新緑過ぎつつある古寺渓谷へ2 の続きです。※一番下にお知らせあり
今日はスミレ2種を。
日本海側の多雪地に多いという2種。スミレサイシンとオオバキスミレ。
スミレサイシンは、大きな葉っぱの濃い紫色のスミレです。
自宅の周囲にも咲いているのだけど、ほかの花に夢中になっている間に花期が過ぎていました。
(と思ったら、昨日行った堰にたくさん咲いていた)
この日は雨の後だったので濡れていました。
花は2cm~3cmくらいだろうか?
葉とおなじく花も大きめで見栄えがします。

葉と違う茎に花が付くので、葉の高さに花が追い越されることがある。
ちょうど雨宿りしているみたいな花があった。
大きな葉っぱが雨傘みたい。

このスミレの根っこは山菜として食することがあると山渓の「日本のスミレ」に書いてある。
とろろみたいにして食べるんだって。
う~ん、この花を見ると綺麗でもったいない気がしてくる。
ぼくがこのスミレおもしろいなって思うのは、葉っぱの展開の様子。
ブナの葉の敷き詰められた斜面から出てきた葉っぱは、両脇がくるくると巻いてある状態から開いていく。

スミレサイシンの名の由来は、ウマノスズクサ科のウスバサイシンと葉が似ているから。
と聞いたので、一緒に撮ってみました。
ううむ、これは似てるのか?
スミレサイシンは、葉脈のでこぼこが大きい感じで、ウスバサイシンはのっぺりした感じ。
かたちも、ウスバサイシンは葉のつけねの部分がまるく空くような形でありました。
どっちも、大きいものはぼくの手のひらの指を含まぬ掌(たなごころ)くらいまで大きくなる。

スミレサイシンは遊歩道の下流側からずっとあるのだけど、オオバキスミレは遊歩道の中ごろまで行かないとない。
ちょうど咲いているかなあ?時期が過ぎてはいないか、と心配だったから始めの一株はとても嬉しかった。
雨のあとで、夕方だったからかしっかり開いていないけど十分だぁ。
こちらは、葉の茎の先に花が付く。
いやあ、黄色い!(なんのこっちゃ)

横から。
スミレの仲間の特徴でもある距(花弁のうしろのふくろみたいなところ)はとてもちいさい。

正面から。
あとで写真を見て気がついたのだけど、いつもはスミレを撮る時には、めしべの先っちょがわかるように撮るのだけど、大変うかれていた所為か・・・。ピントが合っているのがなかった。無念。

スミレサイシンはぽつぽつと咲いていることが多いけど、オオバキスミレは群生することが多いようである。
斜面に何箇所も群生していた。
・・・どこにピントをあわせて良いかわからん。

ぼくはスミレサイシンとウスバサイシンよりも、スミレサイシンとオオバキスミレの葉のほうが似ている気がするなあ。
さあて、この写真にはスミレサイシンとオオバキスミレの葉が二つとも写っている。
違いがわかります?

オオバキスミレの花の下の葉がオオバキスミレの葉(あたりまえか)
その左となりに、ある葉の下に紫色が見える。こちらがスミレサイシンですね。
葉脈の走り方が違うのと、シルエットが違いますね。(オオバキスミレは葉の変異が大きいらしいので、これは一例ですね)
こないだ届いた資料で、月山付近のオオバキスミレとオオバキスミレの品種であるミヤマキスミレの身体測定(葉の特徴を個体群ごとに調査したらしい)では、この個体群の何パーセントはミヤマキスミレの特徴、何パーセントではオオバキスミレ、とか細かく載っていた。
「オオバキスミレの仲間は形態の変化が激しく」・・・とも。
地道に調査している人がいるのだなあ。すごい。
この2種は、どちらも斜面が好き。
ゼンマイの採れるような雪で斜面の植生がリセットされるような場所に咲く。
雪とともにある花でござることよ。
なーんて思ってたら、道の途中に雪・・・。
この手前にも遊歩道上に雪があってなんとか進んだけどこれでは進めぬ。
今の時期まで残っている雪は、山の上の雪渓と同様に固く締まっているから、登山靴や長靴では滑って危険。
雪解け時のざくざくして長靴でも歩ける雪とは違うから注意ですね。

明日は・・・ここで見つけた虫を。
Plant×50
スミレサイシン、オオバキスミレ、ウスバサイシン・・・3種×50=150円
5月1日から累計2,650円 4月度:3,050円
=お知らせ=
5月27日現在に更新しました
昨日書けば良かったのだけど、現在遊歩道が、倒木と路肩の崩落、斜面からの落石の箇所が多く危険でした。行こうかなあ?というかたはご注意を。
もう少し経って、雪が溶け終わるころには遊歩道の整備が行われることと思います。
また、この近くの大頭森山は柳川から行く場合は、大頭森トンネルからの分岐しているルートは路肩崩落のため通行できません。
大井沢方面から古寺に進んだところからどうぞ。
今年は、多量の積雪の所為か、地震の所為か、がけ崩れ箇所が多くなっていますので、行き先の道路状況をよく確認してくださいね。
=お知らせは状況が変わったら直します=
今日はスミレ2種を。
日本海側の多雪地に多いという2種。スミレサイシンとオオバキスミレ。
スミレサイシンは、大きな葉っぱの濃い紫色のスミレです。
自宅の周囲にも咲いているのだけど、ほかの花に夢中になっている間に花期が過ぎていました。
(と思ったら、昨日行った堰にたくさん咲いていた)
この日は雨の後だったので濡れていました。
花は2cm~3cmくらいだろうか?
葉とおなじく花も大きめで見栄えがします。

