見てみると、ほんとにね。
枝の先から葉っぱは二枚出て、開ききらないうちには和傘のようになっていました。
そしておなじ枝の先から花の茎がちょこんと伸びて傘の下に入っております。

下から仰ぎ見ると、こんなふう。
う~ん、これなら雨に濡れにくいのではないかなあ。

草や花を眺める面白さに、「なんでこんなふうなんだ?」とあれこれ考えるということがありますね。
たまには本に答えらしきことが書いてあることもありますが、草たちには「どうして?」と聞いても返事はなかなか返ってきません。
今回のこの葉っぱと花の様子を見てみると、いやあ~、これはやっぱり傘でしょう。と思い眺めるのでした。(これは、ぼくがそうかしら?と思っているだけなので、そうなのだかどうなのだかは木に聞かないとわかりません)
Plant×50
ウスバサイシン、ハウチワカエデ・・・2種×50=100円
5月1日から累計2,450円
2012年4月:1,450円
2011年9月~2012年3月:16,700円
2011年4~8月:18,150円