葉と違う茎に花が付くので、葉の高さに花が追い越されることがある。
ちょうど雨宿りしているみたいな花があった。
大きな葉っぱが雨傘みたい。

このスミレの根っこは山菜として食することがあると山渓の「日本のスミレ」に書いてある。
とろろみたいにして食べるんだって。
う~ん、この花を見ると綺麗でもったいない気がしてくる。
ぼくがこのスミレおもしろいなって思うのは、葉っぱの展開の様子。
ブナの葉の敷き詰められた斜面から出てきた葉っぱは、両脇がくるくると巻いてある状態から開いていく。

スミレサイシンの名の由来は、ウマノスズクサ科のウスバサイシンと葉が似ているから。
と聞いたので、一緒に撮ってみました。
ううむ、これは似てるのか?
スミレサイシンは、葉脈のでこぼこが大きい感じで、ウスバサイシンはのっぺりした感じ。
かたちも、ウスバサイシンは葉のつけねの部分がまるく空くような形でありました。
どっちも、大きいものはぼくの手のひらの指を含まぬ掌(たなごころ)くらいまで大きくなる。

スミレサイシンは遊歩道の下流側からずっとあるのだけど、オオバキスミレは遊歩道の中ごろまで行かないとない。
ちょうど咲いているかなあ?時期が過ぎてはいないか、と心配だったから始めの一株はとても嬉しかった。
雨のあとで、夕方だったからかしっかり開いていないけど十分だぁ。
こちらは、葉の茎の先に花が付く。
いやあ、黄色い!(なんのこっちゃ)

横から。
スミレの仲間の特徴でもある距(花弁のうしろのふくろみたいなところ)はとてもちいさい。

正面から。
あとで写真を見て気がついたのだけど、いつもはスミレを撮る時には、めしべの先っちょがわかるように撮るのだけど、大変うかれていた所為か・・・。ピントが合っているのがなかった。無念。

スミレサイシンはぽつぽつと咲いていることが多いけど、オオバキスミレは群生することが多いようである。
斜面に何箇所も群生していた。
・・・どこにピントをあわせて良いかわからん。

ぼくはスミレサイシンとウスバサイシンよりも、スミレサイシンとオオバキスミレの葉のほうが似ている気がするなあ。
さあて、この写真にはスミレサイシンとオオバキスミレの葉が二つとも写っている。
違いがわかります?

オオバキスミレの花の下の葉がオオバキスミレの葉(あたりまえか)
その左となりに、ある葉の下に紫色が見える。こちらがスミレサイシンですね。
葉脈の走り方が違うのと、シルエットが違いますね。(オオバキスミレは葉の変異が大きいらしいので、これは一例ですね)
こないだ届いた資料で、月山付近のオオバキスミレとオオバキスミレの品種であるミヤマキスミレの身体測定(葉の特徴を個体群ごとに調査したらしい)では、この個体群の何パーセントはミヤマキスミレの特徴、何パーセントではオオバキスミレ、とか細かく載っていた。
「オオバキスミレの仲間は形態の変化が激しく」・・・とも。
地道に調査している人がいるのだなあ。すごい。
この2種は、どちらも斜面が好き。
ゼンマイの採れるような雪で斜面の植生がリセットされるような場所に咲く。
雪とともにある花でござることよ。
なーんて思ってたら、道の途中に雪・・・。
この手前にも遊歩道上に雪があってなんとか進んだけどこれでは進めぬ。
今の時期まで残っている雪は、山の上の雪渓と同様に固く締まっているから、登山靴や長靴では滑って危険。
雪解け時のざくざくして長靴でも歩ける雪とは違うから注意ですね。

明日は・・・ここで見つけた虫を。
Plant×50
スミレサイシン、オオバキスミレ、ウスバサイシン・・・3種×50=150円
5月1日から累計2,650円 4月度:3,050円
=お知らせ=
5月27日現在に更新しました
昨日書けば良かったのだけど、現在遊歩道が、倒木と路肩の崩落、斜面からの落石の箇所が多く危険でした。行こうかなあ?というかたはご注意を。
もう少し経って、雪が溶け終わるころには遊歩道の整備が行われることと思います。
また、この近くの大頭森山は柳川から行く場合は、大頭森トンネルからの分岐しているルートは路肩崩落のため通行できません。
大井沢方面から古寺に進んだところからどうぞ。
今年は、多量の積雪の所為か、地震の所為か、がけ崩れ箇所が多くなっていますので、行き先の道路状況をよく確認してくださいね。
=お知らせは状況が変わったら直します=